ゲイ占い師 豫 空潤です。
今日は子どもの日。
↑同棲する日本人ゲイ男性Tommyがいただいてきた紙製の兜です。
話変わって、少し前のオンライン鑑定です。
エイスケさん(仮名・50代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
エイスケ「去年、30年以上住んだ東京を引き払い、長年の夢である田舎の一戸建てに引っ越しました」
僕「おひとりで?」
エイスケ「そこだけ、夢と違いました。パートナーを連れていきたいと思っていたのですが……」
僕「パートナーは東京に残ったのですか?」
エイスケ「パートナーができなかったんです。いえ、その時限りの相手は常にいたんですよ? でも、付き合いが続かなかったんです。このまま東京に居ても相手はできないと判断して、ひとりで地方に越したんです」
僕「故郷に戻ったわけではなく?」
エイスケ「まったく関係ない土地です。近年の猛暑に辟易しているので、夏が涼しいところを選びました」
僕「東京でのお仕事は?」
エイスケ「リモートワークです。月に1回出勤なのですが……いろいろ理由をつくって、2か月に1回の出勤にしてます。前の晩からの泊りになって、1回数万円の出費になるんです」
僕「大丈夫なんですか?」
エイスケ「どうせ、僕は出世コース外れてますから、上司にどう思われても構わないです」
僕「で、田舎暮らしが夢だったんですね?」
エイスケ「そうです。朝に鳥の声で目が覚め、庭で犬を飼い、暖炉があって……。そんな暮らしに憧れ続けてました」
僕「実現しましたか?」
エイスケ「山の方に行けば鳥の声が聞こえますが……うちは幹線道路が近いので、車の騒音がうるさいです。でも、車での移動を考えたら、その方が便利なんです」
僕「犬を飼ったんですか?」
エイスケ「飼おうと思ったんです。でも、さっき言った東京出勤が泊まりになるんで『犬だけ残していくのは可愛そう』って言われたんです。たとえ庭が広くても、毎日外に散歩に連れて行った方がいいとか……旅行に行く際には預けなければならないとか……面倒なことが多すぎるので、やめました」
僕「暖炉は?」
エイスケ「こだわって探して、暖炉付きの中古を買ったんですよ? でも、ほとんど使ってません。薪代が結構かかるし、火を起こすのに時間と手間がかかるんです。おまけに近所から煙への苦情が来るので……」
僕「そうなんですね」
エイスケ「あと、人間関係のわずらわしさが計算外でした」
僕「たとえば、どんな?」
エイスケ「町内会に入らないとダメなんです。ゴミ出しもできなくなりますから」
僕「町内会の行事があるんですね?」
エイスケ「そうなんです。日曜の朝、地域清掃があるんです。意地悪されたくないので、なるべく参加しているんですが……」
僕「清掃以外にも、あるんですね?」
エイスケ「餅つきとか、盆踊りとか、あるんですよ。子ども会にも参加してって言われて……」
僕「子ども、いないですよね?」
エイスケ「ひとり暮らしです。でも『そのうちに結婚して、子どもできるでしょ?』って言われて……あぜんとしました。あと少しで還暦なのに……」
僕「若く見られたんですよ」
エイスケ「見合い話も、3回ありました。半年間で3回ですよ?」
僕「やっぱり若く見られたんですよ」
エイスケ「実年齢を話したんですよ? それなのに『あそこの娘が40代で出戻りだから』とか『知り合いの娘が50歳だけど、料理が上手だから』とか『小学生の子持ちのバツイチなんだけど、女優さんみたいな美人で』とか……」
僕「カミングアウトしてないと、相手はエイスケさんをノンケ(異性愛)だと思いますからね」
エイスケ「『結婚する気がないんです』って断っても、『なんで結婚したくないの?』『結婚っていいものよ』『孤独死だけは避けた方がいいよ』とか、食い下がってくるんです。ほぼ初対面ですよ? なんで、あんなにしつこいのか……」
僕「世話焼きなんですね?」
エイスケ「田舎で、娯楽が少ないから、暇なんですかね? 町内会の地域清掃で顔合わせるのが憂鬱になります」
僕「地域の人からすれば、東京の会社にリモートワークしていて、一戸建てを買って独り暮らしの独身男性。婚活市場に是非入ってもらって欲しいのでしょうね」
エイスケ「男の子を紹介してくれるなら、大歓迎なんですが……」
僕「地方には若い人は少ないですか?」
エイスケ「引っ越したところには大学も専門学校もなく、大企業もない。高校生までの子どもと、あとは中高年男女です」
僕「ガッカリですね?」
エイスケ「店が遠いので、宅配をよく頼むんです。東京だと若い男の子の配達員が多いじゃないですか?」
僕「地方では違うんですね?」
エイスケ「僕と同世代か、少し上のオジサンオバサンです」
僕「主婦のバイトやリタイア後の男性?」
エイスケ「そんな感じです」
僕「憧れの田舎暮らしが期待外れでしたか?」
エイスケ「庭の草取りが大変だし……冬は車のタイヤ交換しないといけないし、冬タイヤにしてもスリップするんです」
僕「地方の一戸建てだと……そうなりますよね」
エイスケ「いっそ、東京に戻りたいです」
僕「戻ることは不可能なんですか?」
エイスケ「貯金はたいて頭金にして、ローンもあるんですよ。ネットで、今の家がいくらで売れるか? その値段で東京のマンションが買えるか? 調べた結果が悲惨でした」
僕「東京のマンションは値上がりが続いてますからね」
エイスケ「今の家を売って、車も売って、ローンを返済すると、東京では中古のワンルームマンションを買えるかどうか……です」
僕「ワンルームですか?」
エイスケ「今の家が100平米超えてますから。そんなに狭くなって……駅ちかでも築浅でもない物件で……毎月管理費もとられるし……」
僕「100平米超え? 素晴らしいですね?」
エイスケ「今の家自体は満足してますが……町内会が鬱陶しい……でも抜けるとゴミ出しもできなくなる……出会いは全くない……どころか、中年オバサンを押し付けようとする人が多すぎる……ノイローゼになりそうです」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
エイスケ「お願いします」
★エイスケさんへのアドバイスカード
↑「カップの2」正位置。
談笑する男女ですが、夫婦や恋人とは限りません。誰でもいいのです。会話が人間を癒すのです。
僕「性別・年齢関係なく、定期的に話せる相手をつくりましょう」
エイスケ「友達……ですか? 友達になりたい人は、周囲にはいません」
僕「ゲイの場合、友達であっても、一定の年齢や容姿を求めがちですが……」
エイスケ「そうですね。肉体関係なくても、若いイケメンがいいですね」
僕「でも、今の地域には、少ないのでしょう?」
エイスケ「はい、ほぼいません」
僕「だったら、少しでも話せる相手を探しましょう。オジサンでもオバサンでも。会話って人間には必要ですよ」
エイスケ「町内会の場合、オジサンというよりオジイサンなんで……。スーパーの宅配のオジサンが毎週同じ人なので、コーヒーかなんか今度出してみます」
僕「いいですね? 相手に時間があったら、上がってもらって世間話とか……」
エイスケ「たぶんノンケ既婚者ですが……。同じくらいの年代なので……すこし話してみます」
僕「お店の方なら、しつこく見合い話勧めてきませんから……」
エイスケ「そうですね。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「風火家人(ふうかかじん)」
家族のために、炊事や暖をとるため、火を絶やさない女性達。
自分の役目をやり続ける大切さということです。
あなたの役目も続けなければなりません。あなた自身だけでなく、大切な人のためにもです。
人生いい時も悪い時もあります。低迷しても、投げ出さないことが幸せにつながります。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。




