G.ヴェルディ作曲
歌劇「仮面舞踏会」あらすじ
17世紀末、舞台はイギリス支配下のアメリカ・ボストン。
この地を統治するのは総督リッカルド。
栄誉に輝き、国民からも信頼されているそんな彼の命を狙う反逆者も多くいます。
第1幕
第1場
リッカルドは、今度の仮面舞踏会の招待者名簿に、自分の部下レナートの妻・アメーリアが入っているのを目にして、心躍らせます。実はリッカルドは、レナートの妻に心を奪われていたのです。
リッカルドのもとに、人々を惑わす女占い師・ウルリカを追放して欲しいという声が届き、リッカルドはお忍びでその女占い師の正体を見極めに行きます。
第2場
リッカルドが先に到着して隠れていると、驚くことにウルリカの所ににいたのはアメーリアでした。
彼女は不道徳な恋心から逃れる方法をウルリカに尋ねに来たのです。
ウルリカは、深夜に墓地に生える草を摘むようにと言い、それをリッカルドも隠れて聞いていました。
アメーリアが出ていくと、リッカルドも占ってもらうことになり、ウルリカはリッカルドの手相を見て言います。
「お前は最初に握手した者に殺される」と。
すると、何も知らないレナートがちょうどやってきて、リッカルドと握手をしたのでした。
第2幕
真夜中の墓地にアメーリアが着くと、そこに後を追ってきたリッカルドも現れ、二人はそこで禁断の愛を語り合います。
そこに急にレナートが現れたので、アメーリアは慌ててヴェールで顔を隠します。レナートは反逆者達に囲まれて危ないということをリッカルドに伝えにきたのです。
リッカルドはレナートに、女の顔を決して見ず、話さず、町まで連れて行くようと命じ、その場を立ち去ります。
レナートはその命を守ろうとしましたが、反逆者サミュエルとトムが切りかかってきたため、応戦するレナートを止めるたアメーリアはヴェールを落としてしまいます。
そこにレナートは自分の妻の姿を見たのです。
サミュエルとトムは「悲劇が喜劇になった」と、笑い声を上げながら去っていきます。
第3幕
第1場
屋敷に戻ったレナートは妻の弁明に耳を貸さず、冷たく死を命じます。子供との最後の別れを求めるアメーリアの願いをレナートは受け入れ、アメーリアは退室する。
その後レナートはリッカルドの裏切りに憤り、妻との幸福だった日々を懐かしみます。
そこに現れる反逆者サミュエルとトム。レナートは彼らと手を組み、仮面舞踏会でリッカルドへの復讐を誓います。
第2場
一方のリッカルドは、アメーリアのことを諦め、レナート夫妻を祖国イギリスに帰国させる辞令に署名します。
アメーリアの事は美しい思い出にしようと心に思うリッカルドのもとへ、オスカルが見知らぬ女性からの手紙を差し出します。
仮面舞踏会の日にリッカルドの暗殺が計画されているという内容で、この手紙を書いたのはアメーリアでした。リッカルドはもう一度アメリアに会おうと決心する。
第3場
いよいよ始まった仮面舞踏会の夜。
アメーリアはリッカルドに近づき、危険が迫っていることを忠告しますが、その時レナートがリッカルドを斬りつけました。
死の間際にリッカルドは、アメーリアは潔白だと誓い、レナートを無罪にするように言って、息絶えたのでした。










