ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
ヨシイチロウさん(仮名・70代ゲイ男・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ヨシイチロウ「人々のコロナ自粛は、いつ終わるのでしょうか……」
僕「……コロナの自粛期間は、とっくに終わっていると思いますが……」
ヨシイチロウ「いや、政府や保健所が自粛を呼びかけなくなったことは知ってます。が、人々のコロナへの警戒心がなくなるのはいつでしょうか? 以前の賑わいが、いつ戻るのでしょうか?」
僕「マスクをつけている人はまだいますが……東京では、人通りは戻っていて、街はは賑わっていると思います」
ヨシイチロウ「私の言い方が悪かったですね。ゲイ同士が初対面の人と会う際に、まだ警戒しているんです」
僕「私の友人・知人のゲイの人は、2~3年前から、アプリなどで新規の人と出会っています。ゲイバーも、その頃からお客さんが戻ってきていると、聞いてます」
ヨシイチロウ「そうなんですね? うちの地方だけなんですかね? 地域限定の掲示板で『恋人募集』しても、ほとんど反応がないんです。来るのは『サポート(援助交際)希望』だけなんです」
僕「恋人が欲しいが、なかなか見つからない……というのが、ご相談ですか?」
ヨシイチロウ「5~6年前までは、掲示板に投稿すると、少ないながらメッセージが来たんですよ。それがコロナでパッタリとなくなって……」
僕「そうですね……」
ヨシイチロウ「私、何歳ぐらいに見えますか?」
僕「え? 生年月日をお聞きしてますので……(年齢を知っている)」
ヨシイチロウ「私の実年齢は、お伝えした通りです。今、オンラインでお会いして、実際に私を見て……驚きませんでしたか? 70代に見えないでしょう?」
僕「そ、そうですね……お若く見えますね……」
*実際のヨシイチロウさんは、60代にも見えますが、ゲイの人には若く見える人が多いので……70代と聞いても、私は違和感なかったです。
ヨシイチロウ「コロナの予防注射って、最初のうちは年齢高い人しか受けられなかったじゃないですか? 私、本当は若いのに注射してもらいたくて、なんかズルい手を使っているんじゃないかって……よく疑われました」
僕「……」
ヨシイチロウ「やっぱり、東京を引き払ったのが間違いでした……」
僕「以前は東京に住まわれてたんですね?」
ヨシイチロウ「高卒後、東京の専門学校に進み、そのまま東京で就職しました。25年間、東京でひとり暮らししました」
僕「ゲイライフを満喫されたのですか?」
ヨシイチロウ「自分で言うのもなんですが、モテました。『同棲してくれ』とか、『同性婚できる国に行って結婚しよう』とか、言われました。既婚ゲイからは『妻子は捨てるから、俺と一緒になろう』って……。全部、断りましたけど」
僕「結局、どなたとも同棲はせず?」
ヨシイチロウ「しくじりましたね。適当なところで妥協していれば、こんな孤独にはならなかったです」
僕「今は、ご実家で暮らされてる?」
ヨシイチロウ「私が45歳の時、父が脳梗塞で倒れたんです。退院後も半身不随でしたから、母に懇願されて、会社辞めて、故郷に帰りました」
僕「介護退職されたんですね?」
ヨシイチロウ「小柄な母に代わり、父のトイレや風呂の介助や病院への送迎を7年間もしました。私は1人っ子なので、仕方ないです」
僕「ご苦労されましたね」
ヨシイチロウ「父がようやく逝ってくれた後、私は東京に戻りたかったのですが……」
僕「お母様をひとり残すのが忍びなくなった?」
ヨシイチロウ「母が『嫁をもらえ』なんて言ってきたら、反発して、親子喧嘩して、その勢いで東京に戻ろうと思ってたんです」
僕「そうならなかった?」
ヨシイチロウ「母は何も言いませんでした。ただ、更に小さくなって……すっかり老婆になって……」
僕「それから、お母様と2人暮らしで……?」
ヨシイチロウ「母には悪いですが、母を見送るまでの数年間のつもりでした。だから、正社員にはならず、警備などのバイトをしてました。まさか、それが16年間も続くとは……」
僕「お母様が長生きされたことは喜ばしいことですが……」
ヨシイチロウ「母は、2回入院し、うち1回は手術して、退院後は認知症になり……徘徊したり……。母の介護が大変でした」
僕「お母様を見送った後は……実家でおひとり暮らし?」
ヨシイチロウ「年金をもらえるようになっていたので……ひとり実家でのんびり暮らしていたんですが……」
僕「パートナーが見つからない?」
ヨシイチロウ「掲示板でやりとりしたり、地元のゲイバーに行ったりしていたんですが……ゲイバーで倒れてしまって……」
僕「大丈夫でしたか?」
ヨシイチロウ「ご覧の通り、今は元気ですよ。ゲイバーで救急車呼んでもらい、緊急入院しました。親父と一緒の、脳梗塞でした」
僕「ゲイバーで、周りに人がいたので、救急車を呼んでもらえたのは幸運でしたね?」
ヨシイチロウ「そうですね。実家でひとりで倒れていたら、お陀仏でしたね」
僕「よかったですね。ご両親をちゃんと介護し、見送ったから、ヨシイチロウさんも人に助けられたのですよ」
ヨシイチロウ「よかったのか……悪かったのか……」
僕「そうなんですか?」
ヨシイチロウ「私が唯一、飲みに行けるゲイバーだったんです。そこで、私が迷惑かけて、大騒ぎになって……。退院後、お詫びとお礼に行ったら、『孤独なジジイが年甲斐もなく夜遊びに来て、死にそうになった』って噂になってたようです」
僕「ゲイバーに居合わせた人達も、驚いたのでしょうね」
ヨシイチロウ「ママ(男性)から『お酒も夜遊びもやめて、健康的な暮らしをして、長生きしなさい』って言われて……。私と2歳しか違わないのに、(私を)年寄り扱いして……」
僕「ママさんは、ヨシイチロウのお体を心配しているんですよね?」
ヨシイチロウ「私みたいな年配者には店に来て欲しくないんですよ。若い子の店にしたいんです」
僕「そうでしょうか? ゲイバー経営者なら、お金を落としてくれる常連さんはありがたい存在ですよ?」
ヨシイチロウ「客を選り好みするから、潰れたんですよ」
僕「そのゲイバー、潰れたんですか?」
ヨシイチロウ「コロナで客足が途絶えて、閉店したって聞きました。ザマアミロです」
僕「コロナでは多くの飲食店が閉店しましたね。家にこもることを強いられた暗黒時代でしたね」
ヨシイチロウ「うちの地域では、まだ暗黒時代が続いているんです。掲示板に投稿しても、反応が少ないんです」
僕「アプリなどは?」
ヨシイチロウ「アプリはやってません。写真映りが悪いのでしょうか? この写真を掲示板に載せているんですが……」
*見せていただいた写真は、全身を映したもので、杖をついていました。
僕「杖を……ついていらっしゃるんですね?」
ヨシイチロウ「脳梗塞以来、杖をついてます。リハビリでだいぶ戻りましたけど、左半身の動きがまだ悪いので……」
僕「そうなんですね」
ヨシイチロウ「年寄りに見えますか? でも、会ってから『実は杖をついてます』って言うのは『詐欺』じゃないですか? パートナー募集なのですから、最初からすべてさらけ出して、それでも私を選んでくれる人を探さないと……」
僕「それが誠実な対応ですね。ところで、パートナー募集の際のお相手の条件は?」
ヨシイチロウ「近県で私のところへ来てくれる人……。左手左足が不自由なので、私は車の運転をやめたんです」
僕「それは、賢明ですね」
ヨシイチロウ「顔は普通以上。体型も普通。肥満体もガリガリもダメ。既婚者はNG。年齢は30歳まで……」
僕「30歳まで?」
ヨシイチロウ「これだけは譲れません。私は若い子しか、魅力を感じないんです」
僕「親子や、もしかすると孫みたいな年齢差ですよね?」
ヨシイチロウ「母が亡くなった後、脳梗塞になる前、1度だけ東京に遊びに行ったんです。ゲイサウナに2軒行き……1軒目は若い人ばかりで、誰からも相手にされず……。2軒目は中高年が多いところに行ったら、ほんとにオヤジばかりでガッカリでした」
僕「年が近い人には、その気にならない?」
ヨシイチロウ「ならないんです。なんとかして、20代のイケメンをゲットしたいんです。実家は4DKなので、余裕で一緒に住めるんです。もちろん家賃要らないし、食費や光熱費は、私がすべて払います」
僕「……」
ヨシイチロウ「養子縁組すれば、私が亡き後、実家を丸ごと相続できるんですよ?」
僕「まさか……『養子縁組して、相続……』って、掲示板に書いてないですよね?」
ヨシイチロウ「さすがに、それは危険なので、してません。でも、会いたいという若者がいたら……そういう話になると思います」
僕「実際に会って、どんな人か見る前に、養子縁組や相続の話って……大丈夫でしょうか?」
ヨシイチロウ「私には時間がないんです。せめて80歳になる前に若いパートナーが欲しいんです」
僕「お気持ちはわかりますが……。タロットのアドバイスカードを引いてみましょう」
ヨシイチロウ「お願いします」
★ヨシイチロウさんへのアドバイスカード
↑「金貨の6」正位置。
老人が墓石を抱きしめています。最愛の女性が亡くなったのです。
しかし、亡くなった若い女性の霊は、若者の霊とキスをしています。
ヨシイチロウ「ひどい。若い女は金目当てで老人と暮らしていたんですね? 本当は若い男が好きだったのに……」
僕「そういう見方もできます。が、この老人は気づいてません。この老人の心の中では、妻と相思相愛だったのです。それはそれで、悪いことではありません」
ヨシイチロウ「嘘や隠し事・不倫も、墓場まで持っていけば、悪いことではない……ということですか?」
僕「裏表なく、常に正直で、いつも誠実って、すばらしいことですが、世の中はそうとは限りません。愛情だって、100か0かではなく、50も30も存在します」
ヨシイチロウ「去年、ゲイバー時代に仲よかった年下のゲイ友とメールしてたら……『70歳過ぎたら、色恋は卒業しなさい。パートナーが欲しい? サポート希望の子と5年契約したら? 週1回来てくれたら、5年後に全財産あげる……』って言われて……」
僕「5年契約で全財産って……」
ヨシイチロウ「ですよね? 平均寿命だとしても、あと10年あるのに……。自分にはパートナーいるからって上から目線なんですよ。ブロックしてやりました」
僕「年齢近い人同士なら、70代でも80代でも可能性あると思います、お互いにできるだけ健康であれば……」
ヨシイチロウ「70代同士で? そんなジジイには興奮しません。私は健康ですよ? 車の運転はできませんが、杖があれば歩けます。食事・着替え・トイレ・風呂も、なんとかひとりでできます」
僕「ヨシイチロウさんが若い人を求めるのと同じで、相手も若い人を好むのです」
ヨシイチロウ「私みたいなジジイには、もう相手はできないってことですか?」
僕「ヨシイチロウさんと同じように、70代でも若く見える人もいますよ」
ヨシイチロウ「……そうでしょうか?」
僕「ご自分は特別だと……?」
ヨシイチロウ「いや……そんな思い上がりな気持ちはないです。うぬぼれもないつもりです。ワガママなのは承知してますが、若いピチピチの子がいいんです」
僕「ワガママだと、本当に自覚なさってますか?」
ヨシイチロウ「確かにワガママですけど……。世間には2周りも若い女性と結婚する男がいるじゃないですか?」
僕「そういう男性の多くは、芸能人や社会的成功者です」
ヨシイチロウ「みんな、金目当てなんですね?」
僕「悪く言えば一部は『金目当て』でしょう。でも『幸せになりたい』『裕福に暮らしたい』というのは、多くの人間の願いです」
ヨシイチロウ「ジジイがワガママを通すなら、若い子に裕福な暮らしをさせないといけない……?」
僕「いいか悪いか別にして、それが現実的な近道です」
ヨシイチロウ「……」
僕「ゲイ友の方だって、言い方は辛辣かもしれませんが、サポート希望の若者とウィンウィンの関係になることを勧めたのです。それも1つの方法です」
ヨシイチロウ「私の資産は、今住んでいる家と土地だけです。年金暮らしで、貯金はありません」
僕「セックスなしのお友達だっていいじゃありませんか?」
ヨシイチロウ「たまには……セックスしたいです。もう何年もしてません」
僕「残念ですが、占いは奇跡を起こす魔法ではありません。現実的でより良い道を選ぶための背中のひと押しです。棚ボタを期待されても……」
ヨシイチロウ「70代が20代のパートナーを求めるって……奇跡や棚ボタを願うってことなんですね?」
僕「私は、70代と20代のゲイカップルを知りません」
ヨシイチロウ「私は、孤独死するしかないんですね?」
僕「孤独を避けるためには、ご友人と交流することです」
ヨシイチロウ「……わかりました。ゲイ友にはブロックを解除して、連絡します。ゲイバーの元ママにも、連絡とってみます。年が近い友人を大事にします」
僕「それがいいです。どちらの人も、ヨシイチロウさんを想って、言ってくれたんです」
ヨシイチロウ「生活を切り詰めて……年金を貯めて……サポートか東京のウリ専を買って、性欲を満たします」
僕「それも、ひとつの方法ですね」
ヨシイチロウ「ありがとうございました」
僕「こちらこそ、ありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「雷地豫(らいちよ)」
春の訪れを告げる「春雷」です。
人々が浮かれていますが、それは準備してきたことが成就する喜びからです。
準備もなく、努力もないなら、喜びもないのです。
運気は上がっていますが、気持ちの引き締めも忘れないようにしましょう。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。
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