ひとつの物事でも時代でも
大きな波の始まりと終わりは
大運天中殺の作用に似ているような。


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①入口では離・出口ではまとめ
大運天中殺が終わると
元の自分の枠に戻ってくるのですが
最中で手に入れた現象が
「離」になるのではなく、
大運天中殺の出口で肝心なのは
収束への「まとめ」です。

大運天中殺の入口での
陽転条件を思い出していただいて、
入口では「離」を活かして
空っぽのところから入っていき
そこから色々と手に入れていくので
入口においては「離郷」「離婚」も
構わないとされます。

ですから反対に出口においては
「離」は逆効果となるため
離婚はよろしくはありません。
「離」ではなく「まとめ」を要します。

シンプル化して締めくくられるかどうか。

ひとつの物事でも時代でも
大きな波が終わりを迎える時は
シンプルにまとめて締めくくるのが
自然の摂理といえるのかも知れません。


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②宿命大半会の大運天中殺出口
宿命大半会の人は
大きな波の中も冒険で行くので
大運天中殺の出口においては
元の道筋に戻ってくるのに
激しい波の動きがあります。

ただし宿命天中殺も持つ場合は
太く短く勝負をするか
ひたすら受け身で長らえるか
生き方の姿勢がどちらかの傾向ですが
いずれにしても現象の広がりはあるので
出口においては激動が予測されます。


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大運天中殺という
人生の勝負運の波に乗るには
入口でも出口でも
何かしら変動があるわけですが
精神的に楽しいか辛いかは
これだけでは論じられません。

大運天中殺とは
この世の摂理を身をもって学べるので
貴重な「体験」が出来るチャンスであり
その学びが「財産」となりますキラキラ


入口に入るときに
身ひとつの覚悟で波に乗るのか
ぬるま湯的に波に浮かび漂うのかは
本人が立つ環境によります。

出口を迎えるにあたり
「まだ手放したくない」と恐れるのか
「良い経験をさせてもらった」
「やっと自分に戻れる」と安らぐのかは
本人の心の教養によります。