ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

ナオヨシさん(仮名・50代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ナオヨシ「(申し込み欄に)ゲイって書きましたけど、正しくは『女装ゲイ』なんです」

*この時のナオヨシさんは、ごく普通の男装です。

 

僕「すみません。(占いの)申し込み欄には『男性』『ゲイ・バイセクシャル男性』『女性』の区分けしかありませんからね」

 

ナオヨシ「いえ、クレームを言いたいわけではなく、私は女装者でもあり、ゲイでもある……そういう存在なんです。女装の時は『直美(ナオミ)』、ゲイ男性の時は『直美(ナオヨシ)なんです』

 

 

僕「一般の方からすれば、ゲイも女装も同じようなものと認識しているかもしれませんが、実は違いますからね」

 

ナオヨシ「そうなんです。ゲイ男性として出会った男に、女装のことを話すと、私に気がある人は全員『やめてほしい』と言います。女装に興味持ってくる人は、友達留まりの人だけです」

 

僕「ゲイは男性同士の恋愛ですからね」

 

ナオヨシ「だから、ゲイでありながら女装したいという私は、彼氏をつくるのが、本当に難しいんです」

 

僕「出会いは、あるんですね?」

 

ナオヨシ「男の恰好で、ゲイバーやアプリ・掲示板で相手を見つけて、リアルすることも何度かありました……」

 

僕「それでは、満足できない?」

 

ナオヨシ「男同士で食事しても、街歩いても、デートって気分にならないんですよ。普通のゲイの人って、男同士で出かけてデートになりますか?」

 

僕「見た目は『友達同士』だし、男女カップルのような、いわゆるラブラブデートにはならないですね。でも、ゲイの人はそれでいいんです。同性同士の関係が心地いいんです」

 

ナオヨシ「……やっぱり、私、ゲイじゃないですね。私、男性と外出するなら……笑わないでくださいね? 『姫』になりたいんです」

 

僕「守られたい? エスコートされたい?」

 

ナオヨシ「そうですね。可能なら、腕組んで歩きたいんです」

 

僕「男性同士の場合、手をつなぎたい……っていうのはあると思いますが……。ナオヨシさんのは、『相手の腕につかまって』っていうニュアンスでしょうか?」

 

ナオヨシ「そうですね。対等な感じではないです。だから自分より年上で、身体も大きい人がいいです」

 

僕「女装して相手を探すとなると……?」

 

ナオヨシ「相手はゲイではないですね」

 

僕「トラニーチェイサー(異性装者好き)の男性ですか?」

 

ナオヨシ「向こうからグイグイ来る場合は、だいたいがトラニーチェイサーなんです」

 

僕「トランスジェンダー女性やニューハーフの人は、トラニーチェイサーを歓迎しないって聞きますが……」

 

ナオヨシ「『女性になりたい』っていう人は、『女として愛されたい』んです。男性器を狙ってくる人には抵抗があるんです」

 

僕「ナオヨシさんも?」

 

ナオヨシ「私は……女性ホルモン(注射)も打ったことないし、性別適合手術も受けたいとは思いません」

 

僕「男性の体のままでいい?」

 

ナオヨシ「魔法で、一瞬で天然女性になれるならいいですけど……大金かけて……時間かけて……痛い思いして……いろんなリスクありながらも手術して……それでも子どもは産めないし、世間的には結局『元男』ですからね」

 

僕「そうですね」

 

ナオヨシ「性別適合手術して戸籍も女性に変えた人が、ボソッと『手術前の男の体の方が感度よかった』って言ってたんです」

 

僕「そうなんですね?」

 

ナオヨシ「私、それ聞いて、手術はやめとこう、女性ホルモンも感度が下がるだろうからやめよう……って思ったんです」

 

僕「それでも、『女性になりたい』『手術したい』って人もいるでしょうが……」

 

ナオヨシ「私はトラニーチェイサー男性、嫌じゃないんです。両性具有的なものに惹かれるって言うなら、それもアリだと思うんです」

 

僕「トラニーチェイサーの彼氏さんが多かったんですか?」

 

ナオヨシ「彼氏は何人かいましたが、1番好きだった男性がトラニーチェイサーでしたね。30年も前ですが、ひと回り年上で、私を『姫』と呼んでくれました」

 

僕「理想の相手ですか?」

 

ナオヨシ「会社の役職で、食事は高級レストラン、お酒はおしゃれなバー。安いラブホじゃなくて高級ホテルに誘われました」

 

僕「トラニーチェイサー、悪くないですね?」

 

ナオヨシ「ラブラブな関係だと思ってたんです。でも、ある日、彼が左手薬指に指輪しているのを見つけて……」

 

僕「既婚者?」

 

ナオヨシ「私との関係が始まってから、彼は女性とも付き合いだして、結婚したんです」

 

僕「ナオヨシさん、ショックですね?」

 

ナオヨシ「私にもプライドがありますから。平静を装って『奥さんにバレる前にお別れしましょう』って言ったんです。そしたら……」

 

僕「彼は何て?」

 

ナオヨシ「彼、何と言ったと思います? 『別れる必要ない。妻も公認している』って……」

 

僕「どういうことですか?」

 

ナオヨシ「私も、意味がわからなくて……。要するに『妊娠しないし、遊びだし、結局は男同士の性処理だから』ってことで、奥さんのお許しを得ているってことなんです」

 

僕「そういうことって、あり得るんですか?」

 

ナオヨシ「彼は確かにそう言いました」

 

僕「奥さんだけが、そう思い込むことで、無理やり自分を納得させようとしているならともかく……」

 

ナオヨシ「そこですよね? 彼がそういうことを私に平気でベラベラ話すのが1番ショックでした」

 

僕「恋愛じゃない、遊びだって……ナオヨシさんに直接、言っているってことですよね?」

 

ナオヨシ「(同性同士だから)彼と結婚できないのはわかってましたし、ずっと事実婚でもいいと、覚悟してました。でも、彼には愛する奥さんがいて……自分は奥さんから見て嫉妬するに値しない存在だなんて……」

 

僕「で、その彼とは、別れた?」

 

ナオヨシ「はい、彼には『ご結婚おめでとうございます。私は身を引きます』って言いました」

 

僕「彼の返事は?」

 

ナオヨシ「彼は『気にしなくていい。それはそれ、これはこれだから』って……」

 

僕「ちょっと理解しがたいですね」

 

ナオヨシ「彼にとって私は鉄道模型みたいなものなんです」

 

僕「鉄道模型? 部屋の中にレール敷いて走らせるおもちゃ?」

 

ナオヨシ「場所とるし、お金もかかる趣味ですよね? 私みたいな女の恰好した男は、彼にとって『おもちゃ』でしかないんです。奥さんからすると『私に影響ない範囲で楽しんで』ってことなんです」

 

僕「……」

 

ナオヨシ「私、それまで……フル女装して、女として生きていきたいって願ってました。それで、男として昼職して、夜に女装して水商売のバイトしてたんですが……」

 

僕「手術のために、お金貯めてたんですね?」

 

ナオヨシ「愛し合っていると思っても、男を独占できない。女から『同性』『ライバル』とも思われない。必死で稼いで女になろう……っていうのがバカらしくなりました」

 

僕「水商売を辞めたんですね?」

 

ナオヨシ「はい、仕事は、男としての昼職1本。女装は遊びに行く時だけと、割り切りました」

 

僕「それでよければ……」

 

ナオヨシ「女装画像をネットに載せれば、誘いは来るんです」

 

僕「トラニーチェイサーから?」

 

ナオヨシ「トラニーチェイサーかもしれないし、天然女性に相手にされないこじらせ童貞かもしれないけど……」

 

僕「デートしてみて、どうですか?」

 

ナオヨシ「会ってすぐに『ホテル行こう』って言われると、凹みますね」

 

僕「ゲイ同士でも、その傾向はありますね」

 

ナオヨシ「はい、男姿で相手を募集し、ゲイの人と会っても、同じですね」

 

僕「……」

 

ナオヨシ「女装で会っても、ベッドの上で服脱いで、ウィッグや化粧が取れたら、ゲイセックスと変わらないですね……」

 

僕「……」

 

ナオヨシ「結局、私には、ちゃんとしたパートナーはできなかったんですね」

 

僕「これから先、出会いが……(あるかもしれません)」

 

ナオヨシ「一昨年、コロナ明けて出会った男に写真撮られたんです」

 

僕「女装で?」

 

ナオヨシ「女装したところや、半分脱いだランジェリー姿など……。愕然としました」

 

僕「……」

 

ナオヨシ「相手の男は『いいね』とか『セクシー』とか言ってましたけど……自分からすると明らかに『おじさんのコスプレ』でしたね。20代の頃の女装とは雲泥の差でした」

 

僕「……それで?」

 

ナオヨシ「女装は、いったんやめようと思って……レディースの服とか下着とか、半分以上捨てました」

 

僕「いいんですか?」

 

ナオヨシ「今は9割、男の恰好です。楽でいいですね。化粧しなくていいし……」

 

僕「ナオヨシさんがそれでよければ……」

 

ナオヨシ「ただ、男に戻って、ゲイ男性として相手募集しても……(相手は)見つからないんです」

 

僕「根気よく探すしかないですね」

 

ナオヨシ「そういう時、少しとっておいた女装グッズが役に立つんです」

 

僕「女装するんですね?」

 

ナオヨシ「ポルノ映画館に行くんです」

 

僕「ハッテン場になっているんですね?」

 

ナオヨシ「暗いので……私でもモテるんです。『本物の女性かと思った……』って言われます」

 

僕「そういう場所で手を出してくる男性は……」

 

ナオヨシ「何人か話した人は、ノンケ(異性愛)男性でしたね。妻とはセックスレスだから、女装者相手に性欲発散しに来たって……(言われました)」

 

僕「ショックでしたか?」

 

ナオヨシ「慣れました。女装者って、結局、そういう存在なんですね。風俗より安く済むから……って」

 

僕「これからは……(どうしますか)?」

 

ナオヨシ「映画館って、私より年上の人も来るんです。女装者好きのお爺さんはともかく、女装コスプレ爺さんを見ると……『私は、こうなりたくない』って思うんです」

 

僕「何を着るかは……ご本人の自由だと思いますが……」

 

ナオヨシ「スカートめくられた半裸で痴漢されて喘いでいるのは……(見たくない)。私も同じようなことしてますから……よけいに……」

 

僕「……」

 

ナオヨシ「私、来年、定年なんです。そしたら、北海道の過疎の村に行って、野菜つくって暮らそうと思っているんです」

 

僕「北海道で? 野菜作り?」

 

ナオヨシ「暑いところだと、つい、ミニスカートとか、タンクトップとか、キャミソール着たくなるんです。野菜づくりは実家の母がやっていて、手伝ったことあるので……」

 

僕「セクシーな恰好をしないように、寒い土地に行くんですね?」

 

ナオヨシ「本当は仏門に入りたいんですが……。尼寺ってわけにはいかない。他のお坊さんと集団生活となると……誘惑されたら、断れないです、きっと……」

 

僕「性欲を抑えつけたいような……発散したいような……ですか?」

 

ナオヨシ「そうなんです。年取ってからの性欲って、コントロールが難しいですね。アドバイスカードをいただきたいです」

 

僕「承知しました」

 

★ナオヨシさんへのアドバイスカード

↑「太陽」正位置。

 

ナオヨシ「レンガ積み……ですか?」

 

僕「これは老ゲイカップルですが……。要するにお爺さんとの恋愛です」

 

ナオヨシ「私がお爺さんになって、お爺さんの相手をして……?」

 

僕「ナオヨシさんは女装でもいいと思います。妻に先立たれた高齢男性には、女装者に優しい人がいますよ」

 

ナオヨシ「それ、聞いたことあります。子ども産んで欲しいとかないし……。『料理つくってくれたら、ありがたい』って言ってくるお爺さん……」

 

僕「年上すぎると、ダメですか?」

 

ナオヨシ「いいかもしれないですね? お爺さんの家に住み込んで、一緒に亡き妻の仏壇に手を合わせ、『私が世話して、看取ります』って先妻に誓う……」

 

僕「今、配偶者に先立たれた60代70代の同棲もあるって言いますから……」

 

ナオヨシ「そういうお爺さんって、どこで出会えるんでしょう?」

 

僕「ゲイ専門のサイトやアプリではなく、トランスジェンダー女性とノンケ男性が出会うようなサイトでしょう」

 

ナオヨシ「わかりました。そこ、狙います」

 

僕「高齢男性で、いいんですね?」

 

ナオヨシ「そこは許容範囲です。私を『姫』って呼んでくれる人、いるでしょうか?」

 

僕「そこがポイントなんですね?」

 

ナオヨシ「そう呼んでくれるなら、2周り年上でも、構いません」

 

僕「うまくいくことを願っています」

 

ナオヨシ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日の観音オラクルカードです。

↑「象牙色の白鳥の女神」

象牙色の白鳥の女神のように、あなたの純粋な魂も光り輝いています。

 

過去や現在のことで、思い煩う必要はありません。

 

あなたの魂を見つめましょう。あなたの純粋さを知らない者たちの言葉に惑わされてはなりません。あなたの心の中の「象牙色の白鳥の女神=観音様」を意識し、その言葉に耳を傾けましょう。

 

あなたが「何ら恥じない」「これが正しい」と思えるなら、それでいいのです。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)

 

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