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「幸せになっても
みずから幸せを壊すクセがある」
わたしの師は
そんな風に説いてくださり
見事にツボを突いた表現だと
生きながらにおさらいする。
物事はいつか無に還る。
手にしているけど手にしていない。
そんな生まれ持った感性には
吹っ切れた気楽さがあるけれど、
一般社会の傍目には
無責任で突風な人に映ることや
この性分を言葉にすると
どことなく無情にもなりうる。
なんならぎゃくに
執着が強そうにさえ見られるのが
宿命天中殺あるあるかもしれん。
後先どうでもいいわけではないけど
今この瞬間への全力感だけは
どんな人よりもあるはずで。
とはいえ、それさえ
どうでもいいといえばどうでもいい。
孤独→隆盛→孤独 をくり返すうちに
物事の無常な儚さを思い知るから。
宿命的に前後が無 ということは
環境的に前後を不完全 にしてしまえば
今この瞬間が鮮明になり
運命的に前後の 最大引力 も働きます。
未だ誰も作ったことがないもの、
誰にも真似ができないものを作り上げて
一代の生き方でうまくいく...
というか、それが天から与えられた役目。
( 全中殺もまた
世界初のことを成す要素を秘め持つ )
幸せで満たすのは簡単。
幸せを壊すクセを直す方が難しい。
互換天中殺のもどかしさもまた
意味があって授かるもの。
無から有を成し、無に還る。