どうぶつより。|動物から人間へ、届いた小さな物語 -3ページ目

どうぶつより。|動物から人間へ、届いた小さな物語

動物たちにも、
私たち人間には見えない気持ちや、
それぞれの物語があります。

このブログでは、

野良猫クロの物語
犬との暮らしで起きた出来事
動物たちとの出会いや、感じたこと

などを綴っていきます。

「じゃあ、実際に猫と接するときはどうしたらいいの?」

 

と思った方もいるかもしれません

 

特別なことをする必要はありません。

 

むしろ猫にとっては、


**「何もしすぎないこと」**が大切な場合があります。

① 追いかけない

猫が逃げたら、追いかけない。

 

「待って、怖くないよ」

 

と追いかけたくなりますが、猫からすると、

 

「追いかけてくる!」

 

になってしまいます。

 

逃げたときは、そのまま逃がしてあげる。

 

「逃げても追いかけてこない」

 

という経験が、安心につながります。


② いきなり触らない

かわいい猫を見ると、すぐに撫でたくなりますよね。

 

でも、初めて会った猫なら、まずは触らずに様子を見てみましょう。

 

猫のほうから近づいてきたら、手を低い位置に置いて、匂いを確認してもらう。

 

それでも離れていくなら、

 

「今日はここまで」

 

で大丈夫です。

 

猫が近づいてくるまで待つ。

 

これも立派なコミュニケーションです。


③ 目をじっと見つめ続けない

人間にとっては、

 

「ちゃんと目を見て話す」

 

ことが自然です。

 

でも猫にとって、正面からじっと見つめられることは、

 

緊張につながる場合があります。

 

猫を見るときは、少し視線を外したり、ゆっくりまばたきをしたり。

 

猫の様子を見ながら、穏やかに接してみましょう。


④ 大きな声や急な動きを避ける

猫の近くでは、

 

突然立ち上がる。

 

大きな声を出す。

 

急に手を伸ばす。

 

という動きをできるだけ避ける。

 

特に警戒心の強い猫なら、

 

「ゆっくり動く」

 

だけでも安心材料になります。

 

クロのような猫には、急がないことがとても大切です。


⑤ 猫が自分から近づいてきたら、まずは待つ

猫がこちらに近づいてきた。

 

そんなとき、

 

「来た!」

 

と手を伸ばしたくなります。

 

でも、ちょっと待ってみる。

 

匂いを嗅いでいるなら、そのまま待つ。

 

足元に来ても、すぐに触らない。

 

猫がもう少し近づいてきたら、そこで初めてそっと手を出してみる。

 

猫に「次の一歩」を選んでもらう。

 

そんな接し方もあります。


⑥ 「逃げなかった」を大きな一歩だと思う

これは、クロの物語で特に伝えたいことです。

 

警戒心の強い猫が、

 

近くにいる。

 

ごはんを食べる。

 

その場で眠る。

 

こちらを見ながら逃げない。

 

それだけでも、実は大きな変化かもしれません。

 

「触らせてくれなかった」

 

ではなく、

 

「今日は逃げなかった」

 

と考えてみる。

 

猫との信頼関係は、目に見える大きな出来事よりも、

 

そんな小さな変化の積み重ねなのだと思います。


🌱 そして、外で暮らす猫にはもう一つ大切なこと

もし外で暮らしている猫を見かけたとしても、

 

「かわいいから触ってみよう」

 

だけではなく、

 

「この子は誰かに見守られているのかな?」

 

と少し周りを見てみることも大切です。

 

首輪があるか。

 

耳がさくら耳になっているか。

 

近くに猫のための環境があるか。

 

地域で見守られている猫かもしれません。

 

外で暮らす猫には、それぞれの事情があります。

 

だからこそ、

 

「かわいい」

 

という気持ちだけで距離を縮めるのではなく、

 

その猫が今、どんな環境で暮らしているのかを見る。

 

それも猫を大切にすることの一つなのだと思います。


🐈‍⬛ クロが教えてくれたこと

クロは、人間が嫌いな猫ではありません。

 

ただ、人間を信用するまでに時間がかかる猫です。

 

だからクロに必要だったのは、

 

「早く慣れさせること」

 

ではありませんでした。

 

「慣れるまで待ってくれる人」

 

だったのです。

 

人間からすれば、

 

「何もしていない時間」

 

に見えるかもしれません。

 

でもクロにとっては、その時間こそが、

 

「この人は怖くない」

 

と確認する時間だったのかもしれません。

 

猫との距離は、こちらから縮めるものとは限らない。

 

ときには、

 

猫が一歩近づいてくるのを待つ。

 

それも、優しさなのだと思います。

 

🐾

クロの物語は、まだ続きます。

 

外で暮らしていたクロが、

 

「ここにいてもいい」

 

と思える場所を見つけるまで。

 

そして、その場所で人間との距離を少しずつ縮めていくまで。

 

その一歩一歩を、これからも描いていきます。

 

どうぶつより。

 

動物から人間へ、届いた小さな物語。