ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

シゲノブさん(仮名・40代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

シゲノブ「私は結婚して、子どももいるんですが……30代になってから同性愛に目覚めて……」

 

僕「そうなのですね」

 

シゲノブ「妻子と別れるのは嫌なので、なんとか結婚生活と同性愛を両立させたいのですが……」

 

僕「もともとは、女性が好きで……結婚し、お子さんをもうけたのですね?」

 

シゲノブ「20代の時に職場で恋愛結婚し、息子が2人います。2人とも大学生なので、親の責任は、もうすぐ終わるのですが……離婚するつもりはないです」

 

僕「同性愛に目覚めたきっかけとか、ありますか?」

 

シゲノブ「結婚した翌年に長男が生まれて……2年後に次男が生まれて……次男の時の方が難産で、妻の産後の肥立ちが悪く……退院してからも、妻は大変だったんです」

 

僕「男の子2人だと、よけいに手がかかるって言いますね?」

 

シゲノブ「うちの息子たちは特に繊細で虚弱で、小学校入るぐらいまでしょっちゅう熱出してましたから……妻は職場復帰後、特に大変でした」

 

僕「奥様が大変で……セックスレスに?」

 

シゲノブ「そうなんです。私は欲求があっても、妻はとても応じられず……何年もセックスレスでした。『3人目ができたら困る……』という恐怖に近い心配もあったようです」

 

僕「セックスレスが、同性愛のきっかけにつながったのですか?」

 

シゲノブ「もちろん、妻の苦労は理解してましたから、無理強いはできず、外で性欲を発散させようとしたんですが……」

 

僕「風俗とか……ですか?」

 

シゲノブ「そうです。でも、値段的にしょっちゅう行くのは難しいなと思っていたら……ニューハーフ風俗が安いと聞いて……」

 

僕「ニューハーフヘルスに行ったのですね?」

 

シゲノブ「そしたら、妙に興奮したんです」

 

僕「背徳感ですか?」

 

シゲノブ「女性そっくりの美女もいたんですが……男だとわかる人もいて……」

 

僕「男だとわかる人でも『いける』と?」

 

シゲノブ「なんだか、この人と行為すると考えると興奮してきて……女性そっくりじゃない人を選んだんです」

 

僕「どうでしたか?」

 

シゲノブ「その人、手術も女性ホルモンも全くしてない人でした。でも、私は興奮してしまって……」

 

僕「服を脱いだら、男性そのものなんですね?」

 

シゲノブ「だから、その人、お客によっては全部脱がないみたいですが……私は『脱がせたい』と思って……」

 

僕「結局、男性同士の行為になったんですね?」

 

シゲノブ「そうなんです。不思議なほどに抵抗なくて……」

 

僕「ゲイセックスの経験は、まったくないんですよね?」

 

シゲノブ「……中学の頃に、友達と相互オナニーしただけです……」

 

僕「そういう経験があったのですね?」

 

シゲノブ「友達とAVを見て、お互いの手でシコリあっただけです。遊びと性欲発散であって、恋愛でもセックスでもないです」

 

僕「でも、興奮したんですよね?」

 

シゲノブ「そうですね。他人の勃起ってなかなか見ないし、触らないですから。興奮はしました……」

 

僕「そういう経験はありつつも、思春期の遊びとして、卒業していった?」

 

シゲノブ「そうですね。続けちゃいけないって思ってましたね。女の子を好きになって、恋愛しなくちゃいけないって考えてましたから」

 

僕「で、高校生からは女子と……?」

 

シゲノブ「そうですね。恋愛対象を女子に限定しましたね」

 

僕「男子同士で、興奮したり、そそられたりは?」

 

シゲノブ「意識はしてましたね。部活の合宿の風呂とか……先輩や友達の裸を見て……反応しそうになったら、水シャワー浴びてしずめるとか……」

 

僕「好きになるのは女子?」

 

シゲノブ「そうですね。『男を好き』って感覚はなかったです。だから、自分で『同性愛者』という意識なかったです」

 

僕「で、そのまま学校を卒業し、社会人になって、女性と恋愛し……結婚した?」

 

シゲノブ「社会人になると、男同士で裸とか……ないじゃないですか?」

 

僕「温泉にでも行かないと、ないですよね」

 

シゲノブ「みんな自宅の風呂で、他人と入浴しないですよね? だから……男同士の興奮は……忘れてましたね」

 

僕「それが、ニューハーフヘルスに行ったら、男が残っている人がいて……」

 

シゲノブ「そうなんです。相手の化粧がとれて、髪は長いんですけど……体は男そのもので……『俺って、男同士もいけるんだ?』って気がつきました」

 

僕「それで、ヘルスではなく、一般ゲイ男性と?」

 

シゲノブ「すぐではないです。やっぱり怖くて、何年かためらった末に……ネットで『出会い』を検索したら、山のように出てきて……」

 

僕「最初は怖かったのですね? ゲイになることが? それとも何か危害を加えられそうで?」

 

シゲノブ「両方ですね。あと、出会っておきながら、その気にならないと、相手にも悪いと思って……。20代の小柄な細い子にしました」

 

僕「どうでしたか?」

 

シゲノブ「男性アイドルみたいな可愛い男の子で……思わず『こんなオジサンでいいですか?』って聞いちゃいました」

 

僕「当時のシゲノブさんは30代?」

 

シゲノブ「30代後半で、20代よりも10㎏太ってて、どこから見ても中年オジサンでした」

 

僕「相手の反応は?」

 

シゲノブ「よかったです。色白で華奢で、女の子を抱いているのと変わらなかったです」

 

僕「その子とお付き合いを?」

 

シゲノブ「3か月ぐらい、毎週会いました。2度目からは、その子のアパートに行って……」

 

僕「愛人ですね?」

 

シゲノブ「そうなんです。私もその子も、すっかり愛人モードになってしまって……。こんなことしてていいのか? と思い始めた頃に、その子から別れ話が出て……」

 

僕「既婚者と愛人の限界?」

 

シゲノブ「その子が、泣きながら『これ以上続けたら、奥さんが羨ましくなってしまいそう』って言うんです」

 

僕「愛するがゆえに別れる……っていうパターンですね?」

 

シゲノブ「ちょうど、パートナシップ制度ができた頃なので、その子は『パートナーが欲しい。誰かの1番になりたい』って言って……」

 

僕「そう言われたら、別れるしかないですね」

 

シゲノブ「私も、当時、中学生の息子がいましたから、『離婚』はあり得ないので……」

 

僕「それ以来、バイセクシャルなんですね?」

 

シゲノブ「最近は、女性に対する性欲がなくなってきて……ほぼゲイですね」

 

僕「そうなんですか?」

 

シゲノブ「『出会い』の相手も、最初は若くて、細くて、小柄で女性的な子を選んでいたんですが……」

 

僕「タイプの幅が広がってきたんですか?」

 

シゲノブ「同世代以下で、不潔でなかったら、だいたいOKですね」

 

僕「お付き合いのタイプが、ずいぶん幅広くなってますね?」

 

シゲノブ「お付き合いはしません。彼氏は作りません。ワンナイトっていうか、お泊りすらしません。1度きりの関係です」

 

僕「最初の若い子に泣かれて……懲りたんですね?」

 

シゲノブ「あと、2年前にエッチした子が、どうやら長男と同じ大学だとわかって……ドキッとしました」

 

僕「息子さんと知り合いだったら……と思ったんですね?」

 

シゲノブ「だから、本名も電話番号も教えず、匿名で待ち合わせて、やることやったら、それっきり……にしてるんです」

 

僕「既婚であることも告げず?」

 

シゲノブ「でも、バレますね。指輪外しておくんですが……。雰囲気で『既婚者でしょ?』って言われます」

 

僕「どう答えるんですか?」

 

シゲノブ「はぐらかします。1度きりの相手に、教える必要ないですから」

 

僕「で、ご相談は?」

 

シゲノブ「このままでいいのだろうか? 妻や息子たちにバレないか? 最初の子は身を引いてくれたけど……『離婚して』と迫られたら……」

 

僕「既婚ゲイの悩みですね?」

 

シゲノブ「既婚ゲイが非難されるのは、ある意味、仕方ないです。でも、当人も悩んでいるんですよ。決して偽装結婚したわけではない。途中からゲイになってしまった……。離婚はしたくない……が、好きなものは好きなんです」

 

僕「タロットのアドバイスカードを引いてみませんか?」

 

シゲノブ「オンラインで……どうするんですか?」

 

僕「タロットカード78枚を1枚ずつ裏をお見せします。気になったカードの時に合図してください」

 

シゲノブ「……わかりました」

 

★シゲノブさんが選んだアドバイスカード

↑「杖の2」正位置。

老夫婦が仲良く立っています。

杖(ワンド)は行動の象徴。2人で一緒に行動することが、末永く添い遂げる秘訣です。

 

僕「奥様孝行をしてください」

 

シゲノブ「はい」

 

僕「それが、離婚を防ぐ1番の方法です」

 

シゲノブ「わかりました。妻がOKすれば、夫婦生活を復活させます」

 

僕「それも大事ですが、日常生活もです」

 

シゲノブ「家事協力とか、旅行に連れて行くとか……ですか?」

 

僕「奥様も外で働いてますよね? 家事協力ではなく、家事分担です。旅行も連れて行くのではなく、一緒に行く。言葉の違いではなく……意識を変えてください」

 

シゲノブ「わかりました」

 

僕「夫がゲイでも、浮気者でも、夫婦仲がよく、奥様が『愛されてる』と実感していたら、簡単には離婚になりません」

 

シゲノブ「そうですね」

 

僕「もちろん、バレない努力も必要ですが、普段の夫婦仲も、かなり重要です」

 

シゲノブ「息子たちが、もうすぐ巣立つので、夫婦2人の暮らしを充実させます」

 

僕「そうしてください」

 

シゲノブ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のルノルマンカードです。

↑「クローバー」

クローバーとは、シロツメクサなどの総称で、ご存じのように普通は3枚葉だが、4枚葉は「幸運の象徴」。

このカードも「幸運」「チャンス」「軽やかさ」などの象徴です。

 

あなたに幸運が訪れます。それは、地面に咲くクローバーのようにささやかなものかもしれませんが、チャンスを生かさない手はありません。

 

「ここぞ」という時は、チャンスをつかめるようにしましょう。

 

↓我が師である霊観占い大幸 峰ゆり子先生

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)

 

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