戌亥天中殺の特色



庶民型の天中殺で
家庭を守り平均的人生を進む特性を持つ。

総体的には
身内や親族、何らかで関わる仲間、
親友等、身近な人達に対して
心を砕き、また大切にする性格。

中庸の感覚が天性に備わっているので
動乱を嫌い、心に争いのない道を選ぶ。


多くの目的を持っても
1つ1つ積み重ねるので時間がかかる。
本人は性急に行動したつもりでも、
大極的に見ればブロックを
1つ1つ積んでいるようなもの。

この性格は一見安全で平和に見えるが
落し穴としては
時代の変化や社会の変遷には実に弱い。

新しい事を起こす場合にも
急激な変身が出来ないで
古い型をとどめようとする傾向あり。


・どこか心が郷愁めいていて
 古典的、古風なものを好む。

・最大の欠点は、自分の身内に甘く
 子育ては下手。

しかし、子どもの方が大人になると
逆に懐かしがられたりして
それだけに戌亥天中殺の武器は長生き。




平均的思考に支えられているために
よほど用心しなければ
よい事でも悪い事でも
両親や祖父母等、目上の人のいう通りに
人生を歩むことになる。
(本心は嫌でも承知してしまう。)

その結果、
両親が他界後に職を変えたりする。


大体周りの事を大切にしすぎて
自分を犠牲にする傾向であるが、
戌亥天中殺は何らかの犠牲を負う中から
時として大人物が現れる。

なぜなら戌亥とは
物の終わりを意味する時間帯なので、
新しい時代を作る犠牲になったり
物事を終結するための役目を背負う。


常に心を伝統の中に置こうとし
人によっては
現代的ではない物を
身の回りに置くようになる。




以上、天中殺宿命編より引用。