結婚の鑑定は、

算命学ではおもに共通干支・行動領域など登場しますが

実際のところ、結婚をみるのに使える技法は150種ほどあるそうです。

 

数多い中からどの技法を引き出して解いていくか、

占技を組み立てる上での技法チョイスの参考として

結婚に関する『定則(陰陽五行論)』を知っておくと便利でしょう。

 

 

 

* * 逆縁の夫婦~香玄の範 * *

 

逆縁の結婚とは

・男性が年下(半年以上 女性が上)

・夫婦の年齢差が10歳以上

 

 

「香玄の範(こうげんのはん)」

という運命の型があります。

香玄とは極端な差のこと。範は範囲のこと。

精神の中にアンバランスなものをもつなど

何かしら「極端さ」を持っている人は

その範囲の中で生きる傾向があります。

 

逆縁結婚となる方はこの型であるケースが多く、

香玄同士は理解し合える部分があるので相性がいいです。

 

もし、夫がノーマルタイプで妻が香玄タイプといった場合は

夫の方が妻を理解するのに疲労困ぱいします。

(香玄タイプの要素があるのは天将・天南・天報・天馳)

 

香玄同士の夫婦は

・親が不在などで頼らない方がうまくいく

・アップダウンが大きい

・男の子に恵まれると10年目頃にひと波あり

・女の子に恵まれると晩年になってひと波あり  

 

 

① 男性年下の夫婦

このご夫婦の子どもは、

行動は老成しているが考え方は子どもっぽくなります。

 

・妻 → 現実性(行動)→老

・夫 → 精神性(理念)→若

 

当たり前でない結婚をした場合、

当たり前でない感覚や喜びを持たないことを

ずっと貫き通す方がうまくいきます。

 

つまり、独特な我が家のルールがあるような

ユニークな家庭となるでしょう。

 

 

② 男性が10歳以上年上の夫婦

・妻 → 現実性(行動)→若すぎる

・夫 → 精神性(理念)→老いすぎる

 

妻が身強である方が理想的ではあり

天将を持つ場合は子どもが多い方が生きやすい。

 

 

 

補足

女性の再婚は1回までが好ましいと算命学ではいわれます。

2回以上は晩年孤独が大きいそうです。

男性は何度再婚してもその孤独感はないそうです。

 

どの型であっても

・男性の職業が現実性(販売・営業など)

 →異性問題があっても運命的変化に影響ない

・男性の職業が精神性(芸術家・学者など)

 →異性問題があると運命的変化に影響大

 

以上はあくまでも理論的定則です。

 

 

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まだ未婚の10代だった頃、算命学の先生に

「わたしはきっと何回も結婚離婚を繰り返すと思うのですが…」と話した時に

「女性は2度までですよ!」と答えられて

再婚の定則をお聞きしたことがありました。

当時のわたしは、

「なんで男は何回でもいいんですか?」

と質問を返したように覚えています。

 

男性と女性では

精神・現実のエネルギーの仕組みが異なるので

家庭が壊れる際に受ける影響が違うから

そのような定則があるのでしょうね。


でもあくまでも定則なので

特殊な命式の人だと定則外として

再々婚であっても再再々婚でも

うまくいくパターンもあるかも知れません。


 

参考までに。