ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
ヒデハルさん（仮名・30代ゲイ男性・地方在住）のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ヒデハル「彼氏から、ちょっと時間をおきたいと、言われています」
僕「『時間をおく』というと、しばらく会わないで……ってことですね」
ヒデハル「そうなんです。なんでそんなことするのか、彼氏の気持ちがわかりません」
僕「彼氏さんとの経緯を差し支えない範囲で教えていただけますか？」
ヒデハル「彼は、4歳上のシュウタロウ（仮名）です。アプリで知り合って4か月です。僕は来年には40歳になるので、その前に同棲したり、パートナシップ制度に登録したりしたいんですが……」
僕「シュウタロウさんは、同棲にも応じない？」
ヒデハル「そうなんです」
僕「シュウタロウさんが『ちょっと時間をおきたい』と言ったきっかけは？」
ヒデハル「シュウタロウの浮気がバレたんです」
僕「シュウタロウさんが浮気？ 誰か他の男性とシュウタロウさんが会っていた？」
ヒデハル「シュウタロウが、先月、僕の部屋に来た時、普段と違う下着だったんです」
僕「シュウタロウさんの下着の好みが変わった？」
ヒデハル「ボクサーだったのに、ローライズになっていて……なんか勘が働いて……」
僕「短くてセクシーなパンツになっていたので、疑った？」
ヒデハル「それで、シュウタロウがお風呂入っている間に、シュウタロウのスマホ……見たんです」
僕「パスワードとか、かかってなかったのですか？」
ヒデハル「シュウタロウのスマホは、何度か、隠れて探っていて、パスワードは探り当ててました」
僕「それで、シュウタロウさんのスマホに浮気の証拠が？」
ヒデハル「他の男とLINEしていて……」
僕「会話の内容から、浮気していたと……（判断した）？」
ヒデハル「『また泊りに行きたい』とか『今度はタチ（男性役）に挑戦したい』とか……明らかですよね？」
僕「シュウタロウさんの浮気相手が『タチに挑戦したい』と？」
ヒデハル「シュウタロウはタチなんで……浮気相手は、もともとウケ（女性役）なんでしょう……」
僕「そういう会話をやり取りするのって……」
ヒデハル「浮気疑惑などではなく、真っ黒ですよね。浮気間違いないですよね」
僕「それについて、シュウタロウさんを問い詰めましたか？」
ヒデハル「スマホを見たことを言わなければならないので……躊躇しましたけど……シュウタロウと同棲するために、浮気はやめて欲しいので……言いました」
僕「シュウタロウさんの反応は？」
ヒデハル「逆ギレしてました。人のスマホ見るなんて、最低だって……」
僕「そうなりがちですよね」
ヒデハル「浮気してる方が最低ですよね？」
僕「それで……喧嘩になった？」
ヒデハル「シュウタロウは『勝手に人の携帯を盗み見て……』って言い張るので……仕方なく、僕もそこは謝ったんです。その代わり『浮気相手のことを教えて』と言ったら……」
僕「シュウタロウさんは教えてくれましたか？」
ヒデハル「シュウタロウは１か月間、浮気相手と続いていたんです」
僕「ヒデハルさんとは4か月ですよね？」
ヒデハル「シュウタロウは、僕と付き合いだしてもゲイアプリをやめず、３か月後に20代の男の子と会っていたんです」
僕「1か月間、シュウタロウさんは二股していたんですね？」
ヒデハル「シュウタロウの方が極悪ですよね？ なのに、シュウタロウは『人の携帯見る方が罪深い』って……」
僕「シュウタロウさんは、定期的にヒデハルさん宅に泊まりに来ていたんですよね？ それと並行して、20代の子のところにも泊まりにいった？」
ヒデハル「僕はサービス業で土日仕事なんです。で、リモートワークのシュウタロウが、僕の休みの平日に泊まりに来てたんです」
僕「シュウタロウさんと浮気相手は、ともに土日休み？」
ヒデハル「そうみたいです。浮気相手のところには、土日に泊まりに行っていたんで……」
僕「で、喧嘩の末に、シュウタロウさんが『時間をおきたい』？ それから何日経ったんですか？」
ヒデハル「1週間です」
僕「1週間、お互いに連絡してない？」
ヒデハル「毎日、連絡したいと思ってます。浮気したシュウタロウが加害者で、僕は被害者のはずです。なのに、なぜ被害者の僕が我慢しなければならないのか……」
僕「シュウタロウさんは……浮気相手の20代の子とは……（会っているのか）？」
ヒデハル「わかりません。『別れてくれるよね？』って聞いたら、『考えておく』って……。僕とは問答無用で時間をおくのに……浮気相手とは考えておくって……ひどくないですか？」
僕「そう感じるのも無理はないですが……」
ヒデハル「このまま……シュウタロウとは別れてしまうのでしょうか？ まさか、シュウタロウは20代の浮気相手の方に行ってしまうのでしょうか？」
僕「その可能性もあると……考えているのですね？」
ヒデハル「毎晩、ベッドに入ると……シュウタロウが戻ってくるのか？ 近い将来、同棲できるのか？ 添い遂げられるのか？ 心配で、なかなか寝付けないんです」
僕「睡眠不足は、よくないですね」
ヒデハル「睡眠薬を病院でもらいたいくらいです。が、その前に、シュウタロウとの今後を占って欲しいと思って……（来ました）」
僕「では、ルノルマンカードで、シュウタロウさんとの恋愛運を見てみましょう。2人の『過去』『現在』『未来』がわかります」
ヒデハル「お願いします」
★ヒデハルさんとシュウタロウさんの恋愛運
〇過去
↑「騎士」
男性が馬に乗って進んでいます。
シュウタロウさんの方から、ヒデハルさんにアプローチがあったのです。
最初は順調で、見通しが明るかったということです。
〇現在
↑「キツネ」
狐は賢い動物とも言われる反面、古来より「詐欺師」「嘘つき」の象徴とされてます。
シュウタロウさんは、ヒデハルさんに嘘をついていたのです。同棲やパートナシップ制度に登録する気は、もともとないのです。
〇未来
↑「十字架」
「聖なる」という意味よりも、イエス・キリストが磔にされたという意味が強いです。束縛・制約・身動きできないということです。
ヒデハル「『未来』が『十字架』って……教会での結婚式（の意味）ではないんですか？」
僕「残念ながら、そうではありません。ヒデハルさんが束縛され、身動きとれなくなるということです」
ヒデハル「僕が束縛される？ シュウタロウが戻ってきての束縛ですか？ それなら……（歓迎）」
僕「『現在』が『キツネ』ということは、シュウタロウさんは初めから、ヒデハルさん1人に絞るつもりはなかったと言うことです。ヒデハルさんから携帯を覗かれていると知った今、戻っては来ないのです」
ヒデハル「戻って来ないシュウタロウに、僕が束縛される？」
僕「シュウタロウさんが『別れる』と言わず、『時間をおこう』と言ったのも『キツネ』のような巧妙な言い回しです。で、ヒデハルさんは気持ちを切り替えられずにいる……」
ヒデハル「僕がシュウタロウを待っていることが、束縛されているということ？」
僕「そうです。残念ですが、シュウタロウさんは戻ってきません」
ヒデハル「シュウタロウは、20代の浮気相手を選ぶのですか？」
僕「そうかもしれないが……もともと遊び人なのです」
ヒデハル「ひどい……。僕はシュウタロウに騙され、傷つけられたんですね？ どうすればいいんでしょうか？」
僕「気持ちを切り替え、他の人を探すのが最善です」
ヒデハル「そんな簡単には、シュウタロウを諦めきれません。コロナ以後、やっとできた彼氏だったんです」
僕「その気持ちこそ、シュウタロウさんに縛られているということです」
ヒデハル「……」
僕「次に誰かと付き合う際は、生年月日を聞いておいてください」
ヒデハル「相手の生年月日を豫さんに教えればいいのですか？」
僕「ヒデハルさんの生年月日は分かっていますから、お2人の生年月日から複数の相性占いを致します。タロットカードでの恋愛運も占えます」
ヒデハル「それで、またオンライン鑑定で？」
僕「メール鑑定もできます。新しい人との生年月日やタロットカードでの相性占いだけなら、1000円でお受けしてます」
ヒデハル「早い段階で占ってもらい、騙されないうちに……？」
僕「傷は浅いうちがいいですよ」
ヒデハル「そうですね。シュウタロウとは、同棲の前に浮気が発覚して、よかったんですね？」
僕「そう考えましょう」
ヒデハル「……わかりました。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日のルノルマンカードです。
↑「指輪」
「アクセサリー」という意味もありますが、第1義は「約束」や「契約」です。
↑「庭園」
「イベント」など、人が集まる催しなどを表します。
「指輪」と「イベント」ですから、「結婚式」の意味になります。
ただし、あなたがゲイやレズビアンで、「結婚式には無縁」なら、それに類するイベントや関係でしょう。
おめでたく、華やかであることは間違いありません。
しかし、「幸せな結婚」「ラブラブなカップル」を表すのなら、他のカードが出そうなものです。
「約束」「イベント」と出たのは……「形式」や「（周囲に）認知される関係」との側面が大きいとも解釈できます。
舞い上がらず、2人の関係の「本質」を見極めるべきでしょう。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。
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