ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

アオイさん(仮名・30代女性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

アオイ「別れた元カレのことで、モヤモヤしています」

 

僕「差し支えない範囲で、元カレさんのことを教えていただけますか?」

 

アオイ「同い年のナオミチです。大学で知り合い、卒業後につきあい始めました。28歳の時に、2か月だけ同棲したんですが……別れました」

 

僕「別れたきっかけも、教えていただけますか?」

 

アオイ「私が……浮気したんです」

 

僕「そうなんですね?」

 

アオイ「ナオミチが職場の先輩である2歳上のミヤジさんと、よくお酒を呑んでいたんです。外で呑むとお金かかるから、私が『家に呼んで、うちで呑んだら?』って言ったら、ミヤジさんが家に来るようになって……」

 

僕「まさか……アオイさんの浮気相手はミヤジさん?」

 

アオイ「ナオミチが親に呼ばれて実家に帰っている夜に、ミヤジさんが来たんです。『ナオミチはいない』って伝えたら、『1杯だけ呑んだら、帰る』ってミヤジさんが言うんで、つい……うちに上げて、ビール出したんです」

 

僕「それで……?」

 

アオイ「ミヤジさんは、ナオミチが不在なのを知って、わざと来たんです。で、私に迫ってきて……」

 

僕「アオイさんは、断らなかった?」

 

アオイ「1番好きなのはナオミチなんですが……。ミヤジさんにも魅力を感じていて……『1回だけ。ナオミチには内緒で』って言うミヤジさんを拒み切れなかったんです」

 

僕「そのことが、後でナオミチさんにバレた?」

 

アオイ「私からは、もちろん話してないです。ミヤジさんも、それっきり、うちに来なくなって……。でも、しばらくしてナオミチが『別れよう』って家を出て行ったんです」

 

僕「ミヤジさんが、つい、ナオミチさんに話した?」

 

アオイ「私は、そうかなと思ってました」

 

僕「『別れよう』と言うナオミチさんに対して、理由とか聞かなかったんですか?」

 

アオイ「もちろん聞きました。ナオミチは『わかるだろ?』って、すごい意味深な顔するんで……」

 

僕「アオイさんとミヤジさんとのコトが、ナオミチさんにバレた……と思った?」

 

アオイ「そう思いました。ミヤジさんは、イケメンなんですが……口が軽い感じなので、ナオミチに『アオイとやったぞ』って言ったのかと思ったんです」

 

僕「先ほど、『1番好きなのはナオミチさん』って言ってましたよね?」

 

アオイ「でも、男性は女の浮気を許さないと思ったんです」

 

僕「で、アオイさんはナオミチさんと別れた? ミヤジさんとも、それっきり?」

 

アオイ「そうです」

 

僕「28歳の時ですよね? もう、5~6年前?」

 

アオイ「6年前です。で、先日、久しぶりに大学時代の友人と会ったら、ナオミチの話題が出て……『男と同棲している』って聞いて、驚いたんです」

 

僕「ナオミチさんが男同士で同棲? ルームシェアじゃなくて?」

 

アオイ「その友人も、また聞きなんですけど……、相手は職場の先輩だった男性だと言うんです」

 

僕「職場の先輩? まさか……」

 

アオイ「私、6年前に別れて、もうナオミチとは関係ないんですけど、気になって……。大学時代にナオミチと親しかった人に連絡してみたんです」

 

僕「それで?」

 

アオイ「その人も、ナオミチは、2こ上の元職場の先輩男性のミヤジと言う名の人とゲイカップルになったって言ってました」

 

僕「ナオミチさんとミヤジさんが恋人同士? ナオミチさんとミヤジさんは周囲にカミングアウトしている?」

 

アオイ「そうらしいです」

 

僕「アオイさんからすると……ナオミチさんは大学卒業後から付き合って、2か月だが同棲もした間柄。その相手のミヤジさんは1度だけの浮気相手……?」

 

アオイ「2人とも、普通に男らしい男性です」

 

僕「男らしいゲイもいます。っていうか、2人ともアオイさんと関係したのですから、バイセクシャルでしょう」

 

アオイ「バイセクシャル同士って……成り立つんですか?」

 

僕「成り立つ?」

 

アオイ「だって……。男性同士だと……どっちかが女役になるんですよね?」

 

僕「それが、何か? ああ、バイセクシャル男性は女役にはならないと思ってます?」

 

アオイ「違うんですか?」

 

僕「バイセクシャル男性とか、既婚者とか、タチウケと関係ないです。人生の途中で転換する人もいますし、両方できる人も少なくありません」

 

アオイ「そうなんですか? 男らしい男性が男らしい男性を抱くなんて……想像できません」

 

僕「他人のセックスなんて……想像できませんよ。想像するべきでもありません」

 

アオイ「私、一時期、ナオミチと結婚するつもりだったんです」

 

僕「……」

 

アオイ「私がミヤジさんとマチガイを犯さなければ……ナオミチは私と結婚したでしょうか?」

 

僕「過去に遡って、タラレバを言っても仕方ありません」

 

アオイ「それは、わかっていますが……」

 

僕「わかっているなら……」

 

アオイ「ナオミチは、私を奪ったミヤジさんに食ってかかって……そのうちに、おかしな雰囲気になって……?」

 

僕「一般的な場合、男性にとって、恋人の女性の浮気相手男性は、敵です。仲良くなることはありません」

 

アオイ「ですよね?」

 

僕「アオイさんとミヤジさんが関係したことは、ナオミチさんとミヤジさんが同棲したことと無関係です」

 

アオイ「……」

 

僕「ナオミチさんも、ミヤジさんも、もともとバイセクシャルなのです。そう考えるのが自然です」

 

アオイ「私とナオミチが同棲している頃から……ナオミチとミヤジさんはお互いに好きだった?」

 

僕「考えたくないでしょうが……その可能性はあります」

 

アオイ「だとしたら……ひどいです」

 

僕「アオイさんからすれば、そうでしょう」

 

アオイ「ミヤジさんはナオミチを好きで……ナオミチと私を引き離そうとして、私に迫ってきた?」

 

僕「……証拠はないですが」

 

アオイ「だとしたら……ひどすぎます。っていうか、まんまとハマった私がバカだった?」

 

僕「せっかく易タロットカードがありますので、アドバイスカードを引いてみませんか?」

 

アオイ「……お願いします」

 

★アオイさんへのアドバイスカード(易タロット)

「火山旅(かざんりょ)」

旅人がひとりで、野宿しようとしています。目的地は見えず、さまよっていて、途方にくれているのです。

 

僕「アオイさんは道を見失っています」

 

アオイ「道?」

 

僕「進むべき方向です。6年前に別れたナオミチさんのことは、もうどうでもいいではないですか?」

 

アオイ「……わかっています」

 

僕「6年間、ナオミチさんからの直接の連絡はないですよね? ナオミチさんさんが男と暮らそうが、新しい女と暮らそうが、アオイさんに影響及ぼすことはないんです」

 

アオイ「同棲したり……結婚を考えたりしたのは……ナオミチだけなんです」

 

僕「アオイさんには、もっとふさわしい男性がいます」

 

アオイ「そうでしょうか?」

 

僕「2か月だけの同棲とは言え、ろくに理由も説明せず、さっさと別れてそれっきりなんて、冷たすぎます」

 

アオイ「……はい」

 

僕「6年間、引きずってきたんですね? もう、いいじゃないですか?」

 

アオイ「私が……他の男と寝たから……それでナオミチが怒ったとばかり思っていました」

 

僕「そこは、関係なさそうです」

 

アオイ「そうなんですね。ナオミチは、もともとバイセクシャル?」

 

僕「間違いないです」

 

アオイ「わかりました。気持ちを切り替えます」

 

僕「それがいいです」

 

アオイ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のパンセリノスオラクルカードです。

 

↑「翡翠のペンギン」

ご存知のように、ペンギンは、集団で営巣(子育て)し、集団で狩り(食事)をします。

しかし、営巣(子育て)は雌雄2羽では協力するが、団体として助け合うことはあまりありません。狩り(食事)は、基本的に単独でおこないます。

 

それでも、ペンギンは群れをつくるのです。ペンギン自身にその気がなくても、集団の力で自分たちや子ども(卵やヒナ)の命を守っているのです。

 

人間も同じです。ひとりで生きているつもりでも、必ず誰かの力を借りているのです。たったひとりで無人島生活などというのは、現実としてなかなかできることではありません。

 

コミュニケーションをとりましょう。誰かに助けられたら、あなたもまた、誰かを助けましょう。そして、感謝の心を忘れないようにしましょう。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)