私はお客様の前ではどこまでいっても、目の前の肌のことだけを思う、いちエステティシャンでいたい。
しかしながら、今月の家賃にスタッフの給料、支払い、返済…返済…(泣)
又は、売上やノルマを課されているエステティシャンは、そこがなかなか難しい。
経営をしている以上、利益がなければ何も出来ない。
言うまでもないが、経営がうまくいかない=大切なお客様の通う場所を失くしてしまうことになる。
とは言っても、お客様に入らせていただく時に、いちいち給料や返済など、こちら側のお金の事情のことは絶対に考えたくない。
自分が客の立場でも、私の肌のためではなく、売上のために勧められるほど残念なことはない。
今月あといくら足りないから、これだけ売上を上げなくちゃならない、なーんて考えながらお客様に入る…
いちばんやってはいけないマインドだ。
売り込もうと思わなくても、こちら側の無意識の売込みセンサーをお客様は察知してしまうだろう。
では、どうしたらお客様に入る時は、お客様のことだけを考えられるようになるのだろう。
経営者脳と、エステティシャン脳を分ける 一人、2役。女優になろう ⁈
①経営者脳
お客様のことは忘れて、経営(=お金)のことに集中し、継続的な売上をつくる仕組みをつくる。
(メニュー開発、顧客管理システム、キャンペーン企画、店内ディスプレイなどなど)
②エステティシャン脳
お客様に入る時はお金のことは一切考えないクリーンな気持ちで向き合う。
↓ ↓ ↓
エステティシャン本来の使命である
目の前のお肌を健康に導くために必要なこと
をひたすら考え、行動する。
お客様の前でエステティシャン脳だけを発揮するために。
①月に一度 会議枠をとる
具体的には、売上を上げて仕組みを作るための作戦会議を、予約枠の中から確保する。
予約が空いたらではなく、一年分、予約枠から先にブロックして、毎月、毎月、徹底的に数字と向き合う。
時間にして丸一日+3時間。+α。
ひとりオーナーだとしても「ひとり作戦会議の日」を確保する。
この一ヶ月間、どこにむかってどんな成果を上げたのか、数字でしっかり振り返る。
②経営の相談相手、エステティックコンサルタントを活用する。
一定期間、必要に応じて経営の相談が出来る相手にお願いをする。
※今はSNSのお陰で信頼できそうなコンサルタントを探せる時代〜ありがたいですね〜
🔸🔸🔸
お客様の前では根っからの職人気質のエステティシャンでありたい。
お客様の信頼を失いたくない。
だから女優のように、全く立場の違う人間になったつもりで頭と身体を使い分ける。
経営者脳の時に、しっかりすみずみまでお金のことを考える習慣をつけることで、お客様に入る時は売上のことは考えない。
目の前の肌の健康だけを考えた提案ができるようになります(^^)
いたってシンプルな発想です。


