太陽は、
沈む寸前の夕暮れ時に
一番、空を紅く染める。

ひとも、
運気が沈まる直前は
赤々と有頂天になっていたりする。

  





天中殺の年に
動揺する人か、そうでない人か、

前年の時点で
わたしは当てることが出来る。
むしろ誰でも出来る。

これはわりと
「当たるかも知れない」
じゃなくて「当たる」。






なぜなら、それも
ただの当然そうなる現象だから。


もっとも
真っ紅に空を染める夕日が沈んだら、
その瞬間、目が慣れなくて
夜がものすごく暗闇に映る。

一方
そこそこの夕焼けから
だんだんと闇夜になったなら、
そこそこ目が慣れてるので
夜色にスッとなじみやすい。


何気ないけど
わたし達は毎日
そんな黄昏も体験しながら
運命の法則を目にしています。






  


暗闇を拒んで
いつまでも日向にいたがっても、

今日が終わらなくては
明日を始められないし、

夜には夜の美しさがあり、

いつまでも
絶頂ピークにしがみつこうとすれば
順行のサイクルがおかしくなってくる。


というか
どれだけ引き止めても
夜になれば太陽は沈む。
太陽が沈めば夜になる。






今世だって
100% いつか終わりがくる。





諸行無常を
だんだん身をもって悟るうちに、

やがて
肉体が寿命を迎えるという
全員契約のような約束事を

過剰に怖れ拒むのではなく、
なるべく
成仏へと受け入れてゆく。





晩年期において
きれいに歳を重ねていたら
天中殺という渦など
なんてことなく過ぎてゆける。





  


読者様 いつもありがとう♬

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