ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
カズキさん（仮名・４0代男性・地方在住）のプライバシー保護のため、多少変更しています。
カズキ「僕は、自分ではノンケ（異性愛）の男だと思っているのですが……」
僕「実はバイセクシャルかもしれない？」
カズキ「結論はそうなんですけど……女装子が好きなんですよ」
僕「男性の体で生まれて……女性の恰好をしている人？ 女性ホルモン注射したり、胸や下半身の手術したり……いろんな段階の人がいますが……？」
カズキ「『はるな愛』みたいに完全な女体になっているのは、僕からすればただの『女』で、ちょっと違うんですよね」
僕「下半身は男のままがいい？」
カズキ「そうです。女性ホルモンやったり、胸を膨らませたりしているのはいいんですが、下半身はついてた方がいい」
僕「竿ありがいい？ 玉抜きは、しててもいい？」
カズキ「玉抜きはしてても、してなくてもいいです」
僕「完全な女性の体ではなく、少し男性部分が残っていた方がいい？」
カズキ「だって、完全に手術したら、ただの『子ども産めない女』ですよ？」
僕「ギャップがいいんですね？」
カズキ「そうですね。ニューハーフでも、トランスジェンダーでも、男の娘でも、女装子でも、呼び方はなんでもいいんですが……。あの独特の『怪しい色気』が、たまらないんです」
僕「一見、どこから見ても会話しても、美しい女性で、下着を脱いで初めてわかるっていうのは？」
カズキ「それもいいですね。彼女の下着を強引に脱がせたら……男性器がポロンって……興奮します」
僕「それはそれでいいと思いますが、人からは理解されない？」
カズキ「完全に『変態』扱いですよ。だって、トランスジェンダー女性からも『変態』って思われてますから」
僕「トランスジェンダー女性とトラニーチェイサー（女装者を好む人）って、いいカップルになると思いますが……」
カズキ「実際そうなっているんです。だけど、男側は自分をトラニーチェイサー（女装者好き）と言っちゃいけないんです」
僕「自覚してても、言っちゃいけない？」
カズキ「男→女に性別移行する人は『女』になりたいんです。世間から女に見られ、女として扱われ、世間的に埋没したいんです」
僕「だけど、トラニーチェイサー男性は、完全な女になる前の『途中』が好きなんですね？」
カズキ「そうなんです。だから、ニューハーフクラブに行って、ニューハーフ嬢に『キミは魅力的だから、手術しないでね』って言うと嫌われるんです」
僕「ニューハーフ嬢からすれば、『完璧な女を目指しているのに、男の部分を評価されても……』と、不満になるんですね？」
カズキ「だから……同棲しても長続きしないんです」
僕「同棲、今もしているんですか？」
カズキ「してます。チェリ（仮名）っていうニューハーフ嬢と、半年前から暮らしているんですが……」
僕「チェリさんも、下半身はまだ工事してない？」
カズキ「そうです。顔はかわいいし、巨乳なんですが、デカいし、ゴツいし、声太いし、女になりきるのは無理なんですよね」
僕「でも、チェリさんは性別適合手術して戸籍を女性に変えたい？」
カズキ「そうです。それで『カズキのお嫁さんになりたい』って言うんです」
僕「チェリさんの夢をかなえてあげればいじゃないですか？」
カズキ「こんな言い方するとアレなんですけど……チェリが手術したら……俺、絶対に浮気しますね。それか、セフレ作ります。だって、やっぱり『竿アリ』が好きなんですよ」
僕「今は、カズキさんは浮気してないが……」
カズキ「今も浮気してますが……。一応、バレないようにしてます」
僕「浮気相手も、トランスジェンダー女性？」
カズキ「この間、エッチした男の娘は、女性ホルモンも何もしてない、完全な男の子だったんです」
僕「化粧して、ウィッグとレディースの服を身に付けているだけ？」
カズキ「そうなんです。裸にすると少年なんです。あれは興奮しました」
僕「そこだけ聞くと、ゲイみたいですが……」
カズキ「ただ、高校卒業したばっかりで……。本人はこれからだんだんと『女』になりたいらしくて……。何とか食い止めたいんですよね」
僕「食い止めるって言っても……カズキさんにはチェリさんがいるわけで……その男の娘と……」
カズキ「その男の娘はエミリア（仮名）って言うんですが……。チェリとは別れて、エミリアを本命にしようかと……」
僕「チェリさんと大喧嘩したとか？」
カズキ「チェリと喧嘩してません。ただ、チェリは手術して戸籍も女になりたい、お店辞めて主婦になりたい、俺と入籍したい……って言うんです。そんな女といてもドキドキしませんから……」
僕「結婚生活って、ドキドキが終わってからが本番だと思いますが……」
カズキ「俺は、永遠にドキドキしていたいんです。エミリアにも、体は男の子のままでいて欲しい……そういうのに1番興奮するんです」
僕「……」
カズキ「ゲイの豫さんから見ても、ドン引きですか？」
僕「私は、犯罪とかでない限り、対応しますが……。具体的には、何を占いますか？」
カズキ「エミリアか、チェリか……どっちがいいか……です」
僕「エミリアさんとチェリさん両方と同時進行……はナシでいいんですね？」
カズキ「いや、アリで。3択でお願いします」
★カズキさんは、チェリさんとエミリアさんのどちらとつき合ったらいいか？
〇現状カード
↑「魔術師」正位置。
「何でもできる」のが魔術師です。どちらを選ぶか、カズキさんの手に委ねられてます。
①チェリさんと同棲を続ける。
↑「カップの２」正位置。
恋人というより、パートナーや協力者を表します。
「夫婦」としては、この方がうまくいきます。
↑「ワンドの５」正位置。
カズキさんが自覚しているように「浮気癖」はおさまらないでしょう。
②チェリさんと別れ、エミリアさんと付き合う。
↑「剣の５」正位置。
勝者が敗者の剣を奪っています。相手の気持ちを考慮しなければなりません。
↑「恋人」正位置。
恋愛感情が燃え上がります。しかし、同時に「選択」という意味を持つカードです。
「選択」を続けると、「とっかえひっかえ」になりがちでもあります。
③チェリさん・エミリアさんの両方と付き合い、二股関係を続ける。
↑「金貨の２」リバース（逆さま）。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
片足立ちのピエロが巨大金貨2枚を操ってます。
ギリギリのところで保たれていたバランスが崩れます。
↑「ワンドの７」リバース（逆さま）。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
「炎上」し、多くの霊がうごめいています。悲惨なことになりそうです。
〇最終アドバイスカード
↑「審判」リバース（逆さま）。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
蘇りたい「死者」が「審判」されようとしています。
あなたの誠実さが、判断されます。誠実でなければ、いずれ「罰」を受けるのです。
僕「チェリさんとこのまま続けて、手術して戸籍変更したチェリさんと入籍するのはアリです。ただし、浮気問題は常に起こり続けます。どこまでセーブできるか？ チェリさんを悲しませないためにはどうするか？ ということです」
カズキ「そうなりますよね？ 正直言って、気が進みません。エミリアとは？」
僕「エミリアさんとの恋は燃え上がります。ただし、チェリさんと『うまく別れる』のが前提になります」
カズキ「エミリアも、何年かして『完全な女になりたい』なんて言わなければいいんですが……」
僕「カズキさんが愛し続けて『そのままのキミでいてくれ』と言い続けるしかないでしょう。カズキさん次第です」
カズキ「そうですよね。二股関係はどうですか？」
僕「やめた方がいいです。修羅場になります。当事者3人以外にも影響します」
カズキ「やってる奴……いますけどね」
僕「うまくいっているように見えて、とても不安定な関係です。お勧めしません」
カズキ「そうなんですね」
僕「最終アドバイスカードは、誠実な対応は報われて幸せになるが、不誠実な対応だと、不幸になります」
カズキ「誠実って……」
僕「相手を悲しませないってことです。恋愛に別れはつきものですが、ちゃんと理由を説明し、納得させようと……」
カズキ「俺は『女装子』が好きだから、『完全な女』を目指すチェリを幸せにはできない……って言えばいいですかね？」
僕「そう言うしかないですね」
カズキ「わかりました。やっぱり、エミリアにします。エミリアなら、両想いですから」
僕「両想いのドキドキ期間は、いつか終わりますが……」
カズキ「その時はその時です。可能な限り、恋やセックスを続けます」
僕「それも、ひとつの生き方ですね」
カズキ「はい。ありがとうございました」
僕「こちらこそ、ありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「火風鼎（かふうてい）」
先週に引き続きのカードです。
あなたのために動いてくれる人がいます。
感謝の念を忘れてはなりません。
そして、あなたもまた、人を助けられる人になりましょう。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。
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