老子の教え

第68章


原文
本
善爲士者不武。
善戰者不怒。善勝敵者不與。
善用人者爲之下。
是謂不爭之徳、
是謂用人之力、是謂配天。
古之極。



 



朱音語訳
メモ

ホンモノの武士は
わざわざ強そうに見せないからね。

ホンモノの戦士は
いちいちすぐ怒ったりしないからね。

ホンモノの勝者は
そもそもケンカを売られないからね。


よりよく人を動かせる者は
謙虚なのです☆


これを
「不争の徳」
「人の力の活用」
「天に並ぶ」と言います。

いにしえなる極意!
(* 'ᵕ' )




- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



追伸
ひらめき電球

たしかに
内容はまったく同じでも、

威圧風味で命令されたら
反射的にどこか拒絶感を抱くけど

謙虚風味で指示されたら
はりきって従っちゃうのが人の心理。

( 特に動いてほしいほどの
有能な人物は自尊心が高いから
あからさまな指図を嫌うもので。)


黒田官兵衛さんによって
算命学的なものを駆使していた
豊臣秀吉さんは
「戦わずして勝ちを得るのが
 良将の成すところである」
と語っていたとか。

損害を最小限に抑える計略は
孫子の兵法でもまず基本。


争いに勝ってドヤ顔してるうちは
真の勝者ではない。

戦いすら挑まれないのが
真の王者である。


だから「道」の境地は
赤ちゃんにも例えられる。


人を見極める際に。




⬇︎ ✴︎ 毎週のお守りにしてね ✴︎ ⬇︎

✴︎毎週水曜日 発行 /  月額550円(初月無料)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・