Q21
『 うちのイヌが死んじゃった。
  悲しい気持ちはいつなくなるの?』





あなたならどう答えますか?





ブッダ先生の回答
『 悲しみが
 いつまでも続くことはないよ。
 時間が過ぎていくと
 こころも変わっていく。


本 創り出されたすべてのものは
 無常であると、智慧をもって見るとき
 人は苦しみから遠ざかり離れる。
 〈ダンマパダ 277より〉

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悲しくていっぱい泣いても
まだ悲しみが消えないとき、
いつまでこの悲しみが続くんだろうって
つらい気持ちになるよね。

でも、きみの心は
ずっと同じところには止まってはいない。
心も体も、毎日少しずつ変わっています。

時間が過ぎていくだけで
心は色々な変化をする。

この世に創り出されたすべてのものは
みな、移ろっていく。
これを「無常(むじょう)」というんだ。



そんな風にブッダは説く。


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余談


もう逢えない
「悲しみ」「寂しさ」

それは人生のなかで
悲しめるくらいに
寂しくなるくらいに
愛しく思える相手に
出逢えたということ。

愛した思い出には
その「寂しさ」を上回る
ただ出逢えた「喜び」がある。

別れの寂しさは
出逢いの喜びに恵まれた証。