ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
フミヒロさん(仮名・30代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
フミヒロ「ゲイですけど、結婚して子どもを育てたいって考えてます」
僕「バイセクシャルというわけではないんですね?」
フミヒロ「女性に恋愛感情抱いたことありません」
僕「子どもだけ欲しいのですか?」
フミヒロ「ちゃんと女性と結婚して、家庭を持ちたいんです」
僕「女性に恋愛感情ないが、夫婦にはなりたい……?」
フミヒロ「夫婦って、恋愛感情は関係ない気もします。特に子育てが始まると、戦友みたいな感じになりますよね?」
僕「子どもをつくる行為は、恋愛感情や性欲が相手に向かないと、難しいですが……」
フミヒロ「そこがネックですよね。人工授精とか、使えないですかね?」
僕「人工授精って、不妊治療の一環ですから。不妊で悩む夫婦には、普通はまず『タイミング法』が勧められると聞きます」
フミヒロ「今日セックスすれば妊娠する可能性高いって、産婦人科医が勧めるんですよね?」
僕「そうです」
フミヒロ「そういう順番みたいなもの、何とかなりませんかね? 産婦人科医ってゲイが多いって聞いたことあります。ゲイの医者なら、ゲイの子作りに協力してもらえませんかね?」
僕「医者とか人工授精とか言う前に、女性にプロポーズしなければならないですよね?」
フミヒロ「友情結婚とかは?」
僕「レズビアン女性とか、アセクシャル(性欲がない)の女性との、友情結婚ですか?」
フミヒロ「気が強い女性は苦手です。優しくておっとりした人がいいですね」
僕「レズビアンやアセクシャルの女性が、気が強いとは限らないと思いますが……」
フミヒロ「なんか、とんがってるイメージがあるんですよね」
僕「オシャレで、とんがっている雰囲気にしている人もいるかもしれません。だとしても、オシャレと実際の性格は別ですから」
フミヒロ「普通の女性と、普通の家庭を築きたいんですよ」
僕「普通の女性からしたら、女性に恋愛しないゲイ男性は、普通の夫にはなり得ないと思いますが……」
フミヒロ「ゲイは『普通』じゃないんですね?」
僕「『普通』が何かは人によって違います。我々ゲイ当事者にとって、同性愛は普通です。生まれて育ったらゲイになってた……ありのままです。でも、ゲイ男性がパートナーとして、愛する男性ではなく、愛してない女性を選ぶのは普通とは言えないと考えます」
フミヒロ「大好きな彼氏がいて、2人の仲が周囲に認められ、祝福されて、子どもが生まれるなら最高です。でも、それは不可能ですから」
僕「子どもを育てる同性愛カップルは存在します」
フミヒロ「今の日本では難しいですよね? 養子を迎えるか、どちらかの精子で女性が産んだ子を引き取るか……自然な形じゃないですよね?」
僕「『普通』とか『自然』とかということにこだわるなら、そもそもゲイ男性が女性と結婚して子どもを育てること自体に、無理があると思います」
フミヒロ「僕は、自分の両親が好きなんです。父は仕事を頑張りつつ、時々休みをとって、家族旅行に連れて行ってくれました。母は料理上手で、家庭を支えていたんです」
僕「幸せなご家庭に生まれ育ったんですね?」
フミヒロ「漠然と、僕も大人になったら、うちの両親みたいな家庭を築きたいって願ってました。願いっていうよりも、自然にそうなるって思ってました」
僕「いつ頃から、ゲイを自覚したんですか?」
フミヒロ「女の子は好きでしたよ。小学生の頃は、女の子の友達の方が多かったです。でも、それは恋愛感情ではなかった。性の対象にもならなかった……」
僕「男性が好きだと意識したのは?」
フミヒロ「中学の終わりごろから、男性に興奮していることに気づいて、愕然としました。本で調べたら『思春期にはあること』『いずれ女性が好きになる』って書いてあったんです」
僕「一時的に救われたんですね?」
フミヒロ「大学卒業するまで『いつか女の子に性的興味が湧いてくる』と信じてました」
僕「ゲイだなんて、信じたくなかった?」
フミヒロ「僕が子どもの頃、ゲイは嘲笑され、バカにされる存在でしたから。何としても、ゲイになりたくなかったんです」
僕「程度の差こそあれ、同性愛者はみんな、そういう過程をたどると思います。そして、いつか『同性愛者である』と認める日が来る……生まれ持ったものを受け入れるんですよね」
フミヒロ「25歳を過ぎたら女性とお付き合いをして、結婚しようと思ってました。で、24歳の時、妻子がいるというゲイ男性とネットで知り合い、アドバイスを聞こうとして会ったんです」
僕「ゲイでありながら、女性と結婚して子育てする方法を教わりたかった?」
フミヒロ「そうです。お酒飲みながらじっくりと……と言われてたんですが、酔ってしまって……気づいたら、ホテルのベッドの上でした」
僕「その既婚男性にホテルに連れ込まれてしまった?」
フミヒロ「そうです。それが初体験でした……」
僕「今で言う不同意性交罪ですよね?」
フミヒロ「同意……したような記憶もあります」
僕「ゲイですから、嫌いじゃない男性から迫られたら、その気になりますよね」
フミヒロ「40代のオジサンで……好みのタイプからは外れてました……。『ホテル行こう』って誘われて断ったら、股間触ってきて『キミの下半身はその気になってるよ』って言われて、何も言い返せなかったのを覚えてます」
僕「ほろ苦い初体験でしたね」
フミヒロ「『お前はゲイだ』って現実を突きつけられましたね」
僕「それからは、ゲイ活動を?」
フミヒロ「開き直りというか、あきらめというか……遊びましたね。数か月間でしたが、特定の男性とお付き合いもしました」
僕「お付き合いの相手は、既婚男性?」
フミヒロ「そうです。最初の相手とは、それっきりです。でも、なぜか、お付き合いしたのは既婚者ばかりなんです」
僕「家庭持ちの男性に憧れがあるんですね?」
フミヒロ「そうですね。でも、付き合っていくうちに、相手の家庭の話を嫌でも聞かされて……」
僕「罪悪感ですか?」
フミヒロ「そうですね。家庭を持つ男性に憧れてるはずなのに、逆にその人の家庭崩壊に加担しているのが自己嫌悪というか……」
僕「そこを感じると、身を引くんですか?」
フミヒロ「好きな男性に、家族を裏切って欲しくないんです。でも、僕がそう考えること自体が矛盾していることに気づいて……」
僕「フミヒロさんが身を引いたら、お相手の既婚男性は、次の相手を探すだけですね」
フミヒロ「そうなんですけどね……」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
フミヒロ「お願いします」
★フミヒロさんへのアドバイスカード
↑「カップの7」正位置。
男性が、雲の中にあるカップを見ています。
カップの中には、現実とは思えない様々な物が入っています。
すべて幻想です。
僕「幻想は捨てるしかありません」
フミヒロ「……そうなのですね」
僕「現実は思い通りには行きません。みんな、現実と折り合いをつけて生きています」
フミヒロ「それは……わかっているのですが……」
僕「よく言われるように、ベストが無理なら、ベターを目指しましょう」
フミヒロ「子育てはあきらめるしかない?」
僕「普通の女性と普通の家庭をつくって、普通に子育てするというのが、フミヒロさんの希望、つまりベストですよね?」
フミヒロ「そうです」
僕「両想いの男性と出会って、2人の家庭をつくるというのが、ベターにあたると思います」
フミヒロ「彼氏が半年以上続いたことないんですよね」
僕「そもそも、既婚男性が相手では、家庭は築けません」
フミヒロ「独身ゲイ男性の雰囲気が苦手なんですよね」
僕「独身ゲイ男性の雰囲気?」
フミヒロ「ひと回りも二回りも若い恰好したり……夏でもないのに短パン穿いたり……坊主頭でヒゲだったり……筋トレしてごつい体なのに得意な運動がなかったり……独特すぎるんですよね」
僕「普通っぽい独身ゲイ男性も、よく探せばいますよ」
フミヒロ「……そうですね。それしかないですね」
僕「ゲイは変えられません。ゲイとしての人生を受け入れましょう。幸せは、自分らしく生きた先にしかありません」
フミヒロ「……わかりました。そうします。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日のサクラ・ルノルマンカードです。
↑「錨(いかり)」
船を停める錨です。美しい浜の波打ち際に立っています。
「安定」「持続性」と言う意味です。
↑「太陽」
地球上の生物は、すべて太陽の恩恵を受けています。光り輝く太陽は、ほとんどすべての占いで「成功」「幸福」「運勢上昇」の象徴です。
2枚を合わせ読むと、
安定した成功・幸福が手に入ります。あなたは、すばらしい栄光にたどりつくことができるのです。
しかし、これまでの過程を忘れてはいけません。貢献してくれた人々への感謝の気持ちも覚えていましょう。そこを蔑ろにすると、せっかくの成功・幸福も尻すぼみになっていきます。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。




