辰巳天中殺の特色



濁流中殺と呼ばれる。

一種のしぶとさがあり
したたかな運気をもつ。

どんな荒地でも根を張る雑草に似て
どんな環境や立場に置かれても
必ず自分自身の世界を確立していく。

そのため社交面では
最初のうちは周りに理解されにくい。
しかし付き合っていくうちに
温かい人間性が顔を出すので
長い年月に渡る人間関係が生まれる。


・大衆型、庶民型
 → 権力や体制の圧迫に
  逆らいはしないが、従わない。

・心のどこかで他人に迎合しない
 個々の頑固さを持つ。
 




精神の次元の高低はそれぞれだが
時代と社会の中にあり
悪条件であるほど逞しい生き方をする。

それは大衆的な魅力であり
誰とでも交流していける弾力性がある。
柔らかさではなくブレない頑固さ。

ひとつの集団の長としては難欠が多いが
動乱の時代や環境においては才能発揮。


辰巳天中殺は
人としての視野の広さを身につけること。

視野が狭くなると感情的になり
匹夫の勇に落ち入る危険性をはらむ。

平和な時代にさしかかると
自ら波乱を招く結果を作り出す。

どんな立場や仕事をしても
自己の確立と気運の安定がある。


以上、天中殺宿命編より引用。