私は、
プロマラソンランナーtakuこと
原田拓選手を応援しています。
2012年12月、
ハワイ・ホノルルマラソンで
日本人が16000人参加し
その中で、原田拓選手は
日本人1位になりました。
彼は、ランニングスクール「フロッグ」
を立ち上げたばかりで
初めて「経営」に関わる事や、
実業団を飛び出して「独立」した事に
とっても緊張していました。
そんな中でのレース本番、
ゴール直後、彼は私に会うと
ニコッと微笑み、
ホッと胸を撫で下ろしたように
こう言いました。
「強風で大変だったけど
最低限の仕事はしました。
日本人1位です!」
私も嬉しくて、そんな彼に
「さすが拓先生、おめでとう!」
と祝福しました。
ところが、あくる日の朝会うと、
彼はバツ悪そうにしています。
ついに口を開くと彼は言いました。
「きのう、僕
めちゃくちゃカッコ悪いこと言いましたよね。
恥ずかしくて仕方ないです。
日本人1位で仕事したなんて・・・
当たり前ですよね。
僕より前に、ケニア人招待選手が
何人もいるのに
僕は何を言ってるんだ!
ごめんなさい、情けないです」
私は、黙って続きを待ちました。
少したって
「来年は、完全優勝します !!」
そのガッツと素直な人間らしさに触れ
私はもっと原田拓のファンになりました。
彼は、
本当に夢を実現する男だと思いました。
私は今、毎週、拓先生のプライベート
ランニングレッスンを受けています。
彼の持つ独自の理論は、
私のようなど素人も
ちゃんと、ランナーに仕上げてくれます。
今年は、私も彼と一緒に
ホノルルを走ります。
それが誇らしいです。
ただ、彼は2時間でゴール、
私は倍の4時間ですから
一緒にと言っても、
走り出したら一度も
すれ違うだけですけどね。
彼はこう言います。
「僕の2時間、あなたにとっての
4時間は同じなんですよ。
スピードのエリアや
技術レベルの水準が違うだけ」
とっても素敵な男です。
私は、原田拓を信じて応援しています。
まさ
FROG (フロッグ) メンバー
森正弘 mori masahiro (blog )