宿命干合は、

生涯、干合があるので持っている

本質変化が常となり、

年齢を重ねるにつれて本質が多色化するのが

当たり前のような感覚になってくるともいえます。

 
 
干合表
 
しかし、大運で回ってくる干支と
宿命にある日干が干合している場合は
期間限定☆10年間の変身モード なので
陽占命式自体も変化が分かりやすいですし、
その間の年運で回ってくる星も変化したもので
作用が働いたりします。
 
ゆえに変化して虚気となった命式の方が
実感的であったりもします。
宿命干合も後天干合も、
時間が経つにつれ干合後のカラーが濃くなります。

 
その間の月運も、
干合後の日干からみた方が自覚がありますが、
位相法の特殊四種など
(大半会・律音・納音・天剋地沖)は
干合前の実気の方でも現象化がありますし、
天中殺までは変化しないので
やはりまずは変化前と変化後の2パターン
どちらの運命構造もみる方が確かです。
 
 
 
*****
 
癸甲乙
○○○
壬辛己
 
ノーマルでは↓
 
・・┃鳳閣┃
石門┃龍高┃車騎
・・┃調舒┃
 
 
大運
25歳~戊○   が回ってくると
日干の「癸」は、
25歳から34歳頃まで「丁」に変化します。
 
 
甲乙
○○○
壬辛己

 

変化中 ↓
 
・・┃龍高┃
牽牛┃禄存┃鳳閣
・・┃玉堂┃

 

 
本来の自分は好奇心旺盛(胸の龍高)ですが
25歳からの10年間は、現実を考え、
周りを惹きつけたい本能(禄存星)が現れます。
社会で見せる顔もストレート(車騎)な印象より
大らかな(鳳閣)ムードを演じられます。 
 
年運に関して、元々の「癸」に
2018年の「戊戌」が回ってくると
牽牛の干合年となり、
責任に徹底する変身ぶりが予測されますが
変身中の「丁」でみると調舒の年となり、
実際には孤独感やナイーブさを味わいます。
 
 
そして、丁に変化すると
蔵干にある「壬」とまた干合・・・
甲乙
○○○
辛己
 
変化後 ↓
 
・・┃貫索┃
石門┃車騎┃禄存
・・┃石門┃

 

ここまでくると、二重変化の命式の性格は

自覚には及ばないでしょうが
後半あたりにはこのカラーの性格も実感も
虚像として持ち合わせる可能性もある。
 
月干・年干の干合に関しても同じ応用で。
 
*****

 

 
 
的中率、変化前か変化中どちらの方でみると
“当たる”かというと
大運で干合変化している最中は、
変化中の十干でみる方がうなずけます。
時間が経つにつれて、
変化後のカラーが濃くなります。
 
しかし、本来の日干(五行)が
決して消えるわけではないので
2パターンをふまえながら
実際の感覚と照らし合わせます。
 
ちなみに元々の宿命の中で干合があり、
またさらに干合して・・干合して・・
元に戻ってまた干合・・と繰り返し、
エンドレス変化となる命式を雲龍型といいます。

すべての質を持ち
他人からは理解されにくいような豹変が
出来るでしょう。
(豹変できるというまでで
良い悪いまでは論じていません。)
 
 
 
大運での干合変化中は、
今ならちょっと違う自分にもなりきれて
本来なら苦手な行動でも出来る自分を
演じられるので、長い目でみると
いい経験になることと思います。
(干合によって日干支が
異常干支になったりすることも!)
 

時折、自分の本質を見失わないように
自分確認の習慣を持っておくことも大切です。