ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
トシオミさん(仮名・30代男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
トシオミ「結婚しようか……迷っています」
僕「相手の女性を好きで、結婚したいのですよね? 迷っているポイントは?」
トシオミ「相手は『マミ』(仮名)です。中学時代の同級生で、半年前の同窓会で再会し、そこまで好きではないんですが、話しやすくて、一緒に居て楽だなと思うんです」
僕「それぐらいの相手が結婚にはいいかもしれませんね」
トシオミ「今、実家の隣というか、同じ敷地内に建てた家に住んでいるので……」
僕「ご実家の敷地内に建てた家? ご両親が建ててくれた? 将来、トシオミさんが家庭を持つために?」
トシオミ「そうです。東京の会社に勤めて、東京で1人暮らししていたんですが、2年前に親が今の家を建ててくれたので、戻ってきました」
僕「東京の会社の勤務はテレワーク?」
トシオミ「そうです。年に数回出勤すればいいと言ったら、『隣にお前の家を建てたから、戻ってこい』と……」
僕「どうですか? ご両親の住むご実家の隣に住むのは?」
トシオミ「正直言って、快適です。食事は母親が用意してくれるし、洗濯も一緒にしてくれるし……家事から解放されて、仕事以外は好きなことしていられます」
僕「都会から地方に戻って、遊ぶところがなくて退屈だと言う人もいますが……」
トシオミ「僕は、もともとインドア派なので、食事だけは実家で親と食べてますが、それ以外の時間は、基本的にひとりの家で過ごしてます。配信のドラマや映画が好きなんです」
僕「『インターネットがあれば……』っていう人は、都会も地方も関係ないですからね」
トシオミ「そうなんです。一応、こっち来て、自分の車は買ったんですけど、乗るのは週に1~2度ですね」
僕「たまにはドライブとか? フィアンセのマミさんと?」
トシオミ「車で行くのは……家から数キロ離れた公園です」
僕「リフレッシュできるいい公園があるんですね?」
トシオミ「リフレッシュしに行くんですが……公園自体が目的ではなく、夜そこに集まる人達……ですね」
僕「夜に公園に集まる人達って……もしかして?」
トシオミ「はい、ゲイの人や女装の人達が深夜に集まるんです」
僕「トシオミさんはゲイ? バイセクシャルですか?」
トシオミ「自分ではノンケ(異性愛)だと思ってました。インドア派なので、デートってしたことなくって……。7~8年前に出張した際に泊まったホテルの近くのポルノ映画館にふらっと入ったら……」
僕「映画館内で痴漢された?」
トシオミ「そうなんです。ビックリしたんですけど、ベッドシーン見て、ちょうど反応していたので……」
僕「気持ちよかった?」
トシオミ「隣に座った白髪のおじいさんのテクニックが凄くて……拒否するのを躊躇しているうちに口で出されてしまって……」
僕「予想外の気持ちよさ?」
トシオミ「人生初……だったので、どうしたらいいかわからず、おじいさんの口の中に出しちゃいました。怒られるかと思ったら、そのおじいさん、僕が出したのを飲み込んだんです」
僕「飲むのが好きな人もいますからね。それで、やみつきになった?」
トシオミ「男性が好きとかじゃないんです。が、あの気持ちよさはひとりではできないので、東京に戻ってからいろいろ調べて……」
僕「ゲイや女装者が集まるところを調べた?」
トシオミ「だから、僕はこの年で童貞で、誰ともつきあったことないんですが、性行為なら数百回してます」
僕「トシオミさんからも、相手男性のを……しますか?」
トシオミ「それはしません。一方的にされたいんです。自己中心的なんですが、映画館や公園で『自分からは何もできない』って言うと『それでもいい』と言う人が、結構いるんです」
僕「相手は、おじいさんが多い?」
トシオミ「そうですね。行為中は目をつぶってます」
僕「おじいさんではなく、女性にされてるのを想像してるとか?」
トシオミ「そうですね。でも、目をつぶっていると、突然キスされてしまうんです……」
僕「男性とのキス、するんですか?」
トシオミ「基本はしません。が、目をつぶっているので、不意打ちされると逃げられません」
僕「で、キスしてしまう? お尻を狙われることもあるのでは?」
トシオミ「そこは、お断りしてます。僕のを自分のアナルに持っていこうとする人もいますが、お断りしてます」
僕「アナルセックスは抵抗がある?」
トシオミ「映画館や公園なので、どんなに気を付けても、他の人が見ているんですよ。人に見られながらって……集中しにくいですよね。それもあって目をつぶるんです」
僕「女性と見まがうような女装者からホテルに誘われたら?」
トシオミ「それは……きっと応じます。でも、女装者って明るいところで見ると……ですよね? それと、僕は1回射精しちゃうと満足して帰るので……」
僕「話を戻しますと、女性との結婚の相談ですよね?」
トシオミ「はい。僕は女性にモテなくて、一生独身かと思ってました。で、男性相手でも、肉体的快感は得られるとわかり、それでいいと思っていたんですが……」
僕「テレワークになって、ご実家の隣に住むことになると……ご両親から結婚をせかされる?」
トシオミ「そうなんです。婚活を勧められるも、その気にならなかったんです。そしたら、同窓会で、久しぶりに会ったマミといい感じになって……」
僕「マミさんとは、デートなどは?」
トシオミ「LINEだけです。マミは今、隣の県に住んでいるんです」
僕「そうなんですね。マミさんから『会いたい』とか?」
トシオミ「それはないんですが……僕が誘えば、乗ってくると思います」
僕「トシオミさんとしては、マミさんと会いたい? デートしたい?」
トシオミ「うーん。会えば楽しいだろうし、童貞卒業したいし、結婚すれば親も喜びます。が……、ちょっと面倒くさいっていう気持ちもあります」
僕「面倒くさい? 女性に対しては、男から誘って、デートプラン作って、あれやってこれやって……が、面倒くさい?」
トシオミ「そうなんです。男性が相手だと、こっちは目をつぶっていれば、全部してくれます。性的快感はそれで充分だとも、思うんです」
僕「じゃあ、それでいいじゃありませんか?」
トシオミ「え? いや、でも……せっかく親が敷地内に一戸建て建ててくれたんで……」
僕「ひとり暮らしには広すぎますか?」
トシオミ「2階建て3LDKなので……部屋は余ってます」
僕「遊びに来たお友達を泊めてもいいし、ルームシェアしてもいいじゃないですか?」
トシオミ「そうなんですが……」
僕「ご両親からの結婚の薦めが激しくて、逃げきれない?」
トシオミ「そこまでではありません。両親が僕に結婚して欲しいのは間違いありませんが、いつも言ってくるわけではないです」
僕「まだ30代前半。トシオミさんがこの人と一緒に暮らしたいと思える人が現れてからでもいいのでは?」
トシオミ「それで、いいですかね?」
僕「ただ、せっかくの鑑定ですから、アドバイスカードを引いてみましょう」
★トシオミさんへのアドバイスカード
↑「ワンドの7」正位置。
漁網にかかった男性人魚に困惑する漁師。
強面・髭面の男性人魚は、漁師を誘っています。
漁師が態度を決めないでいると、男性人魚に引きずりこまれてしまいそうです。
僕「トシオミさんは、ますます男性同士の行為にハマっていきます」
トシオミ「そうなんですか? 男に対して恋愛感情ないですよ?」
僕「そういうこと、意に介さない相手もいます。受け身姿勢でいると、積極的なゲイ男性に引っ張られるのです」
トシオミ「受け身姿勢って……」
僕「アナルセックスではなく、気持ちが受け身ってことです。自分で動かず、人からの誘いを待っていると……」
トシオミ「僕はいずれゲイにされてしまうのですか?」
僕「というか、性的に受け身っていうことは、既にゲイやバイセクシャルの要素があるのです」
トシオミ「……」
僕「性行為中に目をつぶって(自分からは)何もしない……は、受け身そのものです」
トシオミ「どうすればいいのでしょうか?」
僕「そのままでいいと思います」
トシオミ「ゲイになってしまうんですよね?」
僕「もともと持っている要素が表面化するってことです」
トシオミ「無理に、女性を誘って……しなくてもいい?」
僕「性欲って、『こうしなければならない』ってするものではありません。そういうの関係なしに『求めてしまう』『応じてしまう』んです」
トシオミ「無理に変える必要ない?」
僕「親が望んでるからとか、世間的に望ましいとかで、自分の心の奥底からの欲求を蓋してしまうから、後で悩み苦しむんです」
トシオミ「僕は、このままゲイになるべき?」
僕「カードには、これからも男性からの誘いがあって、トシオミさんは断り切れないと、出ています」
トシオミ「公園とか、行かなければ……誘われないでしょうね」
僕「そうでしょうね。誘われたくなかったら、行かなければいいだけです」
トシオミ「マミと結婚しても、公園通いは続けるつもりだったのですが……」
僕「リスク大きいですよ」
トシオミ「そうですか?」
僕「公園も、映画館も、不特定多数がいる公共空間ですから、基本的に性行為禁止、全裸禁止です。摘発されて、たとえひと晩の拘留で済んだとしても、家族に知られてしまいます」
トシオミ「それは……」
僕「独身者以上に妻帯者の方がリスク大きいのです」
トシオミ「わかりました。結婚を簡単に考えてました。とりあえず、マミとの結婚はとりやめます」
僕「心から一緒に住みたい相手ができたら、同棲すればいいです、相手が女性でも、男性でも……」
トシオミ「そうですね。そうします。ありがとうございました」
僕「こちらこそ、ありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「坎為水(かんいすい)」
水が流れ込む穴に落ちた人が、助けを求めています。
しかし、暴れても、もがいても、事態は好転しません。
今回の禍は、初めてではないはずです。何度も押し寄せてきているものです。
じっと時が過ぎるのも待つしかないのです。
達観しましょう。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。
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