『ランニングと執筆の共通点とは?』Vol.180
2ヶ月前から、パーソナルコーチをつけて、
ランニングのトレーニングを始めました。
「近い将来、フルマラソンに出場しよう」
という目標もありますが、
「生涯続けられる、身体を使った趣味」を
持ちたかったのが動機でした。
で、いざやってみると、
そのトレーニングのプロセスが、
本の執筆(もっと言えばビジネス や経営)の
プロセスととても似ているのが興味深くて、
ますますハマっているところです。
それは、たとえば次のようなことです。
● 「4ヶ月後にフルマラソンで4時間切り」
という目標に対して、
逆算してどのタイミングで
どんなトレーニングを用意するか、
を計画に落とし込むことで、
目の前のことに集中できる。
→ 本の執筆も、納期と完成原稿の
ページ数から逆算して、
いつ、何時間執筆にあてるのか、
どこで編集作業をするのか、
どこで仲間のフィードバックを得るのか、
をスケジュール化することで、
ペース配分がわかり、
焦らず目の前の原稿に集中できる。
● ランニングで鍛えるのは2つ。
正しいフォームで走るための筋力と、
長く走るための心肺機能。
まずは正しいフォームで走る筋力を
鍛えるのが先で、その上での心肺機能の強化。
→ 本の執筆で重要なのは、コンテンツの面白さと、
読者を飽きさせない文章力。そもそも
コンテンツが面白い(=コンセプトが良い)ことが先で、
その上で優れた文章力がその面白さを際立たせる。
● 走った後、1~2日の休息日を
意図的に設けることが重要。
なぜなら、トレーニングで破壊された筋肉が
休息によって回復し、そのときに筋肉が強化されるから。
早く結果が欲しいから、と休息なしで毎日走ることは、
怪我を招き、かえってパフォーマンスが下がる。
→ 本の執筆も、一定時間集中して書いたら、
休息が必要。
その間に脳がリラックスした状態で断片的な考えを整理し、
統合してくれて、生産性は高まる。
よって休息も仕事の1つと認識して
スケジュールに組み込む。
など、他にもたくさんの共通点が見出せます。
まったく異分野の中に共通点が見出せると、
そこには“気づき”が生まれ、
脳のシナプスがつながっていくような感覚を覚えます。
その連鎖が、
意外性や独自の着眼点を
鍛えてくれるんじゃないかな、
って感じる今日この頃です。
FROG (フロッグ) メンバー わに