ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

ナツミさん(仮名・50代女性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ナツミ「兄のことが心配で、相談したいです」

 

僕「差し支えない範囲で、お兄さんのことを教えていただけますか?」

 

ナツミ「兄リョウイチ(仮名)は、ずっと家業を手伝っていたんですが、ここ数年の間に両親が相次いで病死したので、兄が社長を継いだんです」

 

僕「家業というのは会社なんですね?」

 

ナツミ「小さな会社ですが、経営は順調です。と言っても、兄は60歳過ぎてるので、兄の跡継ぎをどうするか……考えなければならないです」

 

僕「お兄さんにお子さんは?」

 

ナツミ「兄は未婚です。去年、突然、ゲイをカミングアウトして……」

 

僕「ナツミさんは驚かれたのですね? でも、お兄さんは最近ゲイになったわけではなく、何十年も誰にも言えず、苦しんできたのだと思います」

 

ナツミ「何十年も隠してきたのなら、墓場まで持って行って欲しかったです」

 

僕「墓場まで持って行った人もいます。しかし、本当の自分を出せないまま人生を終えるというのは、辛いものです。自己否定したまま生涯が終わってしまう……ということです」

 

ナツミ「でも、今まで何十年もしてきたことを、あと10年か20年、続けるだけですよ。それですべて丸くおさまるなら、それでいいじゃないですか?」

 

僕「リョウイチさんは、ご両親の理解が得られないと考えて、カミングアウトしなかったのではないですか? だから、同性の恋人ができても紹介できなかった。人目を避けて会うしかなかった。今やっと、時代的にも、堂々とできるようになった……」

 

ナツミ「恋愛は自由にすればいいと思います。でも、同性愛関係で、家族だけでなく、会社にも影響及ぼす必要はないと思うんです」

 

僕「公私の区別ということですか?」

 

ナツミ「そう。兄は公私混同しているんです」

 

僕「お兄さんは、男性の恋人を家族や会社の人に紹介している?」

 

ナツミ「去年から、うちの会社に入れてます。シュン(仮名)という30代の男です」

 

僕「シュンさんが仕事をきちんとこなせていれば……(問題ない)」

 

ナツミ「営業やらせてます。くたびれたオジサンより、若い男の子の方が女性ウケがいいんです。シュンは、愛想だけはいいというか、調子いいんですよ」

 

僕「じゃあ、いいんじゃないですか?」

 

ナツミ「でも、シュンの経歴は不明なんです」

 

僕「入社の際に履歴書を出すでしょう?」

 

ナツミ「兄によるコネ入社ですから。履歴書を出しているとしても、兄以外は見てないんです」

 

僕「それでも、今の仕事に影響がなければ……」

 

ナツミ「影響あります。兄はシュンを自宅に住まわせているだけでなく、養子にすると言っているんです」

 

僕「養子縁組ですね? 同性同士ではまだ結婚できないので、代替え処置として……」

 

ナツミ「なぜ、そんなことしなければならないのでしょうか?」

 

僕「好き合っていたら、結婚したいという思いは、異性愛者も同性愛者も同じですよ」

 

ナツミ「子どもができるわけじゃない。内縁関係で十分じゃないですか?」

 

僕「いや、内縁関係と法的な家族では、いろいろ違うんです」

 

ナツミ「兄はもう60代ですよ? 今から結婚式やハネムーンもしないだろうし……プライベートで会う以外に何を求めているんですか?」

 

僕「いや、お兄さんは60代だからこそ、心配なんです」

 

ナツミ「何も心配はいりません。私は隣の市に住んでいて、いつでも駆けつけます。兄には秘書もいますし、部下も、何かあれば休日でも夜でも出て来てくれます」

 

僕「ナツミさんは結婚されてますか?」

 

ナツミ「結婚して、もうすぐ30年です。夫はまだ現役です。息子と娘もいます」

 

僕「旦那さんやお子さんに何かあったら、真っ先に駆け付けたいでしょう? 入院したら看病して、病状を医者から聞きたいでしょう?」

 

ナツミ「それはそうです」

 

僕「お兄さんとシュンさんも、そうなんです。お互いに大事な人なんです。でも、法的に他人なら、片方が入院しても見舞いにすらいけない。病状も知らされない。同居してない同性カップルの場合、突然連絡が途絶えて、数週間後に調べたら、相手は病死していた……ということもあるんです」

 

ナツミ「だったら、同居すればいいです」

 

僕「だから、お兄さん達は同居しているんでしょう。でも、同居していても、パートナーが病気の時に蚊帳の外に置かれてしまうんです。法的には居候ですから」

 

ナツミ「兄とシュンが、本当に愛し合っているなら……私もここまで反対はしません」

 

僕「愛し合っているから同棲し、自分の会社に入社させ……」

 

ナツミ「兄はシュンにのぼせてますが、シュンの方は……おそらく違います」

 

僕「もしかして……金目当てだと?」

 

ナツミ「シュンは東京で水商売をしていたそうです」

 

僕「先ほど、シュンさんの経歴は不明だと……?」

 

ナツミ「シュンに営業の仕事を教えた社員が聞き出したんです」

 

僕「男子で水商売と言うと……ホストやバーテン・キャバクラなどのボーイ・ゲイバーの店子(従業員)……」

 

ナツミ「どっちにしても、ろくなもんじゃないですよね? 枕営業したり、身体売ったり……」

 

僕「それはちょっと……乱暴な言い方だと思います」

 

ナツミ「だいたい、兄はゲイでしょうが、シュンはゲイじゃないと思います」

 

僕「え? お兄さんはシュンさんを恋人として紹介したのでしょう?」

 

ナツミ「先ほど言った営業の先輩がノリでシュンを風俗店に誘ったら、喜んでホイホイ一緒に行ったそうですよ?」

 

僕「え? 女の子のいる風俗店に?」

 

ナツミ「そうです。シュンが女性の顧客に気に入られて契約とれたので、『キャバクラでお祝いするか? いっそ風俗行くか?』って先輩が言ったら、シュンが『風俗行きたいですが、社長に内緒ということで……』って……」

 

僕「え……?」

 

ナツミ「ゲイでも、風俗嬢に何かして欲しいものですか?」

 

僕「シュンさんは……バイセクシャルなんでしょうね?」

 

ナツミ「そうだとしても、兄に内緒で女を抱いたってことですよね?」

 

僕「一般に、風俗店では『本番』はご法度ですが……」

 

ナツミ「それ以外でも、シュンは兄の車を借りて、女をナンパしているという、噂もあります」

 

僕「……」

 

ナツミ「シュンは兄を愛してないと思います。年齢差約30歳ですよ? 明らかに金目当てですよね」

 

僕「……」

 

ナツミ「シュンの正体・本心を明らかにしてください」

 

僕「占いでは、100%明らかにはなりません。その可能性が大きいというだけです」

 

ナツミ「それでもいいんです。兄にこういう話をしたら『金目当てはお前の方だろ?』って言われたんです」

 

僕「どういうことですか?」

 

ナツミ「両親が亡くなった時、わずかな定期預金は私が相続しましたが、会社の株や経営権と実家は、父の遺言により、すべて兄が引き継いだんです。兄が引退した後は、私の息子が社長を継ぐという暗黙の了解があったからです」

 

僕「ナツミさんの息子さんも、お兄さんの会社で働いている?」

 

ナツミ「息子は、今は他社に勤めてます。でも、いずれ、うちの会社に入る……私も息子もそのつもりだったんです」

 

僕「それが……シュンさんが入社し、お兄さんの養子になると……」

 

ナツミ「いずれ、全部シュンのものですよ? 東京でカラダ売ってた怪しい男の手に渡るんですよ?」

 

僕「シュンさんの経歴がどうであれ、お兄さんと本当に愛し合っているなら……養子縁組は当人同士の問題です」

 

ナツミ「でも、会社がシュンの手に渡るのは困ります。社内に兄に意見できる人はいないし、私も社内にポジションがあるわけでもない……。兄がシュンに騙されてるなら、どうしようもないんです」

 

僕「……」

 

ナツミ「占ってください。豫さんのことは兄から聞いたんです」

 

僕「そうなんですか? ありがとうございます」

 

ナツミ「だから、豫さんが占ったらこういう結果だったって言えば、兄も耳を傾けます。私が何言っても『自分の息子に会社継がせたいってことだろ?』って言われてしまうんです。私は兄が心配なんです。養子縁組して、社長をシュンに譲ったら、シュンの天下です。兄は老人ホームに放り出されて、ろくに見舞いもいかないって、なりかねないです」

 

僕「では、シュンさんの気持ちを占いましょう。生年月日はわかりますか?」

 

ナツミ「そこだけは聞き出してきました。平成〇年〇月〇日です。生まれた時間はわかりません」

 

★シュンさん(平成〇年〇月〇日生まれ)は、リョウイチさん(昭和〇年〇月〇日生まれ)に対してどう思っているのか?

現状カード

↑「金貨の2」正位置。

ピエロが巨大金貨2枚を掲げて、片足でバランスをとっています。

シュンさんはバイセクシャルです。男女両方を好きなのです。

 

①シュンさんは金目当てであり、リョウイチさんを愛してない。

↑「ワンドの5」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

男女の霊が入り乱れてます。シュンさんは多くの男女と関係してきましたが、シュンさんが望んでない関係もありました。

 

↑「金貨の6」正位置。

男性が墓石を抱いてます。男性は亡くなった恋人を愛してましたが、亡くなった恋人には他に好きな人がいたのです。

「金貨」ですから、シュンさんは「疑似恋愛」を職業としていたのです。

 

②シュンさんには金目当ての気持ちもあるが、リョウイチさんへの愛情もある。

↑「愚者」正位置。

犬を連れたみすぼらしい男性が崖に立っています。

シュンさんには何もないのです。頼れるのはリョウイチさんだけなのです。

 

↑「金貨の10」正位置。

海辺に来た夫婦に対して、子どもの霊が抱きついてます。

シュンさんは、恋人というより、親のようにリョウイチさんを慕っています。

 

③シュンさんは純粋にリョウイチさんを愛している。お金はどうでもいいと思っている。

↑「ワンドの9」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

砦を1人で守る兵士(の霊)。敵が来たら、1人ではどうしようもないでしょう。

シュンさんは孤立無援の状態だったのです。

 

↑「剣の7」正位置。

霊が戦場に落ちている剣を集めています。違法ではありませんが、モラル上はどうでしょうか……?

シュンさんも、ある意味、いろんな手段でリョウイチさんの愛を獲得したのです。

 

最終アドバイスカード

↑「女教皇」正位置。

シスターの霊です。

保証はありませんが、可能性はいろいろあります。今後の努力次第ということです。

 

僕「シュンさんはバイセクシャルです。ご想像の通り、男性にカラダを売っていました。おそらく、初めは女性好きのストレート男性だったが、男性と疑似恋愛しているうちに両方イケるようになったのです」

 

ナツミ「やっぱり……」

 

僕「ただし、シュンさんはお金目的だけではなく、リョウイチさんを個人的に慕ってもいます」

 

ナツミ「恋人なんですか?」

 

僕「初めはボーイとお客の関係だったのが、カップルになったのですが……30歳差ですから、疑似親子でもあるのです」

 

ナツミ「親子って……。ファザコンやマザコンみたいなものですか?」

 

僕「ある意味そうです。現実の親では満たされないものを恋愛の相手に求めるのです。親子ですから、対等はありえません。『愛されたい』『頼りたい』『甘えたい』です」

 

ナツミ「それって、恋愛なのでしょうか?」

 

僕「確かに、支援する者とされる者であって、恋人よりも親子に近い関係なんです」

 

ナツミ「そう言われても……シュンを信じられません」

 

僕「シュンさん自身も努力しています。都会を捨て、リョウイチさんだけを頼って見知らぬ土地・見知らぬ会社に入って、慣れない仕事に精を出しているのです。人には言いづらい過去を持ちながらも、昼の仕事をがんばっているのです」

 

ナツミ「シュンが営業として成果を出しているのはわかります。が、将来、兄が年老いても、養子として大事にするのでしょうか? 会社を任せてもいいのでしょうか?」

 

僕「シュンさん自身は、リョウイチさんを頼りにして、養子として、次期社長として頑張って行こうと思っています」

 

ナツミ「これからもずっとですか?」

 

僕「カード占いは半年ぐらいまでです。その後は精度が落ちます」

 

ナツミ「じゃあ……」

 

僕「見守っていけばいいと思います」

 

ナツミ「養子縁組も認めて……? 次期社長も?」

 

僕「次期社長は、まだ先の話ですよね?」

 

ナツミ「養子縁組は?」

 

僕「それは、やはり、基本的にはリョウイチさんとシュンさんが決めることだと思います」

 

ナツミ「養子になったシュンが豹変したら?」

 

僕「そういう心配は、男女の結婚でも同じでしょう。成人した当人同士がしたいと言えば、反対はしきれません。周囲は見守るしかないのです」

 

ナツミ「私が会社や実家に定期的に顔を出して、状況を見ていっても……?」

 

僕「ナツミさんにとっても、シュンさんは甥っ子。仲良く親戚付き合いすればいいのです」

 

ナツミ「仲良くというのは……ちょっと自信がありません」

 

僕「シュンさんにとっては、もっとそうですよ。リョウイチさん以外は、みんな敵に見えるかもしれません。そんな中、孤軍奮闘しているのです。シュンさんの過去やそれまでの経緯ではなく、現在を見てあげてください」

 

ナツミ「わかりました。とりあえず、養子縁組は反対しません。が、目を光らせていて、何かあったら兄に言いつけます。『シュンは女にも手を出してるよ』って……」

 

僕「もしかすると……既にリョウイチさんは知っているかもしれません」

 

ナツミ「兄は、シュンの女遊びを知っている?」

 

僕「父親だったら、息子が遊びで女に手を出しても、縁を切らないでしょう」

 

ナツミ「ゲイって、そういうものなんですか?」

 

僕「親子ほどの年齢差があれば、若い方はエネルギーを持て余しますから。疑似親子カップルなどで浮気公認は珍しくありません」

 

ナツミ「なんか……余計に兄が不憫になりました」

 

僕「お互いにそれでいいなら、他者が口を出すことではありません」

 

ナツミ「……わかりました。養子縁組は承諾しますが、何かあったら、また相談させてください」

 

僕「いつでも、連絡ください」

 

ナツミ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日の占いです。今日からパンセリノスオラクルカードです。

↑「藍森のヤマネ」

ヤマネは体が小さく、空を飛べるわけでもなく、特別な武器も持たない。多くの捕食者から狙われる存在です。それでも生き延びてきたのは、常に周囲に気を配り、機敏に反応(逃げる)してきたから。

 

あなたも機敏さを発揮する時です。と言っても捕食者に狙われるのではなく、チャンスが訪れるのです。

 

「チャンスの神様は前髪しかない」という古代ギリシャの諺があります。日頃から準備しておき、いざその時が来たら、素早く行動しなければチャンスをつかめない……後から「あの時、こうしていれば……」と言ってもしかたないのです。

 

もう1度言います。あなたにチャンスが訪れます。そのチャンスは、うかうかしていると他の人のものになってしまいます。

ヤマネのように、普段からよく観察・準備し、後悔のないように行動しましょう。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)