これまで使い慣れている物があって、
その製造会社が
「 新しい技術の開発に成功したので
システムを大きく変えます 」と
使い方をリニューアルしたら、

ちょっと面倒だな…
新しい使い方に慣れるかな…
別に変えなくてもいいのに…

と、反発的な疑念がよぎったりする。



それと同じように、
あなたがこれまで慣れてきた思考がある中で
「 新しい考え方を見つけたから
視点やライフスタイルを変える! 」と
生き方をグレードアップしようとする時も

ちょっと面倒だな…
新しい生き方に慣れるかな…
別に変えなくてもいいかな…

など
反発的な声にぶつかったりもするでしょう。



脳には「 現状維持機能 」があるので。
( 平熱を保とうとしたり治癒力だったり )

周りからの否定的な意見という形や
自分の中の惰性的な疑念で現れたりする。


生きるための現状維持の機能を持つから
何かを変えようとする時、
反発の作用は起こって然りのこと。


弱いからじゃない。

むしろ「変わる可能性」が高いから
その作用が働いているという証。

弱いからでも、劣っているからでもない。




そもそも新しい技術開発は、
「進歩」という意味ではおめでたいこと。
新しい考え方を見出すことも、
「成長」という意味ではおめでたいこと。


反発的な疑念がよぎったら
「はいはい、また慣れるから大丈夫」
と、脳をなだめてあげる。

そうやって少しずつ慣らしながら
進歩し、成長していくもの。



まったく自分の中にない意見には
ひとはほとんど反応しません。
他者の意見に反応するってことは
自分の中で「そう変わるかも」とか
「そう変わりたいけどだめなのでは」
など、維持機能が働くからです。

自分が弱いからでも相手が弱いからでもない。

ただ通常に脳の機能が働いているだけ。