算命学では、

人間のエネルギー世界を探るにあたり、

その特徴をつかみやすいように

人生の時代を12区分し

各意味合いが織り込まれた

十二大従星というものが役に立ちます。

(算出に当たり十二支が登場するので12種あります。)

 

 

天報 ・・・胎児  天将 ・・・人生の頂点

天印 ・・・乳児  天堂 ・・・老人

天貴 ・・・小学生 天胡 ・・・病人

天恍 ・・・中高生 天極 ・・・死者

天南 ・・・20代 天庫 ・・・お墓

天禄 ・・・壮年  天馳 ・・・あの世

 

 

命式に持っていなくても、

各時代のキーワードを意図すれば

人生の中でのヒントを得られます。

 

 

 

 


 

⑦【本物になる意識】

天将(てんしょう) 

~帝王の世界~

 

天将を人生に置くことは

この3次元世界においては“要”となります。

(命式にあろうとなかろうと)

 

人生の極み、頂点、トップであり

長となる時代を指しますので

 

人生という船旅の中で

自分の乗る船の船長となるような意識。

「自分の人生を他責にしていないですか?」

と問われる世界でもあります。

 

他人の成功論に乗っかり、

失敗したらその他人のせいにする…

そんな帝王は実力がなく

周りからの信頼も薄いでしょう。

 

本物の帝王は、

どん底からでも這い上がる覚悟があり

実社会における自分なりの成功論を学んでいます。

 

本物の己(おのれ)であるべく

生きぬくことに対する自立の意識が必須です。

「あなたは“本物のわたし”ですか?」

 

 

12あるエネルギー世界の中で

だんとつに強い影響力を持ちます。

人生の舵をとる“船長”にはそれが必要だからです。

 

 

 

命式にある方は、

生まれ持つ強力なエネルギー(活力・影響力)を

どこへ向けるかで人生がまるで両極端に転じます。

 

のるかそるか。

殿様か落武者か。

するならとことん。

しないならまったく。

 

極端ですし、気も強いので、

自分で決めて自分で這い上がって

トップを目指す流れが最善です。

 

大企業の社長を目指せというのでなく

(素質は大いにありますが)

小さな組織、ホーム、自分個人でも良いので

「長」である意識を確立することが賢明です。

 

舵の取り方を知らないのであれば

その船は事故か沈没か…危険ですので

船旅(人生経験)を通して自分自身を知り、

世のため人のためになる方向性を

じっくり定めていきましょう。

 

もっと直に説くならば、

陽転は真のリーダー。陰転はトラブルメーカー。

 

ヒマになると病気か不満か八つ当たり。

充実していると大人の貫禄、親分肌。

 

善し悪しの差が一番大きいので

天将の解説はやや長めに書きました。

 

帝王の世界では本物である意識が常に必要となります。

 

 

 

星天将のまとめ

・両極端な面がある

・陽転していると貫禄オーラ

・陰転していると病的オーラ

・頼ってくる者はとことん助ける

・オリジナルの自立心形成を

 意識していくと生きやすい

 

星天将から学べること

人生のピークの世界です。

精神的自立はある意味で

それまでの成長段階の目的地。

精神的に自立していると、

ひとからの頼まれごとにも

賢明に尽くせる大きい器となり

その器の中に信頼や地位や名誉、

人脈や財産や物質が入るようになります。

 

 

 

天将を持つ人の陽転陰転の見分け方は

目を見ると分かるといわれます。

陰転は目が泳いでいて、

陽転は視点がしっかりとしていて

貫禄のオーラがあります。にひひ

 

 

 

 


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