ゲイ占い師 豫 空潤です。
先月「障碍者になってしまったゲイ男性」の記事を書きました。
↓
その時の ヤスヒデさん(仮名・50代ゲイ男性・地方在住)の2度目のオンライン鑑定がありました。ヤスヒデさんのプライバシー保護のため、多少変更しています。
僕「あれから、どうでしたか?」
ヤスヒデ「サポート(援助交際)希望の20代のゲイの子数人と連絡とったのですが、誰ともリアルできませんでした」
僕「デートに至らなかったのは、障碍者だからですか?」
ヤスヒデ「簡単に言えば、そういうことです。待ち合わせ場所の相談をしていて、私は杖をついていて歩くのが遅いので、直接自宅に来て欲しいと伝えたら、『家の中の歩行は大丈夫か?』という話になり、入浴だけ介助してほしいと頼んだら、断られました」
僕「入浴介助を頼んだ?」
ヤスヒデ「浴室は濡れて滑るので、私みたいな人はひとりだと危ないんですよね。手が利かなくて洗えない場所もあるし……」
僕「普段の入浴は、どうしているんですか?」
ヤスヒデ「デイサービスに行っているので、施設で入浴介助してもらってます」
僕「毎日ですか?」
ヤスヒデ「月・水・金です。デイサービスのない日にサポ希望者に来てもらいたいので……」
僕「……」
ヤスヒデ「また別のサポ希望者とは、ランチを一緒したいと考えて『後でお金払うから、2人分の弁当を買ってきて』と頼んだら、『外食じゃないんですか?』と言われて、『障碍者で目立つので、外食したくない』と答えたら、返事が来なくなりました」
僕「最初に『障碍者です』って伝えてないのですか?」
ヤスヒデ「いきなり障碍者って書くと、返事来ないんです。だから最初は『杖で歩いてます』って書いて、その後、必要に応じて『〇〇が自力でできないので介助を希望します』って付け足すんです」
僕「それだと……」
ヤスヒデ「家の近くまで来てくれた子もいるんです。でも、私の家がわからなくて『電話で教えてほしい』と言われて、しかたなく電話番号教えて電話で話したら、何度も何度も聞き返されて……」
*ヤスヒデさんの話し方は、やや発音不明瞭です。ゆっくりと区切りながら話してくれれば、ほぼ聞き取れます。何度か聞き直したりしましたが、この記事では、そこは省略してます。
僕「それで?」
ヤスヒデ「急に相手が『急用ができました。ごめんなさい、帰ります』って……」
*電話は声だけで、身振りや口の形での補完がないですから、よけいに聞き取りにくかったのでしょう。
ヤスヒデ「他の人には『障碍者なら、射精介助サービスを利用すればいい。ゲイ用もあります』って返事されて、それっきりになりました」
僕「射精介助サービスって……」
ヤスヒデ「あれは、手が不自由で自力で射精できない人向けなんですよね。私は自力でできます。そもそも目的が違う。介助を頼んでいるのではなく、恋人を募集しているんです」
僕「……」
ヤスヒデ「ただ、年齢差などあるから、初回はお金を払う……」
僕「初回は……?」
ヤスヒデ「1度会って、お互いに気に入れば恋人同士ですよね?」
僕「その可能性もありますが……」
ヤスヒデ「私に、サポ希望者やウリ専ボーイ(男性版風俗)を勧めたのは、豫さんですよ? そのうちにお金なしの関係になれると……」
僕「そういう例もあると申しました……。しかし、一般の出会いにおいても2回目3回目と続くのは必ずしも多くない……」
ヤスヒデ「私みたいな高齢の障碍者は、お金を払うと言っても、誰も会ってくれないんです」
僕「めげずに何度もトライするしかありませんよ」
ヤスヒデ「この間、しかたなく、ウリ専ボーイを呼ぼうとしたんです。ウリ専って行為の前と後でシャワーを浴びるってのは知ってたので……」
僕「入浴介助を頼んだんですね?」
ヤスヒデ「断られました。介護の研修は受けてないからと……」
僕「確かに、障碍者の介助を1対1でおこなうのは、難しい場合も……(ある)」
ヤスヒデ「デイサービスで行っている施設職員の中に、サポ希望者がいればいいんですけど……」
僕「お気に入りの男性職員がいるのですか?」
ヤスヒデ「30代の男性職員が2人いるんですが……。1人は太っていて、もう1人は顔がタイプじゃないんですよね」
僕「……そうなんですね」
ヤスヒデ「ダメ元で、いつも宅配を届けてくれるオニイチャンを口説いてみようかな……」
僕「そのオニイチャンは、ゲイとは限らないですよね? やめた方が……(いい)」
ヤスヒデ「1時間5000円って言えば、ノンケ(異性愛)でも食いついてくるでしょう?」
僕「やめた方がいいです。宅配の人のネット書き込みを見たことがあります。全裸で荷物受け取るだけで、彼らは不快な思いをしてます」
ヤスヒデ「裸ってだけで? 荷物の受け渡しに影響ないでしょう? 風呂上りかもしれないし……」
僕「風呂上りでも、短パンやスウェット穿けばいい話なんです。あえて裸で出てくる意図に嫌悪するんです」
ヤスヒデ「男同士でも?」
僕「女性の宅配業者に男が全裸で出たら、セクハラ。ヘタすると通報されます。男同士でも、嫌なんです」
ヤスヒデ「男同士で、何で?」
僕「あえて同性に裸を見せようと言う性的魂胆を感じて、ノンケ男性業者が『気持ち悪い』って言っているんです」
ヤスヒデ「ゲイを気持ち悪いなんて……差別ですよね?」
僕「不自然な形で無理やり見せつけられるのが『気持ち悪い』ってことなんです」
ヤスヒデ「過剰な警戒心ですね?」
僕「先ほど、宅配のオニイチャンを口説こうって言ってましたよね?」
ヤスヒデ「……本気じゃないです」
僕「……」
ヤスヒデ「『こんな夜更けにバナナかよ』って映画、知ってますか?」
僕「筋ジストロフィー症で生活全般に介助が必要な男性をモデルにした映画ですよね? 大泉洋主演の? 見ました」
ヤスヒデ「すごいですよね? 全部、無料ボランティアに頼むんですよね? 私も、デイサービスなんか辞めて、かわいいボランティアの男の子が入れ替わり立ち替わり来て欲しいです」
僕「それ、ハーレムですよ」
ヤスヒデ「何とかできないですかね? ゲイかバイセクシャルで、20代で……介護ボランティアで……」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
ヤスヒデ「この間と同じ、またウリ専みたいなカードが出るのでは?」
僕「今度は違う種類のカードですし、同じカードが出るのは78分の1の確率ですから、そうそうあることではありません」
ヤスヒデ「では、お願いします」
★ヤスヒデさんへのアドバイスカード
↑「杖の2」正位置。
仲のいい老夫婦です。杖(ワンド)は行動の象徴。まだまだ2人とも元気で活動できます。
僕「『20代』という条件がネックになってます。年齢の幅をもっと広げましょう」
ヤスヒデ「お金払うんですよ? おじさんにお金払う気は……(ない)」
僕「介護付きの恋愛・性行為ですよね? 若い子はビビります」
ヤスヒデ「……」
僕「40代50代の介護士にはゲイ男性がわりといます」
ヤスヒデ「そういう人の中から?」
僕「現役でなくても、介護士経験がある人なら、ヤスヒデさんの介助は簡単でしょう?」
ヤスヒデ「私は、歩行と食事は自力でできます」
僕「20代の若者は介護経験ないですから、無理ですよ。うまく介助できるか自信ないんですよ」
ヤスヒデ「介護士やったことある人なら、私の介助は楽にできるはずです」
僕「ですよね?」
ヤスヒデ「同年輩なんて……おじさんですよね? 食指が動かないんです」
僕「ゲイの友人でもいいと思います」
ヤスヒデ「ゲイの友人として自宅に来てもらって、会話しながらちょっと介助してもらう?」
僕「弁当買って来てもらうのもいいですが、ウーバーイーツを頼んでもいいのでは?」
ヤスヒデ「そうですね……。40代ぐらいの人とまずは友達から始めて……お互いにその気になったら……」
僕「そうですよ」
ヤスヒデ「やってみます。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の占いです。今日から「デザート・ドリームズ・タロット」です。
↑「カップのペイジ(若い人)」正位置。
カップは「心」や「繊細さ」の象徴。
天候がよく、鳥たちは飛び立っていきます。
しかし、少女は楽器を見たまま、動けません。
↑「月」正位置。
月は悩みの象徴。
女性が馬から降りて、立ち止まっています。
2枚を合わせ読むと、
動けないでいるのはあなたなのか? 相手なのか?
どちらにしても、急いてはいけません。
前に進めないのには理由があるのです。
繊細ゆえに、以前からの悩みが解決していないのです。
カードは2枚とも水辺に来ています。
気持ちを切り替え、乗り越えようとしているのです。
もう少し待つ必要があります。
あなたの寛容度が試される時期なのです。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。





