老子の教え



老子・第13章
本原文
寵辱若驚。 貴大患若身。
何謂寵辱若驚。
寵爲上   辱爲下。
得之若驚   失之若驚。
是謂寵辱若驚.何謂貴大患若身。
吾所以有大患者   爲吾有身。
及吾無身   吾有何患。
故貴以身爲天下   若可托天下。
愛以身爲天下   若可寄天下。

メモ 朱音語訳
たいていの人々は
尊敬されたとか侮辱されたとか
いちいち反応する...。
自分の身を患ったかように
いちいち心配しちゃってる(´・д・`)

どうして人々は
尊敬や侮辱に反応するかって?

尊敬を良いものと考え
侮辱を悪いものと考えているからだろ。
褒められたら喜んで
叱られたら悲しんでるからだろ(´・д・`)

人々は評価に一喜一憂して
しかもそれをなぜ
自分の身体のように心配するのか…。


てか そもそもそれらも
自分の身体があってこそでしょ!

自分の身体がなくなってしまったら
一体なにを心配する必要がある?

だからまず天下よりも
自分の身体を愛でる人にこそ
天下を任せることができるんだぞ!!
自分の身体をいたわる人にこそ
天下を預けることができるんだぞ!!



- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

ひらめき電球 補足
天下 →周り/公共/世の中 って
置きかえると分かりやすいかな。

身体にムチ打ってぶったおれたら
社会貢献どころか元も子もない
ってオチの章かと。



孔子が論じる儒教は
人の上に立つ者の人格思想を論じて
世間の評価を強く意識するのですが、
ここでも儒教の矛盾をひっくり返す
自然派 道教の老子がうかがえる。




⬇︎ ✴︎ 毎週のお守りにしてね ✴︎ ⬇︎

✴︎毎週水曜日 発行 /  月額550円(初月無料)

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・