「三つ子の魂 百まで」 

という言い伝えがあるように


心の土台は

3歳頃までに大部分が構成される

ということが

科学的にも明らかになっています。





古代人の教えには


1年目に天の気が入り

2年目に地の気が入り

3年目にして人の気が入る


天地人三歳

(てんちじんさんさい)

というものがあります。





そして現代においては、

脳科学の解明によって

3歳までの脳神経の形成が

その先の才能伸長に

大きく影響することが分かっています。




この“魂”というもの、

三つ子の魂百まで

(土台構成に3年かかる)

と同じく


分解するのにも

また3年がかかると考えられています。





つまり亡くなってからの。

正常な魂であれば、3年くらいだそう。




肉体が死を迎えたとき、

人生を楽しみ大らかな魂であった場合は

3年あればスーっと溶けていくのですが


人への恨みや執念などで凝り固まっていて

魂が溶けにくくなっている場合には

分離するにも時間がかかるそうなのです。

(何百年もかかる場合もあるとか・・)



生きているうちに

大らかさを身につけておけば、

こわい幽霊にはならず

きれいに成仏出来るのでしょうね。






ちなみに、

四十九日の法要とはなぜするのかというと、

自然界にいる私たちは亡くなると

自然そのものへ帰っていくとする上で


その時に、

太陽・月・木・火・土・金・水の7つ

7日ずつかけて挨拶をしてまわり、


「肉体から離れた魂が

また自然に融合して帰っていくから」

とされています。


これが完了するのに、

7×7なので49となります。





大切な人の死はつらい。

触れられなくて、声も聞けなくて、

姿が見えなくて寂しい・・


だからつらいけれども、

魂は自然界の中へ融合して

もとに還っていくものなのだとしたら、、


あの木に、あの花に、あの星に、

あの川に、あの土に、あの岩に、、


いなくなった大切な人を

感じられるかも知れない。