ー予備校の自習室にてー
自習室の席につくと、女の子が好んで使っていそうな、紫色のインデックス部分が水玉模様の付箋紙が
いかにも読んで欲しそうな位置に貼ってあった。
不思議に思って顔を近づけると、やはり何かが書かれている。
忘れ物だろうか
とは言ってもやはり気になる。剥がして読んでみると、
数字と…ハイフン…?
なんとそこには電話番号らしきものが!
いやあ、まさか冬を経ずして春の訪れとは、参ったなぁ
もちろん出逢いとなればときめくもので、期待しながら数字を確かめると
「●●●ー★★★ー30」
(伏せ字はすべて数字でした)
…あれ?
きっとおそらくたぶん十中八九間違いなく、数字が足りない。
下4桁が30で終わりって…(笑)
そこで僕はすぐさま気付きました。
釣り…否!
"これは受験のライバルをひとりでも蹴落とすための陰謀であるに違いない"
そして
"(きっとかわいい)女の子の策略に違いない!きっとそうだ!"
と。
ええ!もちろんこんなの鼻で笑ってやりましたとも!
こんなもので僕の強靭なメンタルを崩せるとでも思ったのか
甘い、甘すぎるよ
(きっとかわいい)お嬢ちゃん
こ、こんなものに…!
こんなものに…負ける…はずが…(泣)
*補遺*
個人情報保護やプライバシー保護の潮流により、昔はごく当たり前な事であったであろう
見知らぬ相手との文通などは
しにくい時代となりました。
それに変わるのがSNSのはたらきとなるかのように思われましたが、純粋な気持ちを踏みにじり、悲惨な事件が起こることも多くなってきました。
規制がかなり厳しいですものね。
皆さんも、お気をつけて。
*補遺2*
(さすがに3桁足りないだけでは番号を特定されてしまう確率がグンと上がってしまうという判断のもと、付箋紙は丁重に処分させていただきました。)