親縁占技


算命学の様々な技法の中で

「どのような親元で育ったのか」

「親がどのような時期に生まれたのか」

は、たびたび出てくる着目点です。


同じ生年月日の人がいたとして

宿命(生まれ持ったもの)が

どんな環境(親元)におかれたかによって

運命(形成されていくもの)が

大きく変わってくるからです。


成人するまでのあいだの親縁に着目して

条件と環境が一致していたかをみていきます。

(一致であれば良好、不一致であれば悩みあり)



親縁

 ・親克型(しんこくがた) ─ 親縁うすい

 ・親奉型(しんぽうがた) ─ 親縁うすくない



親縁がうすいというのは、離別に限らず

両親健在であっても恩恵が受けられないなど。

また恩恵というのも精神的恩恵と現実的恩恵とがあります。





親克型の該当条件

1.調舒星を北方(頭)を含んで2つ以上持つ

2.龍高星を北方(頭)を含んで2つ以上持つ
3.天将星を持つ(人体星図どこでも)

4.宿命二中殺を持つ (生年天中殺と生月天中殺の両方を持つ)

5.子丑天中殺 (宿命天中殺がない)

6.辰巳天中殺 (宿命天中殺がない)

7.戌亥天中殺 (宿命天中殺がない)

8.寅卯天中殺で宿命天中殺がある

9.大運の第一旬が大運天中殺に入る



1~9、

1つでも条件が当てはまっていたら

親克型となります。

1つもなければ親奉型です。


条件がいくつか当てはまる方もいらっしゃるでしょう。

当てはまるからといっても、

まだここの段階では良い悪いは論じません。

どちらの型も環境と一致していれば良好です。





・親克型

 本人と両親の運がシーソーゲームとなる。 

 親が出世→子ども(本人)が精神的に悩みやすい

 親が病弱→子ども(本人)の知能が非常に高い  など。

 環境不備をもって良好な人生となります。


・親奉型

 両親とのあいだでシーソーゲームが起きない。

 環境完備をもって良好な人生となる。



親克型の運のシーソーがどのような現象であらわれるかは

五徳のバランスから計ります。