自刑
辰辰・午午・酉酉・亥亥
・自分自身に対して必要以上に厳しい
・もしくは身内に対して必要以上に我を張る

生貴刑
寅巳・巳申・申寅
・目下に対して厳し過ぎる
・物事の始めに衝突しやすい
別名が特勢刑

庫気刑
丑未・未戌・戌丑
・目上に対して恩がうすい
・物事の終わりに衝突しやすい
別名が無恩刑

旺気刑
子卯
・他人に対して必要以上に我を張る
別名が無礼刑


「 必要以上に我を張る 」ので
「 わがまま 」になる傾向。
( だからといって良い悪いは論じていません )



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◆後天で回ってきた場合
その対象相手に対しては
自分の対応に注意を払って
付き合うことはおすすめしますが、
はじめから適度な距離をとったり
勝手な期待をかけない方が
自分も相手も無難です。

上級者になれば
感謝の念を持ってやり過ごせますが、
ぶつかる時はぶつかるもの。

はじめから期待しなければ
無駄にぶつかりません。
「こうしてくれよ!」と
勝手に期待を抱くから
そうはいかないことで傷つけ合う。

刑が回っている人は
「○○が言うことをきかない」や
「○○が思い通りに分かってくれない」
などと言い出しますが、
それは自分が相手に求め過ぎているからで
決して相手に悪意があるわけではないです。

総合的にまとめると、言い方の問題かと。

内容は間違っているわけではないが
ケンカを起こすような言い方が出来る人。





◆宿命で持っている場合
生涯を通して
その対象相手との距離感を保ち
必要以上に期待をしない方が楽です。

確かに、
特勢刑の人は目下に厳しい目を持つし、
無恩刑の人は目上の恩恵への感動はうすい。
( 持っていない人からすると
もう少し子どもに寛容でいいのでは?
親からの恩恵にもっと感動しないのか?
と見える。 )

でもそれを持って
生まれてきたということは
それを生かせる要素も持ち合わせています。

全般的にいえば
1人で淡々と仕事をこなすことが出来ます。

世の中には職場が仲良しこよしより、
各自が淡々と作業をこなしたり
トラブルによって仕事になるような
職業もありますので。




◆陽転と陰転
陽転していると、
相手の反応を期待するよりも
見返りのない主張が出来るので
ある意味では、
嫌われるのを怖れない境地。

陰転していると、
ひとに対する不満が多い。

刑に限らず、
持ち合わせている才能は
生かすも殺すも使いようです。

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わたしはひそかに刑の人を
「 愛しのわがままちゃん 」
って呼んでいます。

言わなくても分かってよー!
というような刑の作用、
人間らしくてかわいいもんじゃないかと。