
夜になると、あの泉に
居ることが多くなった
姉は規則正しい人で
夜は元々…弱い
双子でも全く逆だった
この湖の漂う匂い
水に映る星を
幾つか眺めながら
母、会いたい
母、
会いたい…と
姉の心の叫びのようで
頭から離れなかった
“会いたい…”
そう思うような人…
今まで居なかった
どの星か、わからないけど
小さな人が
“お母さん”って呼んでる
母のことかな…?
子供って人かな…?
あっ!!かつがれてる(・_・;)
小さいから軽いんだ♪
顔が七変化に変わって
面白いな…(*^o^*)p
(`皿´#)(TT_TT)(*≧ω≦)
( ̄・・ ̄)(* ̄・ ̄*)
知らず知らずに
顔真似をしていた( ̄∀ ̄)!
子供って面白くて
可愛いなぁ~

もっともっと小さな子

アレが、赤ちゃんかな…

小さいなぁ

何の樹に生るのかな…
お母さんに、くっ付いて
あったかそうな
柔らかそうな…
私のお母さんも
あんな人かな…
こんな感じの人かな…
お母さん…
その響きが懐かしかった

フッと…
寂しいような
子供の無邪気な笑顔が
可愛い過ぎて
眩しすぎて…
こみ上げて来る
虚しさが…
異様に胸が詰まる
お母さん…
ママ…
“羨ましい”
自分が味わったことのない
母の胸に抱っこ…
“甘えてみたい”
あの優しそうな胸に
包み込まれる感触を
羊水の中で揺られていた
ゆりかごのように…
刹那に耽る
母を思ふ静夜
身を2つに分裂
人は母の中から
生まれ来る(出産)ことを
知ったのは
その後だった…

何度も何度も
心の中で
呼んでみた
見たこともない
母を…
“家族”
続く…
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