運は変動の中にある。

本当はいつだって
わたし達は変化の流れに乗っていて、

上手くいくと自分の成果だと思いたかったり
下手をすると他人のせいにしたくなったり、
物事の原因や責任の追求をしたくなることも
あるとは思うけれど、

毎日、日付や天気や季節が変わるように
生きていく道の上は変化の連続で、
人生は「 塞翁が馬 」だと思います。

悩みごとのうずに嘆いている人も
ズームアウトして長い目で見れば
それは次の成長につながるための
ただの変化。

変化の中で生きているのだから
すぐに嘆かなくてもいいし、
すぐに浮き立たなくてもいい。





塞翁が馬
とりで(塞)に住んでいた老人(翁)が
ある日、飼い馬に逃げられてしまった。
周囲の人たちが慰めると
「これは幸運なことである」と翁は話をした。
しばらくすると、その逃げた馬が
立派な馬を連れて帰ってきたので、
「本当に幸運なことになりましたね」
周囲の人たちが話すと、
「これは不幸なことである」と翁は話した
そしてその馬に乗っていた翁の息子
落馬して怪我をしてしまったので
周囲がまた不幸を同情していると
今度は戦争が始まり怪我していた息子
兵隊に取られずに済んで助かったという話。

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喜んだことが不幸につながったりするし
悲しんだことが幸せにつながりもするし、
短絡的に良い悪いはいえないのです。