ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のチャット鑑定です。

 

シゲアツさん(仮名・60代バイセクシャル男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

シゲアツ「チャット鑑定にしてもらい、ありがとうございます。私は耳が聴こえないので、チャットが便利なんです」

 

僕「ホンカフェ(私が所属する電話占い会社)では、私はチャット占いが多いので……大丈夫です」

 

シゲアツ「私は、先天性の難聴で、ほとんど聴力ないんです」

 

僕「補聴器などを使っても……ですか?」

 

シゲアツ「私には、ほとんど効果なかったです。私が子どもだった頃の話ですけど」

 

僕「聾学校に行かれたのですか?」

 

シゲアツ「はい。家から通える距離ではなかったので、小学生の頃から寄宿舎に入って、週末だけ帰宅していました」

 

僕「小学生から? 親と離れて、お寂しかったでしょう?」

 

シゲアツ「私、父親がいないんです。たぶん、よそに家庭を持っている男だったのでしょう。名前も知りません」

 

僕「辛かったですか?」

 

シゲアツ「父親不在より、小学校1年で母親が家出した方がショックでした……」

 

僕「お母様も? 小学校1年で? どうやって生活……(したのですか)?」

 

シゲアツ「祖母の家に母と3人暮らしだったんですが……ある週末に寄宿舎から祖母と帰宅する際に……『(お前の)母ちゃんは出稼ぎに行った』と教えてくれたんです」

 

僕「出稼ぎなんですね?」

 

シゲアツ「でも……以来、2度と母は戻りませんでした」

 

僕「お母様は、出稼ぎ先で病気や事故になってしまったのか? それとも、お婆様にシゲアツさんを託して、家を出たのか……?」

 

シゲアツ「私は、母が家出したと思ってます。祖母は敢えて『出稼ぎ』と私に伝えたのでしょう」

 

僕「お婆様は真相を教えてくれないまま、お亡くなりに?」

 

シゲアツ「私が17歳の時に、祖母は病死しました。私は天涯孤独になったんです」

 

僕「それは……。今なら18歳未満は施設入居ですが……」

 

シゲアツ「私は、聾学校を卒業して、働いてましたから。勤務先の先輩は心配してくれましたが……。祖母の家でひとり暮らしになりました」 

 

僕「17歳でひとり暮らしは、心細かったですか?」

 

シゲアツ「勤務先の先輩が週に何度か、食べ物など持ってきてくれたんです。私は料理できなかったので助かりました」

 

僕「親切な先輩がいて、よかったですね?」

 

シゲアツ「先輩は……下心があったんですけどね」

 

僕「え? 先輩って男性ですよね? もしかして?」

 

シゲアツ「先輩は30代男性ですが……男の子が好きな人でした」

 

僕「先輩から誘われたんですか?」

 

シゲアツ「2人で銭湯で汗流して帰宅したら……先輩がビール飲みながら手を出してくるんです」

 

僕「シゲアツさんはバイセクシャルということですけど……当時は?」

 

シゲアツ「当時の僕は、何も知らない童貞でした」

 

僕「女の子への興味は? 男性にも(興味あった)?」

 

シゲアツ「女の子には……当時は人並みに興味ありましたが……耳のことや家庭環境もあって、自分は結婚できないと思ってました」

 

僕「結婚できない? 17歳にして?」

 

シゲアツ「私みたいな先天性難聴だと『遺伝する』って言われていて……健康な人との結婚は無理だと思い込んでました。実際は難聴が遺伝する人は一部だけなんですけどね」

 

僕「そういうことだったんですね? で、先輩を受け入れたんですか?」

 

シゲアツ「当時の私は、同性愛について、ほぼ無知でした。だから先輩が触ってきたのも、初めは意味わからなくて、ふざけているのかと思っているうちに……」

 

僕「若いから、反応してしまった?」

 

シゲアツ「そういうことです。なんか気持ちよくなって……出ちゃったんです」

 

僕「先輩はシゲアツさんのことが好きだったのですね?」

 

シゲアツ「何度か同じことされて、やっと私もそこを理解しました」

 

僕「シゲアツさん側の気持ちは?」

 

シゲアツ「抵抗感はすぐになくなりました。でも、どちらかというと『親』に近い年齢の人でしたから、『オジサンを好きになる』ってことはありませんでした」

 

僕「でも、関係は続いた?」

 

シゲアツ「痛いことや嫌なことはされなかったし、(身を)任せてました」

 

僕「快感があった?」

 

シゲアツ「それもありますが……先輩が勤務先で便宜計らってくれましたから」

 

僕「仕事で助けてくれたのですね?」

 

シゲアツ「私は職場内で誰かに呼ばれても、気付かないんです。常に先輩が近くにいて、何かあると合図してくれて……。先輩がいなければ、職場内で孤立したり、イジメられたりしたかもしれません」

 

僕「当時は障碍者雇用なんて、なかったんですね?」

 

シゲアツ「聾学校の先生のコネとか、身内のコネとか……周囲の善意に支えられないと、障碍者が人並みに働くのは難しかったです」

 

僕「先輩との関係は、どれくらい続いたのですか?」

 

シゲアツ「1年もたなかったです」

 

僕「シゲアツさんが拒否するようになった?」

 

シゲアツ「いえいえ。先輩が転勤してしまったんです」

 

僕「それは、偶然ですか?」

 

シゲアツ「違います。噂ですが、先輩の奥さんや周囲の人達が勘付いてしまい、職場内のホモ関係(原文ママ)はまずい……となったようです」

 

僕「シゲアツさんはホッとした?」

 

シゲアツ「いえ、後ろ盾がいなくなったので……しばらくして、私もその職場を去りました」

 

僕「……」

 

シゲアツ「先輩という専属の通訳がいなくなったので、周囲が私とのコミュニケーションを面倒くさいと思っていることが……わかったんです」

 

僕「先輩は手話ができたのですか?」

 

シゲアツ「口話(こうわ)です」

 

僕「口の形で、相手の言葉を理解するんですね?」

 

シゲアツ「そうなんですが、相手の口を正面から見続けてないとわからないんです。相手の方も大きく口を開けてハッキリ言ってもらわないと……」

 

僕「先輩は、シゲアツさんとの口話に慣れていたんですね?」

 

シゲアツ「私が発する言葉も、初対面の人には聞き取り難しいんです。先輩は辛抱強く、私と会話して、コツをつかんでくれたんです」

 

僕「だから……初対面の人だと、筆談が便利で簡単?」

 

シゲアツ「そうなんです。今はスマホで音声を文字に変換できますけど……当時は筆談でしたね」

 

僕「話戻って……シゲアツさんは前の職場を辞めた? 次の仕事は?」

 

シゲアツ「ゲイバーです」

 

僕「ゲイバー?」

 

シゲアツ「1軒だけあったんです。先輩に何度か連れて行ってもらって……先輩が異動した後に、ひとりで行ったら、ママさん(男性)に誘われて、住み込みアルバイトになったんです……」

 

僕「ママさんも、当時のシゲアツさんのような17~18歳の男の子が好きだった?」

 

シゲアツ「24時間、ママさんと一緒でした。お店の2階で一緒に寝起きして……夕方から明け方までお店で働いて」

 

僕「ママさんと同棲ですね? シゲアツさんのママさんへの気持ちは?」

 

シゲアツ「職場の先輩より、ママさんは更に年上ですから、恋愛感情にはならないですね」

 

僕「先輩の時と同じ……?」

 

シゲアツ「言うこと聞いていれば、助けてくれて……親なし・耳聴こえない・中卒の私でも生活していける……ってことです」

 

僕「ただ、ゲイバーにはお客さんが来ますよね? お客さんの注文とか、会話とか……」

 

シゲアツ「それは、基本的にママの担当です」

 

僕「営業中のシゲアツさんの仕事は?」

 

シゲアツ「食器・グラス洗いと、お通しの準備です。あとは、深夜になると……ショーですね」

 

僕「ショーって……踊るんですか?」

 

シゲアツ「テーブルの上に裸で寝るだけです」

 

僕「え……?」

 

シゲアツ「0時過ぎると、ほぼ常連さんだけなんです。で、トイレで服を脱いだ私がタオルを巻いて出てきて、テーブルに横たわるんです」

 

僕「その時、シゲアツさんは何歳?」

 

シゲアツ「18歳。1年ぐらい、やりましたね」

 

僕「常連客は、見るだけ? 下半身はタオルで隠したまま?」

 

シゲアツ「いえいえ。私の周りにお客さんが集まってきて、すぐにタオルを剥ぎ取られ、みんな、酒呑みながら、私の身体を触ってきます」

 

僕「令和の今なら、少年虐待ですね」

 

シゲアツ「当時は『フツウ』と思ってました。チップがもらえるので、私は好きな仕事でした」

 

僕「チップがもらえるんですね?」

 

シゲアツ「当時は、500円札や1000円札を股間に挟んでくれるんです」

 

僕「チップは、全部、シゲアツさんがもらえる?」

 

シゲアツ「はい。その代わり、私の時給はすごく安いので、収入の大半がチップなんです」

 

僕「お触りだけで……済みますか?」

 

シゲアツ「いえ、最終的にイカされます。イキそうになると私がママに手を挙げるんです。すると、ママがお客を全員離して、1番チップをはずんでくれた人が、私を『イカせる権利』を得るんです」

 

僕「で、そのチップ最高額のお客さんによって……?」

 

シゲアツ「はい、私がイカされます、みんなの前で」

 

僕「みんなの前で……って、18歳の少年としては恥ずかしくなかったですか?」

 

シゲアツ「私には……最高の瞬間でしたね」

 

僕「最高……?」

 

シゲアツ「幼い頃から、耳が聴こえないことで、近所の子からイジメられ、バカにされ、仲間外れにされて……。小学校から1人だけ聾学校の寄宿舎に行って……。中学卒業後の職場でも同じような扱いを受けてたんです」

 

僕「ゲイバーで、モテ期がやってきた?」

 

シゲアツ「職場の上司くらいのオジサンたちが、こぞって私の身体に群がるんですよ? お金くれて……最後は『イカせる権利』を争ってチップをはずんできて……。権利を得たオジサンは誇らしげに私をイカせる。周りのお客は羨ましそうに見ている……」

 

僕「ストリップのまな板ショーですよね」

 

シゲアツ「みんなが、私のその瞬間を固唾を飲んで待っているんです。見逃さないようにしようって……」

 

僕「アイドルやスターになった気分でしたか?」

 

シゲアツ「私は、ゲイバーで『都会にはウリ専(男性版風俗)って仕事があって、若い男の子が稼げる』って聞いたんです。でも、『耳が聴こえないと難しいね』って言われて……」

 

僕「ウリ専ボーイをやりたかったんですか?」

 

シゲアツ「最初はやりたかったんですが……。ゲイバーでのまな板ショーで、毎晩1万円近く稼ぎましたから……それで満足でした」

 

僕「でも、1年ぐらいでまな板ショーは終わったんですね?」

 

シゲアツ「ママが病気になって、ゲイバーを閉めたんです」

 

僕「シゲアツさんは?」

 

シゲアツ「お店と2階の住居は借りていたので、私も追い出されました」

 

僕「シゲアツさんは……アパートを借りた? お客様からのチップを貯めたお金で?」

 

シゲアツ「はい」

 

僕「次の仕事も探さなければならないですね?」

 

シゲアツ「なかなか、その気になれませんでした」

 

僕「と言うと?」

 

シゲアツ「ゲイバーで、結構稼げたんですよ。その前の昼職の数倍でした」

 

僕「昼職が馬鹿馬鹿しくなった?」

 

シゲアツ「どうせ耳のせいで、なかなか就職できないし、雇ってもらっても、差別や仲間外れされるんだろうと……思ってしまったんですね」

 

僕「で、どうしましたか?」

 

シゲアツ「ゲイバーの常連客だった人に会って、お小遣いもらったり……」

 

僕「サポート(パパ活)ですね? 同棲もしたんですか?」

 

シゲアツ「常連客さんとの同棲は無理です。みんな家庭持ちですから。孫がいる人もいます」

 

僕「それもまた、限界があるんじゃないんですか?」

 

シゲアツ「2年ちょっとで、相手はいなくなりましたね。だから、東京に出ました」

 

僕「東京、どうでしたか?」

 

シゲアツ「ダメでした。ウリ専の面接にことごとく落ちて、バイト探しもうまくいかず……交通事故に遭ったりしました」

 

僕「交通事故?」

 

シゲアツ「自転車にぶつけられたんですが……私には警笛が聴こえないんです」

 

僕「それで?」

 

シゲアツ「人の多い都会は私には向かない……と思って、故郷に帰り、聾学校の先生に頭下げて、もう1度仕事を世話してもらいました」

 

僕「で、再び、昼職に就いたんですね?」

 

シゲアツ「結婚もしました」

 

僕「女性と?」

 

シゲアツ「聾学校の後輩にあたる女性です。婿養子になったんです」

 

僕「よかったですね」

 

シゲアツ「でも……離婚になりました」

 

僕「まさか……」

 

シゲアツ「嫁の実家に同居していたんですが……家の中で1番下の立場なんですよ。稼ぎないから。で、なんとか稼ぎを増やそうと、昔取った杵柄で……」

 

僕「まさか……」

 

シゲアツ「ゲイ雑誌通信欄で知り合った男性と、行為の後に小遣いもらおうとして……警察に通報されたんです」

 

僕「相手は、お金払うつもりなかったのに……」

 

シゲアツ「私が『1万円くれ』って要求したら……恐喝って通報されたんです」

 

僕「それで……離婚?」

 

シゲアツ「結局、不起訴になったんですが……嫁にも婚家にも連絡されて……嫁は大泣きするし、嫁の両親は『家の恥だ』って言って許さないので……離婚になりました」

 

僕「お子さんとかは?」

 

シゲアツ「まだいなかったです。子どもがいれば、許されたのか……?」

 

僕「いやあ……どうでしょうか? 離婚の際に養育費を請求されたかもしれません」

 

シゲアツ「そうですね。どっちにしても自業自得ですね」

 

僕「その後は?」

 

シゲアツ「ゲイバーのママの入院先に、挨拶とお見舞いに行って……すべて話したら、『アタシのせいね? ごめんなさい』って泣かれました」

 

僕「ママさんのせい?」

 

シゲアツ「ママは『18歳の子どもに、あんなまな板ショーさせて……善意のつもりでチップ全額あげちゃったから……あんた、地道に働く気がなくなったのね』って言ってました……」

 

僕「残念ですが……ある面、それは事実でしょうね」

 

シゲアツ「ママが『アタシには、もうあんたを助ける力はない。って言うか、あと数年の命だと思う』『お願いだから、エロで稼ぐのはやめて。危ない道なのよ』って……」

 

僕「それで……」

 

シゲアツ「ママはその半年後に亡くなったんです。私がまた変なことしたら、きっとママが化けて出てくる……って自分に言い聞かせました」

 

僕「その後は……?」

 

シゲアツ「ゲイバー時代の知人の紹介で、飲食店の厨房で……36年……3年前、コロナで閉店するまで働きました」

 

僕「地道に働いたんですね?」

 

シゲアツ「はい。今は年金生活です」

 

シゲアツ「私は、やはり、バイセクシャルってことなのでしょうか?」

 

僕「恋愛する相手は?」

 

シゲアツ「子どもの頃は、女の子が好きでした。でも……カラダの関係は圧倒的に男性が多い。男と同棲したけど、女性と結婚もした……」

 

僕「離婚後は?」

 

シゲアツ「誰とも、つきあってません」

 

僕「片思いもないのですか?」

 

シゲアツ「自分から好きにならないのです。ムラムラして、ゲイの人とその場限りの関係持ったことはあります。風俗の店に行って、風俗嬢にヌイてもらったこともあります。でも、どちらにも気持ちはない。恋愛の心がスッポリ抜けた状態なんです」

 

僕「性行為が生活の手段になってしまったんですね?」

 

シゲアツ「人として大事なことを、どこかで置き忘れてきたのでしょうか?」

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょう」

 

シゲアツ「お願いします」

 

★シゲアツさんへのアドバイスカード

↑「太陽」正位置。

レンガを積む老ゲイカップル。

 

辛いレンガ積み作業でも、カップルでおこなえば楽しいもの。

 

信頼できるパートナーを見つけましょう。何歳からでも遅くはありません。

 

シゲアツ「パートナー? 男? 女?」

 

僕「どちらでもいいと思いますが、このカードはゲイカップルです」

 

シゲアツ「そうですね。自分でも、2人で暮らすなら男同士かな……って思います」

 

僕「今はスマホで、音声を文字変換してくれるんですよね?」

 

シゲアツ「そうですね。アプリや掲示板で、聾者でもいいって言うゲイ男性を探してみますかね」

 

僕「まずは友達関係からが、いいと思います」

 

シゲアツ「そうします。もう、エロで稼ごうとはさすがに思わないので……健全に交流します」

 

僕「お互いに合意なら、関係進めてもいいと思います」

 

シゲアツ「わかりました。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

 

さて、今日のマップオラクルカードです。

↑「魔法の地図を変える人」

あなたがこれから出会う人、もしくは少し前に出会った人の中に、「あなたの人生の地図を変える人」が存在します。

 

その人がきっかけとなり、あなたは成長し、苦境から救われ、安全な場所へ行き、成功することができるでしょう。

 

注意していれば、誰のことかわかるはずです。

 

その人のおかげで、あなたは物の見方を変えて、新たな人生の使命に気づき、進化することができるのです。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)