「Z -ツェット- 完全版」刊行記念サイン会 レポート
「エロイカより愛をこめて」35周年記念出版企画となる「Z -ツェット- 完全版」。
その刊行を記念して、東京「丸の内オアゾ」の丸善本店にて、青池保子先生のサイン会が開かれました。
「エロイカ35周年記念」と、「Z -ツェット- 完全版」自体の刊行記念という、記念2なイベントです。
当日は30分前に大井町駅に到着したものの、財布に現金が足りないことに気づき、これでは本そのものを購入できない!と、銀行を見つけてお金をおろし、トイレを済ませ、実は初めて行くオアゾの丸善を探してうろうろしていたら、20分前に。
サービスカウンターで予約していた名前を伝え、「Z 完全版」を購入し、ピンクの整理券を受け取り、列の最後尾へ並んだときには、すでに5-60人ほどの列ができていました。
ファンたち
並んでいるファンの層をざっとみたところ、若くて30代、40代~50代といった雰囲気でした。
1-2割程度でしょうか、男性もちらほら見かけました。奥様とご一緒で"夫婦でファン"のような感じの方や、男性1人(エライ! ←?)の方も。女性はお友達連れの方もいましたが、1人の方が多かったですね。
開始までの間、それぞれの思いで、「Z 完全版」や持参の書籍を読んでいたり、ケータイをいじっていたり、何もせずにしていたり。
3年前の2008年、青池氏の故郷 下関で行われたサイン会
で集まったファン層と比べると、年齢層はほぼ同じだとは思われますが、今回はぐっと落ち着いた雰囲気。
下関の「少女マンガ3人展」のサイン会は120名限定でしたが、今回は先着100名。ブログ等を拝見すると、整理券を入手できなかった方もいるようです。
開始時間近くなると、列も長く伸び、ざっと見たところ、100名以上はいるような印象でした。
サイン会スタート
※通常の本屋で行われていたこと、周囲に何人もの係員さんがいたこと、「撮影禁止」の断り書きがあったことから、写真は撮影できませんでしたので、文章のみになります。
14時5分ほどになり、エレベーターより青池先生ご登場。拍手で迎えて下さいとのアナウンス。
あー遠くて見えません!まあ、いいや。
スタートしても並んでいる側としては何も変わらず、ただ列が少しずつ前に進んで動き出す。
開始して20分はとうに過ぎたころ、前の方の様子が見える程度にサイン場まで近づきました。
するとみなさん、
先生に
嬉々と 長々と 会話をしている
何かを渡している
握手して終わってる
大人だからTPOをわきまえて待機していたのですね。
サインをもらい、一礼して会話せずにさっと去って行った男性1人のあの方、
内心は嬉しくてホクホクに違いないのだ ……
私の番になり、整理券を係の人に渡し、先生にお名前を書いていただく。
最近は、SNSで「かおりさん」と、下の名前のみで呼ばれることが多くなったため、
今回は下の名前だけにしてみました。
先生に何をお伝えしようかなと考えをめぐらしましたが、
わざわざ予約して列で待って来ている者が、
「ファンです」「Z大好きです」などと言うのは、どうも当たり前すぎてインパクトがない。
で、私はエラそうにこんなお願いをした。
- 最近はコメディが続いているので、
ぜひ(このZみたいな)シリアスものをお願いします!
先生は笑っていましたけどね。
その後、「がんばってくださーい!」と、相変わらず先生の細く華奢な手と、
握手させていただきました
「Z 完全版」巻末に収録されているインタビューにもあった、「Z」を書く都度に体重が減ったというエピソード、以前から知っている内容でしたが、サイン会後にこの下りを読んで、もしや先生にお伝えしたことは、似たようなプレッシャーを与えることになってしまうかもと、改めて反省。(爆)
まあ、ファンの戯言なんで。適当に受け止めてくださいませね。
でも!でも!
青池先生のシリアスものはかなり知的で堅いものになるけれど、それもまたいいのだよね~
最近の飛ばし過ぎコメディとバランスを取って堅いのが読みたいと思っているのは
決して私だけではないはずなのら!(正当化)
いただいたサインと為書き。エッセイなどでよく見るやっちゃんセンセの手書き筆跡じゃ~
前回、下関でのサイン会で
「為書き(名前をサインと一緒に書いていただく)」をしてもらえると聞き、
気の利いたサービスじゃないか!とその時は思いましたが、
今回の丸善でのサイン会の整理券の文面を見て気付きました。
- サインへのお客様のお名前入れは必須とさせていただきます。
ファンにとっては嬉しいこのサービス、実のところは転売防止のためなんですね。
「Z」に関する記事を今後も予定していますので、首をなが~くしてお楽しみに!