ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
ノブアツさん(仮名・60代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ノブアツ「私はゲイですが、結婚しているんです。孫もいます」
僕「そうなんですね。やはり、葛藤がありますか?」
ノブアツ「40年近く、葛藤の連続です」
僕「お話、聞かせていただけますか?」
ノブアツ「昭和30年代に生まれました。昭和の頃って、今のLGBTにあたる存在は、ほぼ犯罪のように見られていました」
僕「そうでしたね」
ノブアツ「週刊誌の記事に……夜、どこそこに女装男が出没したとか……昼間はお堅い公務員の男が、実は夜な夜な同性を求めて盛り場を徘徊しているとか……書かれてました」
僕「何も悪いことはしてなくても……でしたね」
ノブアツ「そうですよ。単に男が女性の服を着て外を歩いただけですよ? 盛り場だって、女を求めて夜ごとウロウロする男が膨大な数いるのにそこはお咎めなしで、求める対象が男ってだけで、記事に書き立てるんですよ?」
僕「その男性が独身であってもね」
ノブアツ「そう。独身が何を着たって、誰を求めたって、誰にも迷惑かけてない……。それなのに、世間は大騒ぎして非難する……そういう時代だったんです」
僕「LGBTには生き辛いというか、ひたすら耐えるしかない時代でしたね」
ノブアツ「私がゲイでありながら結婚したのって……そういう時代背景があったんです。偽装結婚とか、女性を騙したとか、言う人もいますけど……違うんです」
僕「騙そうとしたわけじゃないですよね」
ノブアツ「そうです。同性愛を正直に言ったら、親子や兄弟の縁を切られる、友達がいなくなる、職場内で居場所がなくなって辞職に追い込まれる……そういう状況だったんです」
僕「カミングアウトは、ほぼできなかったですね」
ノブアツ「そうですよ。だから一般人は、自分がゲイだと自覚しても、心の底に押し殺して、ゲイじゃないって顔して、ノンケ(異性愛)のフリして生きるしか、選択肢がなかったんです」
僕「そういう経緯で、結婚されたんですね?」
ノブアツ「大学生になった頃から、ゲイの自覚はありましたが、とても行動には移せませんでした。で、ノンケの友人達が『どの女の子がいいか?』を言い合っていたから、適当に話合わせていたら『ノブアツ、喜べ。相手の女の子、OKだってさ』って……」
僕「お節介なキューピットがいたんですね?」
ノブアツ「仕方ないから、その女の子をデートに誘いました」
僕「もしかして……それが今の奥様?」
ノブアツ「そうです。大学卒業までは手も握らない『清い交際』だったんですが……。どうやらそれは不自然なんだと気付いて……。社会人になった頃から、頑張って手をつないだり、人の少ないところでキスしたり……」
僕「なんとか頑張ってしたんですよね? 初夜は大丈夫でしたか?」
ノブアツ「私は23歳でした。だから、女性相手でも、なんとかデキたんです」
僕「本来、キスも性行為も、努力してすることではないですが……」
ノブアツ「私は、頑張らないと無理でしたね。だから、結婚して半年後、妻が妊娠した時には『これで、夜のオツトメから解放される』って嬉し涙が出ました」
僕「奥様は、それを見て『夫は子どもができるのを、泣くほど喜んでくれてる』と思ったでしょうね?」
ノブアツ「子どもも欲しかったですけどね。子どもをつくる行為は、ゲイとしては、つらくて大変でしたね」
僕「23歳で結婚されて……妻ひとすじですか? 外で、男性に目が行きませんでしたか?」
ノブアツ「目は行きます。それは本能です。でも、家庭を壊さないように、ゲイばれしないように……それが人生の最優先課題でした」
僕「当時から、ゲイバー・掲示板などはありましたが……いっさいやらず?」
ノブアツ「ゲイバーは、店の中はいいとしても、店周辺で、知り合いに会ったら言い訳が大変なので、行きませんでした。掲示板なども、パソコンを夫婦で使ってましたから、利用できませんでした」
僕「昭和の頃は、ゲイ雑誌に通信欄がありましたが……」
ノブアツ「妻が専業主婦で、郵便物をすべて掌握していましたから、無理でした。っていうか、結婚後はゲイ雑誌を買っても、家に持ち帰れないので、途中、誰もいないところで読んで、白ポストに捨てましたね」
僕「白ポスト、ありましたね? 『有害図書類 回収ポスト』ですよね?」
ノブアツ「本当は、持ち帰って、何度も繰り返し読みたかったですが……」
僕「彼氏はできないですね?」
ノブアツ「彼氏や愛人の類は、初めからあきらめてました」
僕「浮気や遊びも、あきらめていた?」
ノブアツ「それは……たまに、職場の飲み会の後、深夜のゲイスポットに立ち寄ってしまいました」
僕「そういうところなら、ゲイバレにはつながらない?」
ノブアツ「暗くて、顔もよくわからないじゃないですか。名乗らないし……。1時間って決めて、時間内に出会ってイクようにしました」
僕「イッタら終了なんですね? 連絡先交換はしない。2度目はない?」
ノブアツ「そうなんですが……。32歳の時に、20歳ぐらいの俳優みたいなイケメンと遭遇した時は、自制心が揺らぎました」
僕「この子を彼氏にしたいと思いましたか?」
ノブアツ「このまま、この子の腕をとって夜行列車に乗り、駆け落ちしたかったです」
僕「でも、ワンナイトというか、1時間でサヨナラしないといけない?」
ノブアツ「あの時だけは、1時間半になってしまいました。お互いにイッタ後も、ずっと抱き合って、キスしてました。手離したくなかったです」
僕「1時間半の恋ですね?」
ノブアツ「私があと30年遅く生まれて、今の時代にあの子に会っていたら、あの子のために何もかも捨ててましたね。結婚してても、子どもがいても……あの子を選んでました」
僕「でも、当時は時代が許さなかった?」
ノブアツ「男同士の逃避行とか、同棲とか……すべて『変態行為』でしたからね。世の中から後ろ指さされて、人生破滅でしたから」
僕「で、相手の名前も電話番号も聞かずに別れた?」
ノブアツ「今、思い出しても涙が出ます。我ながら、理性が勝って、なんとか別れたんです……」
僕「世間のノンケの人達の中には……そういう『ひと目惚れ』を成就させて結婚した人もいますが……」
ノブアツ「ほんとに、ノンケが羨ましかったです。すべてを捨ててもいいと思った相手に対して、公明正大にプロポーズできる……」
僕「公開プロポーズとか……ありますからね」
ノブアツ「そういうのを見ると、嫉妬で胸が苦しくなります。自分の正直な恋心を大声で発表できたら……どんなに幸せか」
僕「昭和のLGBTは、基本的に、本音や正直な恋心はバレないように隠してましたからね。ノブアツさんは、夜のゲイスポットだけが発散の場だったんですね?」
ノブアツ「32歳で、ゲイスポットはやめました」
僕「イケメンと涙の別れをして以来、行ってない?」
ノブアツ「あのイケメンと再会したら、今度は、理性が勝つかわからない」
僕「そういう理由からなんですね?」
ノブアツ「あと、あの子と再会しても、またデキるかわからない。断られたら、落ち込むし……あの子が他のオジサンにやられているのは見たくない……嫉妬で狂ってしまいますから……」
僕「32歳以後は、ゲイスポットは卒業したんですね?」
ノブアツ「その代わりに、年に数回、ウリ専ボーイ(男性版風俗)を買うことにしました」
僕「ひと目惚れしたイケメンに似てる子を買ったんですか?」
ノブアツ「似てる子を買いましたが……やはり違いますね。やっぱり、ウリ専ボーイはプロです。素人ではない……」
僕「そうですね」
ノブアツ「セックスがうますぎる。サービスしてもらって、ついチップをあげてしまうけど……後で虚しくなるんです」
僕「ボーイの側からしても、本気になられたら、困りますね」
ノブアツ「でも、ボーイには感謝してます。おかげで、結婚生活を続けられた……」
僕「今も、時々、ウリ専ボーイを……(買ってますか)?」
ノブアツ「今は、月1ぐらいで、サポート(援助交際)希望者と会ってます」
僕「パパ活ですね? ゲイバレの恐れはない?」
ノブアツ「スマホにパスワードかけてますし……さすがに、妻も浮気とか疑わなくなった……」
僕「そうなんですね」
ノブアツ「でも、サポート希望者って、個人的につき合えそうな気がするんですよね」
僕「そうなんですか?」
ノブアツ「私が『専属契約したい』って言うと、ほとんどの相手は『毎週会ってくれるなら』って答えるんです」
僕「お付き合いできそうですね?」
ノブアツ「私が『同棲したいな』って言うと……、相手は『離婚できないくせに……』って笑うんです」
僕「離婚……しないですよね?」
ノブアツ「来年、私は定年退職します。そしたら、妻に退職金半分渡して……離婚しようかと……」
僕「年金も、元奥様には半分を請求できるって、言いますよ?」
ノブアツ「お金は何とかなります。今の家は妻にあげて、私は長野の別荘に住もうかと……」
僕「サポート希望者と一緒に?」
ノブアツ「日本人男性の平均寿命は80代前半。健康寿命は70代前半。私が元気で過ごせるのも、あと10年あるかないか……」
僕「最後の10年は愛する男性と暮らしたい?」
ノブアツ「先日、ホテルに来てもらったサポート希望者って……30年前のあのイケメンに似てるんです」
僕「その子と専属契約して……。奥さまと離婚したら、そのイケメンと別荘生活ですか?」
ノブアツ「そこを占って欲しいんです」
★ノブアツさんが離婚して、サポート希望者のゲイの青年と別荘で同棲したいが、できるでしょうか?
↑「金貨の10」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
夫婦が海に来てます。亡くなった我が子2人が会いに来てますが、夫婦は気づきません。
お互いに思い合う家族ですが、すれ違います。
↑「剣の3」正位置。
雨の中、女性に傘を差しかける男性。
しかし、女性は霊なので雨には濡れず、傘も必要ない。男性に気づかない。
男性の恋心は一方通行で終わるのです。
僕「奥様との離婚は可能です。しかし、奥様だけでなく、お子さんやお孫さんとも距離ができてしまいます」
ノブアツ「それは……できれば今のままで……(いたい)」
僕「サポートの若者は、ハッキリ言うと、ノブアツさんに恋しているわけではありません」
ノブアツ「やっぱり……あの子はお金が欲しいだけ?」
僕「サポートって、個人売春ですからね。恋人同士になる可能性は皆無ではありませんが……」
ノブアツ「60代と20代では無理ですか?」
僕「難しいです。相手の子がフケ専というか超フケ専でないと……」
ノブアツ「そうですね。私も、ゲイスポットに通っていた頃は、中高年はお断りしてました……。普通に考えて、親より年上な人は無理ですよね?」
僕「まとめますと、離婚は可能です。が、お子さんやお孫さんとも疎遠になります。サポート希望者との同棲も、うまく行きません。『専属契約』だけならいいですが、『気持ち』は無理なのです」
ノブアツ「……そうですか。落ち込みますが……そうですよね? 正直に離婚理由を言えば、妻からすれば『騙してたのね?』ってなりますし、子どもは妻に同意するだろうし……」
僕「そういうことですね」
ノブアツ「……よくわかりました。私は自分の都合よく考えてましたね」
僕「今まで、我慢や葛藤をしていた分、好きなように生きたいという気持ちはわかりますが……」
ノブアツ「とりあえず……結婚生活を維持します」
僕「それがいいです」
ノブアツ「ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の易タロットです。
↑「山風蠱(さんぷうこ)」
肉が腐り、虫に食べられてます。花瓶の花も枯れてます。
風通しが悪く、腐敗しているのです。
健康注意の時でもあり、様々な事柄が滞ってしまう時期でもあります。
捨てるべきものは捨て、あきらめるべきものはあきらめましょう。
英断が必要です。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。




