ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

エリカさん(仮名・60代男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

エリカ「(私を見て)びっくりなさったでしょう?」

*エリカさんは男性ですが、艶やかな女性用の着物を着て、栗色のボブヘアー、お化粧をしています。

 

僕「いつも、女装されているんですか?」

 

エリカ「普段は男そのもの。オジサンというかオジイサンです。今日は、私という人間を知っていただこうと思って『オンナ』になりました」

 

僕「トランスジェンダー女性(男→女)なんですか?」

 

エリカ「私自身は女装子を自称しています。体は一切手を加えてなくて、男そのものですから」

 

僕「女性ホルモン剤などは?」

 

エリカ「若い頃に少しだけ飲んでみたら……心も体もガタガタになって……ホルモンって素人判断でやっちゃいけないんです。それ以来、一切やってません。やったのは脱毛だけです」

 

僕「お仕事は?」

 

エリカ「42歳から20年間、女装でバーをしてました」

 

僕「今は、お店はやってない?」

 

エリカ「コロナで常連さんが来なくなって……閉めました。今はコンビニバイトです」

 

僕「そのお姿(女装)でコンビニ?」

 

エリカ「いいえ。私の女装は夜専門。昼間と仕事は男です」

 

僕「女装でのお仕事は難しい?」

 

エリカ「レディーススーツを着て、面接受けたことありますけど、惨敗しました。街を歩けば避けられて、化け物見るような目で2度見されて……。パートタイム女装にしてます」

 

僕「そうなんですね」

 

エリカ「あと、昼間、長時間外でオンナしていると、トイレが大変なんです」

 

僕「女子トイレは、入れない?」

 

エリカ「お店やってた頃は入ってましたけど……もうダメですね。(女子トイレに)入ろうとして、出てきた女性にすごい目で見られて……慌てて向き変えて隣の男子トイレに行ったこともあります」

 

僕「女装で男子トイレ? それも入りにくいですよね?」

 

エリカ「でも、男性は私を見てギョッとはしても、怒ったり騒いだりしませんから……ササっと個室で用足して、ササっと手を洗って出るだけです。本当はトイレでお化粧直ししたいんですけど……無理です」

 

僕「で、昼間は女装しなくなった……?」

 

エリカ「今日は気合入れて、化粧して着物の着付けしてますが……。年々、加齢でしんどくなって、女装は休みの日の夜だけですね」

 

僕「もう1度、女装でお店やるとか……考えてませんか?」

 

エリカ「もう無理ですね。こんな男バレバレの老女装じゃ、お客さん来ませんから……」

 

僕「……」

 

エリカ「老後は、孫の世話になりそうです……」

 

僕「お孫さん? いるんですか?」

 

エリカ「私、26歳で女性と結婚したんです」

 

僕「え? 今も奥様と……(暮らしてる)?」

 

エリカ「結婚13年目で離婚しました」

 

僕「離婚原因は……やはり……(女装)?」

 

エリカ「私、性的にはバイセクシャルなんです」

 

僕「男も女もイケる?」

 

エリカ「だから、妻も愛してましたよ。でも、倦怠期になってセックスレスになって……。外で男を求めるようになってしまって……妻にバレて……」

 

僕「それで離婚された? お子さんは?」

 

エリカ「娘が1人。離婚の時は小学生でしたが……元妻の葬式で18年ぶりに再会して……」

 

僕「元奥様がお亡くなりになった?」

 

エリカ「元妻は50代だったので、癌の進行が速かったって娘に聞きました」

 

僕「それ以来、娘さんと交流が復活した? 女装のことは……(娘さんに話してる)?」

 

エリカ「カミングアウトしてません。娘や孫と会う時は男装です」

 

僕「女装も楽しみつつ、孫もかわいがる……」

 

エリカ「それが……5か月前に娘が離婚して、シングルマザーになったんです」

 

僕「それはそれは……」

 

エリカ「同じ市内に住んでいるので、娘が残業の時は、2人の孫の学童・保育園のお迎えは私がしてたんです」

 

僕「嬉しいような、大変なような……ですか?」

 

エリカ「たまにならいいんです。でも、娘から同居を提案されて……」

 

僕「娘さんやお孫さんと同居?」

 

エリカ「娘の元夫が一戸建てを娘に残して、女つくって出て行ったんです」

 

僕「その一戸建てで一緒に住もうと、エリカさんに………(提案してきた)?」

 

エリカ「嬉しいですけどね。離婚して、特に娘には申し訳なかったと思ってました。孫もかわいいですし……」

 

僕「娘さん・お孫さんとの3世代同居って……今時なかなかない幸せな老後……」

 

エリカ「声かけてもらうだけでも幸せだと思います。たとえ、仕事で忙しい娘に代わって、私が家事や孫のお迎えをあてにされてるとしても……」

 

僕「しんどいですよね?」

 

エリカ「コンビニのシフトを減らせば、何てことないです。ただ……娘は、2人の男の孫にとっての男親の代わりをして欲しいんだと思うんです」

 

僕「男親の代わり……。女装はできないですね?」

 

エリカ「今更、彼氏ができるわけじゃないし……たまに女装して夜の盛り場を歩くだけなんですけどね……」

 

僕「同居となると……女装道具を家に置いておくのも……」

 

エリカ「同居するなら、女装は完全にあきらめて、長年買いためた着物やドレスは処分しないといけない……」

 

僕「それは寂しいですね?」

 

エリカ「女装は、年貢の納め時ですかね?」

 

僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」

 

エリカ「お願いします」

 

★エリカさんへのアドバイスカード

↑「カップの8」正位置。

宴会の誘いを断って去る男性。

相手に流されず、何と思われても断る勇気が必要です。

 

僕「同居はしない方がいいです」

 

エリカ「やっぱり……」

 

僕「人生100年の時代です。まだ何十年とあります。女装は趣味というより、エリカさんの生き方の根幹ですよね?」

 

エリカ「……そうです」

 

僕「ご自分を殺して、娘さん・お孫さんと同居しても、必要とされるのは数年だけです」

 

エリカ「確かに、下の孫が小学校高学年になったら、お迎えも留守番もいらなくなりそうです」

 

僕「今まで通り市内に住んで、娘さんが忙しい時やお孫さんが熱出した時に、お手伝いすればいいです」

 

エリカ「……そうですよね」

 

僕「親子でも、家族でも、距離感は必要です」

 

エリカ「……はい」

 

僕「離婚して、娘さんに寂しい思いをさせた罪悪感があって、罪滅ぼしをしたいのでしょうが……その方法は同居だけではありません」

 

エリカ「……そうですね」

 

僕「エリカさんらしい生き方を殺してまで、することはありません」

 

エリカ「わかりました。娘や孫へは、別居のまま関わっていきます」

 

僕「それがいいです。べったり同居は、いろいろありますよ」

 

エリカ「はい、そうします。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のデザート・ドリームズ・タロットです。

↑「金貨の10」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

広い中庭を持つ裕福な家庭で、父親と息子が語り合ってます。

 

穏やかで平和に見えますが、リバース(逆さま)ですから、内実には問題をはらんでいます。

 

↑「節制」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

鏡のような水面に天使が羽を広げています。

すくっと立った後ろ姿からは、冷静沈着や落ち着きが感じられます。

 

ただし、リバース(逆さま)ですから、冷静ではいられない時もありそうです。

 

2枚を合わせ読むと、

一見、平和な家庭ですが、内情はいろいろ出てきます。

少し無理をしてでも、落ち着いて冷静に対処しなければなりません。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)