ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

カケルさん(仮名・20代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

カケル「僕は、父のせいでゲイになったんだと……自分では思ってます」

 

僕「まさか……近親相姦?」

 

カケル「いえ、むしろ反対です。父は、僕を可愛がってくれなかったんです」

 

僕「そうなんですか」

 

カケル「子どもの頃に、父と遊んだ記憶が一切ないんです」

 

僕「キャッチボールとか……サッカーなど、してない?」

 

カケル「トランプなんかも、父としたことありません」

 

僕「正月のカルタ遊びも?」

 

カケル「ないです。少なくとも、記憶ないです」

 

僕「お父様が遊んであげなかったのは、カケルさんだけなのか? 他の兄弟姉妹は?」

 

カケル「ぼくは、1人っ子なんです。僕と遊ぶ以前に、父はあまり家にいなかったんです」

 

僕「お父様は仕事が忙しかった?」

 

カケル「それもあるでしょうが……外に女がいたんです。僕が小4の時に、(父は)家を出て、女のもとに行きました」

 

僕「カケルさんは、子どもの頃に、その事実をわかっていたんですか?」

 

カケル「小1ぐらいの時から、母から聞かされてました。僕は、母にとって、唯一の話し相手でしたから」

 

僕「ショックですね?」

 

カケル「だから、たまに家に帰ってくる父は、僕にとっては『母を苦しめる男』という認識でした。僕の方も父に甘えようとはしなかったです」

 

僕「そうなりますね。で、ご両親は離婚して……?」

 

カケル「僕が高校卒業し、専門学校行ってた時に、母が癌になり、1年も経たずに亡くなりました」

 

僕「それで? お父様には連絡しましたか?」

 

カケル「一応、しました。でも、香典5万円が送られてきただけでした」

 

僕「電話などもなかった?」

 

カケル「手紙が同封されていて、『カケルも成人だから、頑張って自力で生きていけ』って書かれてました」

 

僕「……」

 

カケル「僕は高校卒業してましたが、まだ19歳だったんですよ? せめて1度ぐらい会いにきてもいいと思いませんか? 心配してくれてもいいですよね?」

 

僕「お父様は……もしかしたら、新しい家庭や新しいお子さんの方が大事だったんでしょうか……」

 

カケル「そんなところでしょうね。その時、僕の中で何かがブチ切れて、専門学校辞めました」

 

僕「というと?」

 

カケル「もともと、好きでも何でもなく、就職して、母を養うための専門学校だったんです。でも、母が死んで……父も好き勝手に生きている……僕も勝手に生きようと考えたんです」

 

僕「専門学校辞めて……仕事したんですか?」

 

カケル「ホストになりました」

 

僕「どうでしたか?」

 

カケル「1か月で辞めました。未成年じゃ雇ってくれないので、20歳ってことにしたんですが……酒呑めないし、女性とのトークなんてしたことない、男子高出身の童貞ですから……。ほぼ無収入で、先輩に金借りて生きていたんです」

 

僕「ホストって、頂点は派手で裕福ですが……」

 

カケル「末端は人間扱いされず、悲惨です。僕も、金借りた先輩から『ウリ専(男性版風俗)で働いて、金返せ』って言われて……」

 

僕「ウリ専ボーイしたんですか? 童貞ですよね? ノンケ(異性愛)だったんですか?」

 

カケル「ノンケで童貞、まったくの未経験でした。何もわからず、先輩からウリ専のマネージャーを紹介されました。男相手なんて無理だし、お客も僕では満足できないだろうって、思いながら……」

 

僕「でも、採用された?」

 

カケル「そうなんです。下着姿で写真撮られて『ノンケで未経験。やさしくしてください』ってサイトに書き込まれてしまいました」

 

僕「お仕事、大変じゃなかったですか?」

 

カケル「でも……先輩が『ウリ専できなかったら、ヤクザに引き渡すぞ。臓器売買になるぞ』って脅かすので、やるしかなかったです。でも、やってみたら……」

 

僕「それほど大変でもなかった?」

 

カケル「最初の客は、相場の倍の金額を払ってくれたんですが……。50代ぐらいの白髪のおじさんでした」

 

僕「やさしくしてくれましたか?」

 

カケル「2人で裸になってシャワーで洗うんですが……僕がガタガタ震えてしまって……」

 

僕「19歳の未経験の少年にしたら……怖いですよね」

 

カケル「おじさんが『もういい。自分で洗うから。ベッド行きなさい』って……」

 

僕「普通はボーイがリードするのでしょうが……」

 

カケル「おじさんは『カケルくんは寝てればいい。すべて、パパに任せなさい』って言って……」

 

僕「おじさんは、いきなり『パパ』になったんですね?」

 

カケル「僕も『パパ』にはギョッとしたんですが……逃げるわけにもいかないので……おじさんに身を任せたんです」

 

僕「どうでしたか?」

 

カケル「(おじさんは)やさしくしてくれました。キスも初めてだったんですが……」

 

僕「ウリ専は、アナルセックスまですることが多いと聞きますが……」

 

カケル「はい、貫通されました。痛みもあったんですが……無事、お互いにフィニッシュしました」

 

僕「最初のお客って、ボーイにとって大事だと聞きましたが……」

 

カケル「やさしかったし、すべてリードしてくれたし、もともと割増料金の上にチップまでくれて……。今思うと、最上級のお客でしたね」

 

僕「リピーターになってくれましたか?」

 

カケル「いいえ。後で聞いたんですが……。そのおじさんは『初物食い』専門で、未経験のノンケボーイしか買わないって……」

 

僕「つまり、1度買ったら、相手のボーイは、もう初物ではない。用はないってことですね? それはそれで残酷ですね?」

 

カケル「そうなんですが……。その後のお客に比べたら、よかったと言えます」

 

僕「他のお客さんは、よくなかった?」

 

カケル「当たり前といえば当たり前なんですが……最小のお金で最高のサービスを得ようと、いろいろマニアックな要求をしてくるんですよね」

 

僕「そうなんですね」

 

カケル「嫌になって……先輩に借金返したら……辞めました」

 

僕「ボーイは、どのくらいやったんですか?」

 

カケル「2か月です。1か月で借金は返せたんですけど……マネージャーから引き留められて……」

 

僕「ボーイの後は……(何の仕事)?」

 

カケル「短期のアルバイトで食いつないできました」

 

僕「ホストを辞め、ウリ専ボーイも辞め、晴れて自由恋愛できますよね? 女の子誘ったりとか?」

 

カケル「2か月間、毎日、男に抱かれていたら、女の子はどうでもよくなりました」

 

僕「ゲイに目覚めたってことですか?」

 

カケル「ゲイって言うよりも、愛される喜びに目覚めたんですね」

 

僕「ウリ専の最初のお客さんの『パパ』?」

 

カケル「あの時は違和感あった『パパ』なんですが……。その後の中高年のお客さんの中にも『パパ』を自称する人がいて……つい、『こんなやさしいパパならよかった』って思う自分がいて……」

 

僕「そうなんですね」

 

カケル「もちろん、父親とセックスの相手は違います。ましてや相手は売春のお客ですから。でも、近親相姦でも何でもいいから、僕に関わってくれる父親がよかった……って言うと、性被害者からは怒られそうですが……」

 

僕「カケルさんにとって『パパになってくれる男性』は、特別な相手なんですね?」

 

カケル「だから、父親が、たとえ離婚して離れ離れに暮らしてても、たまに会って、愛情を注いでくれたら……。僕はおじさんを求めなかったんじゃないかって思うんです」

 

僕「今も、『パパ』を求めているんですか?」

 

カケル「掲示板で『パパが欲しい』って言うと、わりとすぐに見つかります」

 

僕「いいですね」

 

カケル「でも、僕からすると『ちょっと違う』って人が多いです」

 

僕「どこが違うんですか? 年齢?」

 

カケル「年齢は大事です。40代後半から50代後半まで。祖父に見える人は『パパ』じゃない。若作りの人も『パパ』とは呼びたくない」

 

僕「若作りはダメでも、若く見える人は?」

 

カケル「ダメです。40代チャラ男って多いんですよ、ゲイには。対象外です」

 

僕「セックスについても(条件があるんですね)?」

 

カケル「ウケはダメです。自称リバも実質はウケなので、ダメです。僕に『寝てればいい』って言う人がいいんです」

 

僕「ボーイ時代の最初のお客さんですね?」

 

カケル「言われれば、そうですね……」

 

僕「『パパ』だから、ノンケっぽい人がいいんですね?」

 

カケル「普通に地味で少しダサいおじさんがいいんです。オネエサンは論外ですが、既婚者もダメです」

 

僕「結構、条件多くないですか?」

 

カケル「はい、全クリアの人は、なかなかいません」

 

僕「掲示板ではいいと思ったが、ちょっと違うと思ったら、『ごめんなさい』して、お断りですか?」

 

カケル「一応、1度はホテルに誘います。で、ホテルに入る前『5千円でいいから、サポートお願いします』って言うんです」

 

僕「相手の反応は?」

 

カケル「『話が違う』って言って帰る人もいます。でも、エッチして、5千円くれて、それっきり……が多いですね」

 

僕「『この人はパパにしたい』っていう相手には?」

 

カケル「お金は要求しません。きっと、甘えて、甘えて……同棲をおねだりします」

 

僕「今まで、そういう人と出会ったことは?」

 

カケル「1人だけ、『この人だ』って思う人がいました。でも、バツイチだったし、僕よりも本物の子どもの学校行事を優先する人だったので……やめました」

 

僕「『パパ探し』も楽ではないですね?」

 

カケル「もう20代後半なんです。このままサポートだけして……ジリ貧になるんだろうかって……」

 

僕「サポートは辞められないんですね?」

 

カケル「本当に好きな相手なら、お金欲しいとか思いませんけど……。大して好きでもない相手だと、お金もらわないとやってられない気がして……」

 

僕「……」

 

カケル「どうしたらいいでしょうか?」

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょう」

 

カケル「お願いします」

 

★カケルさんへのアドバイスカード(1枚目)

↑「カップの7」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置に貼り付けてます。

美しいカップやステンドグラスは幻です。

究極の理想など、この世に存在しないのです。

 

僕「理想の父親を『恋人探し』に絡めるのは止めた方がいいです。そんな人は存在しません」

 

カケル「……」

 

僕「疑似親子関係なら、理想の7割8割で折り合うべきです」

 

カケル「親子ゴッコですね?」

 

僕「同棲できない相手だって、養子縁組できない相手でも、いいじゃないですか? その時だけのゴッコですから」

 

カケル「……」

 

僕「もう1枚引きますね」

 

★カケルさんへのアドバイスカード(2枚目)

↑「皇帝」正位置。

「上司」「年輩男性」とともに「父親」を象徴するカードです。

 

僕「すべての根源が、実のお父様だと言うなら、連絡してみればいいです」

 

カケル「……連絡しても、『もう大人なんだから、自力で生きていけ』って言われます」

 

僕「それでも、連絡した方がいいです。カケルさんの現状を話した方がいいです」

 

カケル「父に『あんたのせいで、やけっぱちになり、男に身を売る生活をしている』って言うんですか?」

 

僕「それが、カケルさんの本心なら、言った方がいいでしょう」

 

カケル「軽蔑されて、親子の縁切られて……終わりです、きっと……」

 

僕「親子の縁?」

 

カケル「親子の縁は……とっくに切れてますね」

 

僕「ダメ元で、連絡すればいいじゃないですか?」

 

カケル「……ちょっと考えてみます」

 

僕「お父様と会えても、会えなくても、切り替えた方がいいです」

 

カケル「……切り替えですか?」

 

僕「恋人やパートナーは他人なんです。親の代わりにはなりません」

 

カケル「……わかっているつもりです」

 

僕「でしたら、男性として愛せるかどうかで……相手を選びましょう」

 

カケル「男性として……? そう言われると、そもそも僕は男を好きなのか……わからないです」

 

僕「個人として愛せるか……でもいいです」

 

カケル「個人として……」

 

僕「ひとりひとり、長所も短所もあります。トータルで愛せるかどうかです」

 

カケル「……」

 

僕「理想の父親とは違っていても、『いい人だな』『一緒にいたいな』と思える人を探しましょう」

 

カケル「僕の気持ちよりも、相手がどこまで僕を愛してくれるか……大事なんです」

 

僕「1度か2度会って『世界で1番愛してる』って言うのは幻想です」

 

カケル「……」

 

僕「愛は育むものですから」

 

カケル「……育む」

 

僕「お互いに『ちょっといいな』ぐらいに思ったら、何度か会って、信頼関係を育てていくんです」

 

カケル「……ウリ専ボーイの過去や、サポートしているってことは……言うべきですか?」

 

僕「相手の様子を見ながら……でいいと思います。嫌う人もいます。経緯を話せば、理解してくれる人もいます……」

 

カケル「……わかりました。父に対しては……考えてみます。サポートは卒業する方向で……いきます」

 

僕「それがお薦めです」

 

カケル「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日の観音オラクルカードです。

↑「アマリリスリュート」

アマリリスは、四方八方に向かって大輪の花を開かせる植物。リュートはご存知のように弦楽器です。

 

 リュートは低音を奏でることもできますが、あなたの魂のリュートの音を上げて行きましょう。外に向かって、魂の奏でる音を響かせましょう。

 

魂が低い者たちに合わせる必要は、もはや無いのです。自分が正しいと思うことだけ、おこないましょう。そして、それを広げて行きましょう。それが、観音様の思し召しであり、あなたの天命なのです。

 

あなたは勝利したのです。もう、相手を責めなくてもいいのです。過去のことは、もういいではありませんか? それより、天を目指しましょう。あなたこそ、より高いレベルに行けるのですから。

 

特別なことをする必要はありません。今までより少しだけ多く、人に微笑みましょう。今までより少しだけ長く、人の話に耳を傾けましょう。 

 

そうした少しの親切・善意で、あなたはより輝くでしょう。崇高な存在に近づけるのです。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)