​元気であるということ



「 元気 」とは

声がでかくて、きびんに足腰が動いて、
飛び跳ねるように活発なことではない。



元の気の状態であること



もともとの自己本来が、活気の源元。

自己本来の水源があって、
そこから湧き水のごとく
あふれてくる活力によって
声に張りが出たり、飛び跳ねたり
生きる意欲が高まったりはする。



  



 桜梅桃李 おうばいとうり


本来のあり方、それは
桜の木が、桜の花を咲かせるように
梅の木が、梅の花を咲かせるように。

無理がなく、自然で、
心地よくリラックスしていても
時がきたら己の花を咲かせられるので
最も効率がよく、真っ当な美である。


もし桃の木が、
梨の実をならそうとして
抵抗したり偽造しても
効率わるくて、結局は無理がたたる。

もし梨の木が
桃の実をならせないからといって
桃の木を僻んで妬んで不貞腐れても
どうしようもないのである。



  



人も同じくして


憧れの人から

素敵な教えを学ぶことは出来る。


でも憧れのあの人自体にはなれないし、

もしクローンになれたところで

クローンはクローンでしかなく、



そんなに幾つも同じ本体が必要なら

とっくに人間の身体に

細胞分裂機能が発達しているでしょうから


フェイクな虚像になったらなったで

「何のための自分なんだ」

などと言い出して、虚しい姿が残る。





  



自分の本質や本意や本性に
あらがって抵抗して偽って
憎んだり妬んだり暴れたりして
遠回りしたところで、
ぽつんと独りヘトヘトになる。

わざわざヘトヘトに疲れたら
気が病む。

それで身体を壊したら
元も子もなくなるわけで。




自分の本質や本意や本性そのままが
結局、誰も傷つけないし
自分にしかない才能の開花が
周りの役に立ったり感動を起こしたりする。



じゃあたとえば
凶悪殺人鬼は本性そのままなのかというと
まったくそうではなく
なにかしらで本性を押し殺して歪めたから
凶悪な方向に逆走していく。






 ​ありのままの心地よさ


弁護士や裁判官などの職務でない範囲に

感情を無視しろなんて法律はないし、

法律という概念すら、宇宙の源にはない。


本来は放っておいても

大切にすべきものは

必然的に大切に守られるのに、

本来じゃない概念が増えすぎるから

法律によって秩序が唱えられるわけで。




「好きだから守りたい」

「大切だから愛したい」


感情こそが

物事を動かす原点の原点。


恨みの種をまけば、恨みの花が咲き

喜びの種をまけば、喜びの花が咲く。




  



ムダな抵抗、ムリな我慢で

うそ笑いして、見栄をはって、

あらがってる痛々しい姿って


若いうちは絵にもなるけど

老いたらそれは、けっこう醜い。


「還暦」とは

「生まれた年の暦」に「還る」のです。






ムカついたら別にブチギレてもいいし

泣きたいなら泣きわめいてもいいし、


ムカつきたくないなら

リラックス出来るとらえ方を選べばいいし


泣きたくないなら

笑える側面から物事をとらえればよくて。


( 物事には必ず陰と陽の両面があるから

 現象のとらえ方も自分の意思で、未来は選べる! )







「 好きだな、心地いいなぁ 」
その感覚は
自己本来 すなわち元の気、
元の気 すなわち元気へのうながし。



それが分からない場合は
「 嫌いだな、不快だな 」の感覚を
危険回避、病気回避として
その対象を外していけば
「 好きで心地よくて元気になるもの 」が
必然的に残る。で、何が好きなのか分かる。





本気で好きなら勝手に学ぶし

気づいたら大切にしているし

ワクワクする側面からとらえようとするし

なんなら陰陽ひっくるめて、愛おしめる。



感情 ≒ 身体 は
おりこうぶる思考よりも
はるかに正直だからね!





  



サムネイル
 


 算命学では
 「鳳閣星 ほうかくせい」が
 ありのまま自然体を意味し
 「ご長寿星」と呼ばれる。






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