創作レシピの完成
干合 ( かんごう ) は
陽 と 陰 で
異なる性質のものが
化学変化を起こして
ひとつの質に融合する。
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白色と赤色が
出会い混ざり合ったら
ひとつの桃色となるように。
解け合う化学反応
たとえば
変幻な 雨 (癸) の彼女は
山 (戊) のような彼の不動感を
到底 マネはできないけど
一緒にいると
彼女は、たちまち灯火 (丁) になり
彼は、たちまち太陽 (丙) になり
自然と快活なムードに変わる。
雨も山も
単体では寡黙寄りだけど
ともに景色を彩ると
どうやら互いに冗舌化する。
融合までの過程
混ざりあって融合する前に
彼女は自分の本質が
とことん「雨」だと
思い知らされ、
きっと彼も
自身がとことん「山」だと
行き着く段階を経たはずで。
まず自分の本性を知り得た上で
さらさらと混ざり合える。
融合していくうえで
自分そのものの性質を
見失わないための
徹底的な自己把握 ゆえか
手を取り合うまでには
一旦 離れるケースもあるでしょう。
コーヒーとミルクを混ぜて
カフェオレにしちゃうと
もう元のコーヒーとミルクに
戻すのはむずかしいのと同じく
コーヒーはコーヒーだし
ミルクはミルクだけど
カフェオレの美味しさを知ると
カフェオレでいても平然ＯＫになる。
干合支合となると
干合 ・・・想念の融合
支合 ・・・行動の一致
性格がちがっても
なんか合わせられる感。
共通干支の相性ほどの
インパクトはないものの
しっとりと馴染み合う。
「新たな美味しさを発見したね！」
愛しの干合支合。
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