2023年も多くの皆様にお世話になりました!
オペラシーンでの初役は「トゥーランドット」カラフ役と「こうもり」アイゼンシュタイン役・アルフレード役。
カラフ役はずっと歌いたかった憧れの役。
最初に歌わせて頂いてからご縁が続き、今年はハイライト含めて多くのシーンでカラフ役を歌わせて頂きました。
来年はプッチーニ没後100年記念年。
また歌えることを願っています!
アイゼンシュタイン役は、全曲ドイツ語歌唱での公演でした。
イタリア作品をレパートリーとして活動していましたが、来年はドイツ作品に力を入れる年になる事もあり、多くの学びや気づきを得た忘れられない公演となりました。
2023年は、
・舞台語として歌唱する。
・言語を喋るように歌う。
・息を自由自在にする。
この三本柱を課題に過ごしていました。
そんな中、ここ1年は毎日声のテクニカル面について研究と実験を繰り返す日々で見つけた「空間」があります。
その空間は声の音色とアクートの安定性に大きく影響し、2023年の締めくくりに多大な効果を発揮しました。
やはり「不随意筋を随意筋にする」という事は、歌手にとってとても大切な事であり、息の根幹だとも思います。
自分の声の可能性を探求する事は険しい道ですが、何かを成し遂げるとは、その飽くなき反復作業の延長線上にみえてくるのと信じ、これからも探求します。
音楽は感動。
音楽を通して人生になにか少しでも幸せな影響が起きることを願っています。
今年も多くの方に大変お世話になりました。
来年もどうぞ宜しくお願い致します。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。
小野弘晴