ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
フミヒコさん(仮名・40代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
フミヒコ「リセット症候群なんです」
僕「リセット……したいのですか?」
フミヒコ「周囲に合わせたいんです。溶け込んで、楽しく生きたいんです。でも……それが苦しくなると……すべて捨てたくなるんです」
僕「今までも、リセットして来られたのですか?」
フミヒコ「23歳の時、最初に地元や実家をリセットしました」
僕「実家も?」
フミヒコ「実家をリセットと言いましたが、家出もしてませんし、絶縁まではしてません。物理的・心理的に距離を置いたんです」
僕「地元や実家から離れたのですね?」
フミヒコ「高校でゲイを自覚したんですが……。兄もいたし、両親のことも嫌いではなかったので、親の言うまま、地元の大学を出て、地元に就職したんです」
僕「でも、内心は、都会に出たかった?」
フミヒコ「そうです。ゲイ雑誌なんか読むと、19歳や20歳で遊びまくってるゲイのことが書いてあって……。自分は田舎でノンケ(異性愛)に囲まれてノンケのフリして生きて……『何してるんだろう?』っていう気持ちがどうしようもなくなって……せっかく入った会社を1年で辞めて、都会に出たんです」
僕「その時、実家も出られた?」
フミヒコ「はい。親や上司・兄から『何やってんだ?』って言われましたが、押し通しました」
僕「都会で1人暮らしして、就職?」
フミヒコ「就職して1年で100万円貯めてたんです。それで、アパート借りて……バイトして、翌年、中途採用で就職しました」
僕「1年間で100万円貯金? 実家暮らしだったからですね。都会暮らしはどうでしたか?」
フミヒコ「最初は楽しかったです。でも、何人リアルしても、何人エッチしても……彼氏に結びつかないんです」
僕「ゲイあるあるですね」
フミヒコ「で、ゲイバー通いをリセットして、ゲイサークルに入ったんです」
僕「都会にはゲイサークルがあるんですね。都会に出てきて正解でしたね」
フミヒコ「はい。某球技系のサークルです」
僕「その球技が好きとか……経験があるとか?」
フミヒコ「僕は陸上部でした。球技は苦手だったんです。でも、ゲイバーに来ていた、その球技サークルの人と仲良くなって……入会したんです」
僕「どうでしたか?」
フミヒコ「当時、僕は20代で最年少だったんで、球技自体は初心者でしたけど、みんな親切にしてくれました」
僕「よかったですね?」
フミヒコ「でも、数か月後に、僕より若い子が入ってくると、アイドルの地位はその子に奪われてしまって……」
僕「2番人気に下がってしまった? でも、2番でも……(いいのでは)?」
フミヒコ「いや、一気にランク外です。『何か月経っても上達しないね? 自宅でも筋トレやストレッチしてる?』って言われるようになって……」
僕「その球技を好きにならないと……自主トレしようと思わないですよね?」
フミヒコ「そうなんです。サークルでなんとなくみんなと体動かすのは嫌じゃないんですが……わざわざひとりで時間作ってって……(したくない)。きついトレーニングって嫌いなんです」
僕「もともと、サークルって、その競技が好きで得意な人達が集まりますからね」
フミヒコ「そうなんです。いつまで経っても、僕は1番下手くそで……教わる立場……。3年でリセットしました」
僕「よく3年も続きましたね?」
フミヒコ「球技自体はサッパリだったんですが……ちょこちょこサークル内でワンナイトしてたんです」
僕「ワンナイト? お付き合いには至らない?」
フミヒコ「誘われるんですが……相手は彼氏持ちだったり、サークル内で何人も手をつけてる遊び人だったり……」
僕「そうなんですね?」
フミヒコ「あと、ワンナイトしても『誰にも言うなよ』って言われるんです」
僕「サークル内で吹聴すると、面倒くさいことになるんですね?」
フミヒコ「そうなんです。一応団体競技でチームプレイなんで……メンバー同士でいざこざがあると困るんです。僕は、ずっとラインズマンと言う名の球拾いでしたから……関係なかったんですけどね」
僕「で、実家もゲイバーもゲイサークルもリセットして……次は?」
フミヒコ「ゲイアプリをしました」
僕「マッチングできましたか?」
フミヒコ「マッチングしてリアルしても、次はないんです」
僕「ワンナイトで終わる?」
フミヒコ「そうなんです。虚しいですよね? ハッテン場に行くのと変わりないです」
僕「で、アプリもリセットしたんですか?」
フミヒコ「3年でリセットして、退会しました」
僕「その後は?」
フミヒコ「……ハッテン場です」
僕「もっと虚しくならないですか?」
フミヒコ「……なりますね。でも、中高年が多いので、30代でも『若い子』で……」
僕「モテるんですね?」
フミヒコ「そうなんです。その時は、いい気分になるんです」
僕「でも、コトが終わればサヨナラでしょう?」
フミヒコ「ひとり、イケオジがいたんです。40代後半でしょうが、変に若作りしてなくて、渋いスーツで、髪形もフツウっぽいんです。アプローチの仕方もスマートで……」
僕「いいですね」
フミヒコ「普段、僕は奉仕してもらう専門なんですけど……そのイケオジには僕も奉仕して……アドレスを渡したんです」
僕「相手の反応は?」
フミヒコ「指輪を見せられて……」
僕「既婚者だった?」
フミヒコ「『つき合うことはできない。またここで会おう』って言われて……」
僕「どうしました?」
フミヒコ「残念でしたけど……既婚者だから彼氏はつくらないって言うのは、まだ誠実だと思って……」
僕「そういう考え方も、あるかもしれません……」
フミヒコ「でも、ハッテン場で会う、ちょっといいなっていう年上男性って、ほぼ既婚者なんですよ?」
僕「年上がお好きなんですか?」
フミヒコ「同世代でもいいんです。でも、どちらかというと愛されたいので……」
僕「で、ハッテン場通いも、リセットですか?」
フミヒコ「リセットしたいです。でも、40歳になったので……今からゼロになって……どこへ行けばいいのか……?」
僕「リセットする時って、友達になった人も全部斬り捨てるんですか?」
フミヒコ「はい、連絡先を削除します。なんか誘われたり、連絡来たりすると、リセットの決意が揺らぎそうで……」
僕「ということは、今、やりとりしているのは、ハッテン場仲間だけ?」
フミヒコ「誰もいません。ハッテン場で連絡先交換とかしないですから……」
僕「ゲイ友はいない?」
フミヒコ「ゲイ友も、ノンケの友人もいません。同僚と職場では話しますが、プライベートで会うとか、飲みに行くとかはしません」
僕「家と会社とハッテン場を行き来するだけですか?」
フミヒコ「ハッテン場は週に2回ぐらいです……・それ以外は仕事終われば、コンビニ弁当買って来て、家で配信見ながら食べます」
僕「誰とも会わない?」
フミヒコ「人が恋しくなったら、ハッテン場に行くんです」
僕「でも、その場限りの関係ですよね?」
フミヒコ「ハッテン場通いは、8年続いているんです」
僕「関係が深まらないから、リセットする必要もない?」
フミヒコ「それですね。ハッテン場なんて虚しいだけなので……リセットしたいと頭では思いつつ、そこまで(リセットしたいという)切迫感がないんですね、きっと……」
僕「フミヒコさん自身がそれでよければ……」
フミヒコ「よくないです。ちゃんとパートナーつくりたいです。『俺達、ゲイカップルなんです』って人に言いたいです」
僕「誰に言いたいですか?」
フミヒコ「やっぱり、両親や兄に言いたいですね」
僕「リセットして、あまり会ってない?」
フミヒコ「兄夫婦が同居しているので……コロナ以後、帰ってません」
僕「……」
フミヒコ「ハッテン場に集まる50代60代を見ると、申し訳ないが、自分はこうなりたくないと思います。でも、ハッテン場をリセットしたら……僕には行き場がないんです。どうしたらいいでしょうか?」
僕「アドバイスカードを引きましょう」
フミヒコ「お願いします」
★フミヒコさんへのアドバイスカード
↑「カップの6」正位置。
室内に大人の女性が座ってます。若い女性は外に出て雪を見ています。
大人の女性は「現在」で、若い女性は「過去」です。
「過去の郷愁」や「楽しい思い出」を表します。
僕「40代ということは、人生の折り返し地点が近いということ。これからは過去のリセットを解除していくことをお薦めします」
フミヒコ「リセットの解除ですか?」
僕「ご実家も絶縁まではしてないし、ゲイバーもゲイサークルもアプリも、自分から去ったのですよね?」
フミヒコ「そうですが……。今更戻るのはカッコ悪い……」
僕「戻るかどうかは、決めなくていいんです。顔出すだけでいいんです。覗くだけで……」
フミヒコ「……」
僕「ゲイバーは場所覚えてますよね? ゲイサークルも、アプリも、また1から入会手続きできますよね?」
フミヒコ「……歓迎されるでしょうか?」
僕「断れたら、そこは諦めればいいです。顔出しできたが、明らかに歓迎されなかったら、1日で行くのを止めればいいです。でも、もしかすると、何かがあるかもしれない……」
フミヒコ「……確かに、ハッテン場通いを続けても仕方ないですよね」
僕「パートナー欲しいんですよね? だったら、行動しましょう。今更戻るのはみっともないとか言っていたら、チャンスは得られませんよ」
フミヒコ「……そうですね」
僕「何回でも、チャレンジしましょう」
フミヒコ「……はい」
僕「『パートナーは諦める。ハッテン場だけでいい』って言うなら、それでもいいですが……」
フミヒコ「いえ……。恥をかくのを覚悟して、リセットを解除してみます」
僕「それがいいです。応援しています」
フミヒコ「ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「風沢中孚(ふうたくちゅうふ)」
親鳥が卵を温めています。
この親鳥のように、あなたの誠意や愛情が相手に伝わり、相思相愛や相互の信頼関係につながるのです。
あなたの「思いやり」を続けましょう。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。



