ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
タカフミさん(仮名・60代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
タカフミ「私の寿命は、あと何年ですか?」
僕「具体的な年数は確定できませんが、お伺いした生年月日・生誕時刻・生誕地による西洋占星術の出生図(ホロスコープ)によると、お体は丈夫です」
タカフミ「確かに……持病もないし、医者に行くほど痛いところがあるわけでもない……」
僕「素晴らしい。健康長寿ですね。内臓や足腰にも不安はないですよね? ただ……」
タカフミ「ただ? 内臓や足腰以外のどこかが不安? 認知症ですか?」
僕「認知症というより、心や精神全般ですね。ストレスで神経をすり減らすタイプですね」
タカフミ「それは……若い頃から痛感してます。要領が悪いと言うか、やることなすこと裏目に出ることばかりで……」
僕「お仕事や恋愛において?」
タカフミ「仕事も、恋愛も。家族運にも恵まれませんでした」
僕「家族運? ホロスコープでは、にぎやかなご家族と出ていますが……」
タカフミ「私が4歳の時、父が家を出て、女のところへ行ったのです」
僕「それはそれは……」
タカフミ「私は実の父の記憶が微かでしたから、そのこと自体は辛いとか、悲しいというのはなかったんですが……」
僕「母子家庭になったことが……(大変でしたか)?」
タカフミ「母は、母子家庭が辛かったのでしょうね。2年後、私が小1の時、母は再婚しました」
僕「新しいお父様とは……どうでしたか?」
タカフミ「継父は穏やかな人で、虐待みたいなことはありませんでした。ただ、私が8歳の時に弟が生まれ、継父は弟べったりになりました」
僕「辛いですね」
タカフミ「私を叱らなかったのは、優しさからではなく、遠慮というか、他人だったからなんです」
僕「お義父様は、弟さんには叱ったり、甘えさせたりしたんですね?」
タカフミ「母も、どちらかというと弟をかわいがっていたので……家の中で、私だけ他人……そんな気分でした」
僕「4人家族だったんですね?」
タカフミ「いえ、その後、2人の妹が生まれましたから……」
僕「6人家族ですね?」
タカフミ「ただ、私は、隣県の全寮制の高校に行かされましたから……。妹たちとはろくに遊んだこともなく……」
僕「全寮制の高校?」
タカフミ「継父に勧められて……行きました」
僕「それって……」
タカフミ「継父は、私を家から追い出したいんだ? そう思いました」
僕「……」
タカフミ「設備の整ったいい私立高校でしたけどね。ただ、全寮制男子高ですから、同性愛の洗礼が待ってました」
僕「都市伝説という人もいますが……本当にあるんですね?」
タカフミ「性欲旺盛な15~18歳の思春期男子が一つ屋根の下にいるんですよ? 男子同士で性欲発散するしかないですよ」
僕「でも、全員が同性愛者になるわけではない……?」
タカフミ「それはそうですね。3年間、男同士でやりまくっていた奴が、卒業と同時に彼女作って……数年後には結婚……っていうパターンが多いです。ただ……」
僕「ただ?」
タカフミ「アナルセックスやられ過ぎて、快感覚えると……戻れなくなるんです」
僕「もしかして……」
タカフミ「はい、私がその典型です。チビで細かったんで……3年間、犯されてました」
僕「その高校に入るまでは?」
タカフミ「中学生の頃は、経験ゼロでしたが、普通に女の子が好きでしたよ。でも、高校の3年間で、10人以上の先輩や同級生にやられましたからね」
僕「高校卒業は? ご実家に……(戻った)?」
タカフミ「継父のコネで、そのまま隣県で就職しました。『実家には戻るな』という継父の意思を感じましたね」
僕「辛かったですね?」
タカフミ「でも、継父の意思がわかったら、『ひとりで生きていく』と覚悟できました。高卒時には、自分でもゲイを自覚してましたから……。1人暮らしの方が都合がよかったです」
僕「就職した地で、ゲイ活動を?」
タカフミ「1軒だけゲイバーがあったし、いろんな手段でゲイの出会いを重ねてました」
僕「18~19歳って、モテ期ですよね?」
タカフミ「毎週末、男をアパートに連れ込んでましたね」
僕「初対面の人も?」
タカフミ「そうです。朝起きたら、昨夜泊めた男がいなくなっていて、財布もなくなっていたこともありました」
僕「泥棒ですよね?」
タカフミ「はい、でも警察に届け出ませんでした」
僕「ゲイばれしたくないから?」
タカフミ「ゲイバーで聞いてたんです。殺人とか100万単位の損害でない限り、警察は『ゲイのもめごと』を本気で捜査しないって……」
僕「昭和の頃は、警察や役所も、公然と、今で言うLGBTを差別していましたからね。財布を盗まれた後、家賃や生活費に困ったのでは?」
タカフミ「仕方ないので、いつもは相手にしないゲイのお爺さんに『やらせるから、5000円ちょうだい』って……。今で言うサポートみたいなことしてました」
僕「そこは、うまく乗り切ったんですね?」
タカフミ「でも、それが仇になるんです。狭い田舎のゲイコミュニティですから『タカフミは、セックスで金をせびるプロだ』って噂が広まって……」
僕「彼氏ができなくなった?」
タカフミ「もともと、彼氏と呼べる関係まで行かなかったんですがね。ワンナイトの関係すら、警戒されて、誰も相手してくれなくなったんです」
僕「……」
タカフミ「自業自得って言えば、そうなんですけど……。(ワンナイトの)ハッテン行為が唯一の趣味みたいなものでしたから……。会社辞めて、更に隣県の大きな街に引っ越しました」
僕「お義父様のコネで入った会社を辞めて……?」
タカフミ「その頃は、実家との縁はほぼ切れてましたね。弟が19歳で彼女を妊娠させて、結婚し、実家で両親や妹たちと同居……ってことになってましたから……」
僕「ご両親は、いろいろ大変で、1人暮らしのタカフミさんを気遣う余裕もなく……?」
タカフミ「なんか、始めから存在しない感覚だったんじゃないですか? 昭和の頃は、ゲイはみんな、結婚圧力が強かったって言うんですが……。私は両親から『結婚しろ』なんて1度も言われてないです」
僕「弟さんが19歳って言うと……タカフミさんは……」
タカフミ「27~28歳ですね。ちょうど、当時の男は結婚し、子どもが生まれる頃……。私は、男探しのため、会社辞めて、知らない街に移住した」
僕「新しい土地は、どうでしたか?」
タカフミ「今と違って、中途採用なんて、ほとんどない時代でしたからね。しかも、高卒で、運転免許以外は何の資格もない。フリーターになるしかなかったです」
僕「ゲイ活動は?」
タカフミ「出会いは、毎週ありましたけど……。30歳手前ですからね。『無職』と聞いて、彼氏になってくれる人はいませんでした」
僕「その後は……」
タカフミ「毎週あった出会いは、いつしかなくなり……アラフォーからはゼロです」
僕「彼氏もいない?」
タカフミ「彼氏は……できなかったですね。本当は、出会いがある度に『この男と添い遂げたい』って毎回思ってましたが……」
僕「……」
タカフミ「前に言ったように、初対面でも自宅に入れるんですよ、私は。その際、途中で買い物する余裕ないので、常に自宅にビール・焼酎・ウイスキー・氷と割ものを用意して……あと、乾きもの……。金のある時は奮発して刺身盛り合わせとか……」
僕「初対面の相手に、そこまで?」
タカフミ「そこまでしても、泥棒された時もあるし、話聞いたら既婚者だったは……何人もいましたね」
僕「うまくいかないですね」
タカフミ「ほんとですよ。何がいけなかったんだろうか? 20歳前後の頃は、これでもモテたんですけどね。その時に生涯の相手を捕まえられなかったのが、悔やまれますね」
僕「今も、おひとり暮らしで……?」
タカフミ「両親は10年以上前に病死しました。それ以後、実家には帰ってません。弟は孫ができてます。妹2人も、それぞれ結婚し、子どもがいますが……私は会ったことありません」
僕「お仕事は?」
タカフミ「60代後半の高齢者ですが……アルバイトしてますよ。雀の涙の年金じゃ、食っていけませんから……」
僕「……」
タカフミ「治らないような病気や大怪我したら……生活保護受けようって決めてるんですが……。あいにく、身体だけは丈夫なんですよね」
僕「健康は大事ですよ」
タカフミ「でも、楽しいこと、何にもないんですよ。ゲイバーで呑む金はないので、公園とか行くんですけど……。若い人から相手にされない……。ジジイ同士ではその気にならない……」
僕「……」
タカフミ「金もなく、誰にも相手にされないのに、性欲だけはまだある……。悲惨ですよね? こんな人生、終わりにしたいです」
僕「アドバイスカードを引いてみましょう」
タカフミ「お願いします」
★タカフミさんへのアドバイスカード
↑「ワンドの7」正位置。
男性人魚が網にかかり、当惑する漁師。
男性同性愛を暗喩しているカードです。
僕「敢えて言います。タカフミさんはゲイでよかったのです」
タカフミ「そうなんですか? 継父に全寮制男子高に入れられて、ゲイになって……人生狂わされたと思ってましたが……」
僕「地元の高校に行って、高校卒業までご実家にいたら、どうなっていたでしょうか?」
タカフミ「……家に居場所がなくて……高校中退して、家出したかもしれません。中3ぐらいから、暗くなるまで外でブラブラして、不良グループから誘われてましたから……」
僕「そういう実例を、ほかでよく聞くんですよ。親と合わない高校生は、中退して家出し、都会に出るんです。10代半ばで単身上京しても、水商売か売春しかないんです、男も女も……」
タカフミ「確かに、全寮制高校に行って、ある意味、ほっとしました」
僕「男子高で襲われてゲイになったという認識かもしれませんが……同じような状況でもゲイにならない男性もいます」
タカフミ「私は、もともとゲイの要素があったんですね? そう言われると、そうかもしれません」
僕「モテた時期もあるし、(ゲイの)ハッテン行為が唯一の趣味だったと、先ほど、おっしゃいましたよね?」
タカフミ「……はい」
僕「ゲイも、悪くなかったんじゃないですか? 女性との結婚がなかったから……次男の弟さんがすんなりご実家を継いだ……」
タカフミ「それは……言えます。私も継父の老後を見たくなかったので、相続放棄に同意しました」
僕「健康ですし、これまでの人生、そう悪くなかったように……見えますが……」
タカフミ「でも、今は何の楽しみもなく、老骨に鞭打って働くだけです。金もなく、モテない……」
僕「スマホを持っていらっしゃるのですから、インターネットやSNS……いろいろできますよ」
タカフミ「私が? 発信するんですか?」
僕「昭和の全寮制男子高の想い出とか……ゲイ体験告白を載せるサイトもありますよ」
タカフミ「全寮制男子高のゲイ体験を? 令和の今になって?」
僕「今は、そういうのないからこそ、貴重なんじゃないんですか?」
タカフミ「『気持ち悪い』『あり得ない』『こんなの載せるな』って、炎上しそうです」
僕「ゲイの人しか見ないサイトもあります」
タカフミ「確かに……最初に先輩から襲われた時は地獄でしたけど……だんだんと平気っていうか……快楽になっていきました」
僕「そういう体験は、ほとんどのゲイはしてませんから……」
タカフミ「そうなんですね。自分としては人に言えない黒歴史でしたが……一部の人からしたら……」
僕「人生、何が幸いするかわかりませんから」
タカフミ「そうですね。書いて、投稿してみます」
僕「原稿料は期待できないと思いますが……」
タカフミ「そこは、初めから期待してません。やってみます」
僕「健康なんですから、何でもチャレンジできますよ」
タカフミ「1つ、私にやれそうなことが見つかりました。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の観音オラクルカードです。
↑「空の踊り子の開花」
観音様が、創造的なエネルギーや光を、空で踊らせています。あなたは、それを受け取り、ともに踊りましょう。
観音様は神聖な女性の力の存在です。「陰」や「受け身」の象徴です。
つまり、今、あなたが自分から行動する必要はありません。「流れ」に身を任せるべきなのです。
お導きに感謝し、喜びをかみしめましょう。
あなたには、まるで磁石のように、必要なものが引き付けられてくるからです。あなたは受け取るだけでいいのです。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。



