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人は地に法り、地は天に法り、
天は道に法り、道は自然に法る。

(原文)
人法地、地法天、天法道、道法自然

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人は大地に暮らす。
その大地は天の恵みに法り、
その天空は宇宙の法則に法る。


④ 道は自然に法る (のつとる)
「 道 」即ち、天地を生み出して
循環させている宇宙のサイクルとは
自然そのものに従っていると
老子は説いています。

「 自然 」とは文字のまま、
「 自ずと然り 」

天地人は、ただ本来そうあるもの。




自然とそうなる。
あるがままの中に
宇宙のサイクルがあり
天空のサイクルがあり
地上のサイクルがあり、
そして人間のサイクルがある。

人間のサイクルは
“自然とそうなるもの” だから。



帝王に向いている人は
放っておいても帝王になるし、

芸術家に向いている人は
放っておいても芸術家になるし、

政治家に向いている人は
放っておいても政治家になる。


何かしらの作為によって
成り行きが乱れ、不自然となった時に
生きづらさが起こるのではないでしょうか。

しかしまた、人為的な操作も
自然のサイクルの中にある
といえるのかも知れません。


「 自ずと然り 」
無理してやり込めるのではなく
悠々と自然に運ばれていく流れに
宇宙の法則の真理があるのでしょう。