ゲイ占い師 豫 空潤です。
2月14日はバレンタインデーでした。
同棲する日本人ゲイ男性Tommyは、毎年、僕にチョコレートをくれます。
今年のは↓
↑全部で6種類。
僕「1種類だけ食べたことあるけど……他は知らない」
Tommy「全部ベルギー製のチョコレート」
僕「ホントに? 高かったよね? 明治やロッテでもよかったのに……(明治やロッテを貶めるつもりはありません)」
Tommy「空潤、ベルギーのチョコ好きでしょ?」
僕「ありがとう」
日本のチョコレートもおいしいです。というか、日本のチョコにハズレはない。(食べなれないせいか、一部の外国には「何でこの味をチョコに混ぜるの?」というチョコレートもあります……)
内外に数あるチョコレートの中でも「何が好きか?」と問われると、僕は迷わず「ベルギーとフランスのチョコ」と答えます。
もちろん、ベルギーとフランスのすべてのチョコレートを知っているわけではなく、1品か2品、ベルギーとフランスのチョコレートをお土産のそのまたお裾分けなどで、少し食べたことがあるだけです。
しかし、ベルギーとフランスのチョコの(それぞれ)ひと口かふた口を食べて……魅了されたのです。ココアのコクとほろ苦さと砂糖の甘さ・隠し味のミルクの絶妙のバランス……。手に持った時は乾いているのに、口に入れた途端に溶けていく触感……。「これが本場のチョコか」と思い知らされました。
Tommy「空潤が全部食べてね。僕からのプレゼントなんだからね」
僕「その言葉、1か月後にも覚えていてね。ホワイトデーはTommyがひとりで食べてね」(3月14日のホワイトデーには、僕がTommyにケーキを焼きますが、毎年、強制的に僕も半分食べさせられるのです)
Tommy「もちろん」(と言いつつ、毎年、Tommyは1か月後、前言をひっくり返すのです)
話変わって、少し前のオンライン鑑定です。
ヨシヤさん(仮名・20代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ヨシヤ「アウティングされそうで……困ってます」*アウティング=他者が勝手にゲイをバラすこと
僕「アウティング? 職場などで?」
ヨシヤ「今のところは『おぢアタック』です」
僕「おぢアタック? 中高年男性が、嫌がってる若い女性の気持ちに気づかず、お付き合いを迫ってくるという……?」
ヨシヤ「うちの会社、去年からリモートワークが原則なくなり出勤になって、しかも部署が変わったんです」
僕「会社でのアウティング?」
ヨシヤ「その部署にタケさん(仮名)という先輩が居て……。50代で未婚で、見るからゲイっぽいんです」
僕「そのタケさんにアウティングされる?」
ヨシヤ「僕の歓迎会の2次会で、タケさんが近くに来て『イーグル(仮名)』によく呑みに行っていたよね? って言った来たんです」
僕「『イーグル』っていうのは?」
ヨシヤ「僕の地元で、昔からあるゲイバーです」
僕「タケさんが、『イーグル』でヨシヤさんを見かけたことがある?」
ヨシヤ「そういうことです」
僕「ヨシヤさんは覚えてない?」
ヨシヤ「イーグルは大きな店で、年齢層も広いんで、僕はタケさんを覚えてないんです」
僕「でも、ヨシヤさんがイーグルに何度か吞みに行ったのは事実?」
ヨシヤ「行ってました。コロナ明けの頃、やってるゲイバーが少なかったんです」
僕「でも、タケさんもゲイでしょう? アウティングしたら、タケさんもゲイばれしかねない……」
ヨシヤ「タケさんは、みんな薄々ゲイだと勘づいてます」
僕「タケさんは『アウティングする』って言っているんですか?」
ヨシヤ「タケさんは『今度、2人でイーグルに呑みに行こう』って言ってきたんです」
僕「呑みに行ってもいいのでは?」
ヨシヤ「タケさんは、年齢的にも、体型も、顔も、僕の好きなタイプから大きく外れてます」
僕「ゲイの友人・知人ってだけならいいでしょう?」
ヨシヤ「僕の自意識過剰かもしれませんが、タケさんは、僕に気があるみたいなんです。『いい体してるね?』って僕の肩や腿を触ってくるんです。おぢアタックなんです」
僕「呑み友達だけにすればいいのでは? 『僕は同世代が好きなんです』とか何とかけん制して……」
ヨシヤ「タケさんは……言っちゃ悪いけど、そばに来るだけで、ゾッとするんです。仕事の場では我慢してますが、プライベートで2人きりは嫌なんです」
僕「……」
ヨシヤ「タケさんは『ヨシヤくん、前は東京にいたんだってね? 新宿男子校(仮名)って知ってる? 僕、去年そこ行って……』って、聞きもしないことをペラペラ言ってきて……」
僕「新宿男子校って……」
ヨシヤ「ウリ専(男性版風俗)の店です。悪いけど、タケさんは素人では相手見つかりません。だから、ウリ専ボーイを買いに行ったんでしょう」
僕「……」
ヨシヤ「そんなこと、タケさんには言いませんよ、仮にも会社の先輩ですし……。でも、僕はそう思っていて、タケさんと2人で呑みに行くのも嫌なんです」
僕「誘いに乗らなければ、いずれタケさんもあきらめるのでは?」
ヨシヤ「毎日、LINEが来るんです。『週末にイーグルに行こう』って……」
僕「LINEのIDを教えたんですか?」
ヨシヤ「2次会のカラオケで、ゲイバーのイーグルの話を僕にしようとするので『ここではやめませんか?』って言ったら、『じゃ、LINEでしよう』って言うので……つい……」
僕「ブロックも、できないですよね?」
ヨシヤ「毎日、会社で顔合わせる先輩ですから……」
僕「タケさんから毎日LINEが来て……返事してないんですか?」
ヨシヤ「返事しないと、翌日、会社で『なんかあったの?』って聞いてくるんで、ひと言ふた言かスタンプだけ返すようにしてます」
僕「それは……困りましたね。男女だったらセクハラで訴えることも可能ですが……」
ヨシヤ「男同士で、呑みに誘われただけで、セクハラなんて言えないですよね? それに『セクハラ』という言葉を使ったら『ゲイ』って疑われかねないです……」
僕「そうですね。1回か2回、ゲイバーに一緒に行くのも嫌なんですよね?」
ヨシヤ「それだけでは済まないと思うんです。言っちゃ悪いんですが、タケさんさんはモテないおじさんなんです」
僕「ヨシヤさんはイケメンですからね」
ヨシヤ「タケさんは、相手が若ければ誰でもいいんです」
僕「タケさんがそう言ったんですか?」
ヨシヤ「タケさんが体触ってくるんで逃げたら……。タケさんが『ちょっとぐらいいいじゃない? 若い子の体はやっぱりいいね』って……(言うんです)」
僕「うーん。男女なら間違いなくセクハラ認定ですが、男同士では言いづらい? ゲイ同士だから却って訴えづらい?」
ヨシヤ「そうなんです。セクハラを訴えたりしたら、それこそ、逆上したタケさんにアウティングされそうです。僕の将来がめちゃめちゃになります」
僕「将来?」
ヨシヤ「僕。部長の娘さんに告白されて、お付き合いしているんです。来年あたり、プロポーズするつもりです」
僕「え? ヨシヤさんはゲイですよね? バイセクシャルじゃないですよね?」
ヨシヤ「厳密にはゲイよりのバイセクシャルです。女性経験は、部長のお嬢さんだけです」
僕「部長のお嬢さん、好きなんですか?」
ヨシヤ「恋愛感情はないですが、いい子なんです。あの子となら、結婚してもいいと思ってます」
僕「じゃあ、なおさらアウティングされたくないですね?」
ヨシヤ「そうなんです。人生の計画が狂ってしまいます」
僕「部長のお嬢さんと結婚すれば、出世コースですか?」
ヨシヤ「ぶっちゃけ、それもあります。部長にはかわいがっていただいているので……」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
ヨシヤ「お願いします」
★ヨシヤさんへのアドバイスカード
↑「剣の2」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
ぬかるみで、目隠しして、2本の剣をかざしてます。見るからに危なっかしいです。
「その選択で、いいですか?」という意味です。
僕「ヨシヤさん自身の選択を見直した方がいいです」
ヨシヤ「僕の選択? 部長のお嬢さんとの交際? 結婚ですか?」
僕「そうです」
ヨシヤ「ゲイは結婚しちゃいけないんですか?」
僕「ゲイでも誰でも、結婚は自由です。ただ、夫婦になる人への隠し事は、お薦めしません」
ヨシヤ「部長のお嬢さんに、ゲイをカミングアウトしろって言うんですか? 言えるわけないです」
僕「今回は、タケさんからアウティングされるかもしれない……ってご相談ですよね?」
ヨシヤ「そうです。タケさんが僕に『おぢアタック』してきて……」
僕「ヨシヤさんはアウティングされるのが怖くて、タケさんをきっぱり断り切れないんですよね?」
ヨシヤ「そうです」
僕「アプローチしてくる人を受け入れるか、断るかは、ヨシヤさんの自由です」
ヨシヤ「そうですよ。悪いのは、無理やり『おぢアタック』してくるタケさんです」
僕「何もないなら、ヨシヤさんはきっぱり断ることができる。それができないのは、ゲイばれすると困るから……」
ヨシヤ「今の日本で、ほとんどのゲイの人はゲイばれしたくありません」
僕「ゲイばれだけで、会社をクビになることはありません」
ヨシヤ「でも、僕は困るんです」
僕「部長さんやそのお嬢さんに、ゲイだと知られると困るからでしょう?」
ヨシヤ「……」
僕「部長さんやそのお嬢さんが、ゲイ自体に偏見や差別感を抱いていなくても……、ヨシヤさんがゲイを隠して、結婚しようとすることに賛成しない……」
ヨシヤ「それは……賛成しないと思います」
僕「部長のお嬢さんは、ヨシヤさんに愛されてると信じているからです」
ヨシヤ「だからって、タケさんのアウティングは……」
僕「アウティングは許されない行為です。でも、それはゲイが差別されてるからです。誰も差別せず、全員がカミングアウトしているなら、アウティングも存在しない……」
ヨシヤ「でも、現実には……」
僕「そのアウティングの脅威を更に大きくしているのが、ヨシヤさんの女性との結婚です」
ヨシヤ「……」
僕「タケさんは、ヨシヤさんと部長のお嬢さんの交際を知っているんじゃないですか?」
ヨシヤ「社内の一部の人は知ってます。タケさんも、もしかしたら……」
僕「ヨシヤさんにできることが3つあります」
ヨシヤ「3つ?」
僕「1つ目は、タケさんにプライベートでの関係をきっぱりと断り、アウティングは犯罪だと告げること」
ヨシヤ「タケさんは、それで引き下がるでしょうか?」
僕「2つ目は、もしタケさんにアウティングされたとしても、毅然としていること。アウティングは加害者が100%悪く、被害者には非はありません」
ヨシヤ「それはそうですが……」
僕「3つ目は、部長のお嬢さんとの結婚を再検討し、アウティングされた時の影響を最小限にすること……」
ヨシヤ「タケさんに『呪い』をかけること、できませんか?」
僕「呪い? 占い師は、そんなことしません」
ヨシヤ「悪い奴に天罰を与えるんです」
僕「天罰って、天が与えるんですよ? 占い師は天でも神様でもないです」
ヨシヤ「ですよね。……わかりました。ちょっと考えてみます」
僕「考えてみてください。ゲイ男性が女性と結婚することが、悪いと言っているわけではありません。『ゲイ』を秘密にして結婚すると、いろいろと悪影響が出るんです。ヨシヤさん自身が辛くなりますよ」
ヨシヤ「わかってるつもりです」
僕「で、タケさんみたいに、妙なことする人が現れると……よけいに大変になるんです」
ヨシヤ「そうですね」
僕「決めるのは、ヨシヤさん自身です」
ヨシヤ「考えてみます。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日のサクラ・ルノルマンカードです。
↑「木」
「健康」に関するカードです。どちらかというと「健康問題」を表します。
↑「塔」
現代で言う「ビル」「高い建物」。
2枚を合わせ読むと、「病院」です。
あなたは病院に行くことになります。
あなた自身のご病気か、大事な人のご病気か……。
いずれにしても、安易に考えない方がいいです。医師の診断や助言に従いましょう。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。





