ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前の対面鑑定です。

 

アツヒデさん(仮名・40代ゲイ男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

アツヒデ「来年、50歳になるので……焦ってます」

 

僕「焦りというのは、恋愛やパートナー探しにおいてか、お仕事のことか……」

 

アツヒデ「仕事は、ずっと派遣ですが、何とか暮らせてます。40歳過ぎた頃から、そろそろ一生のパートナーを見つけたいと考えてきましたが……コロナになったり……で、まだ見つかってません」

 

僕「40歳以前には、お付き合いしていたのですね?」

 

アツヒデ「20歳でゲイデビューしてから、5人ほど付き合いました。その中の3人は連絡がとれたのですが……3人とも、彼氏がいるんです」

 

僕「以前お付き合いした方とよりを戻そうと考え、連絡してみたら、今のお相手がいらっしゃって、復縁は無理なのですね?」

 

アツヒデ「アプリなどもしてますが、50歳近いと誰からも誘われません。来るのはサポート(援助交際)希望の若い子だけです」

 

僕「それで、気心知っている元カレの中で復縁できそうな人を探すのは、ある意味、賢明ですね」

 

アツヒデ「あと、付き合ってはいないのですが、ワンナイトで終わってしまった中で、連絡先を知っている人3人にも連絡しました……」

 

僕「どうでしたか?」

 

アツヒデ「そのうちの1人……ムツヨシさん(仮名)は女性と結婚してました」

 

僕「そうなんですね?」

 

アツヒデ「ムツヨシさんは、僕とワンナイトする少し前に結婚したみたいです」

 

僕「それはそれは……」

 

アツヒデ「ムツヨシさんはバイセクシャルで、結婚直後、『もう男とは遊べないのか?』と思って『男漁り』をしてしまった……と」

 

僕「そういう人もいるのですね?」

 

アツヒデ「ムツヨシさんだけは、『昔みたいに、エッチしよう』って返事くれたんですが……」

 

僕「応じるのですか?」

 

アツヒデ「応じたくありません。ムツヨシさんには3人も子どもがいて、家庭円満とのことですから……遊び相手にされるだけです。僕はパートナーが欲しいんです」

 

僕「ですよね?」

 

アツヒデ「もう1人、イクヤスくん(仮名)は、すごいイケメンなんですが……」

 

僕「返事が来たんですか?」

 

アツヒデ「15年前にワンナイトして……僕は付き合いたくて、何度もお願いしたんですが……」

 

僕「イクヤスさんは応じなかった?」

 

アツヒデ「イクヤスくん、当時は『1人とだけ付き合うのは無理。みんなと仲良くしたい。だから、彼氏はつくらない。基本、同じ相手と2回目はしない』って……」

 

僕「同じ相手と2回目はしない? すごいですね。毎回、初めての相手のみ?」

 

アツヒデ「そのイクヤスくんに、ダメ元で連絡してみたら……『パートナシップ制度に登録してます』って……」

 

僕「『1人とだけ付き合うのは無理』っていうのは……宗旨替えしたんですね?」

 

アツヒデ「だったら、僕と付き合い、僕とパートナシップに登録して欲しかったです」

 

僕「お気持ちはわかりますが……タイミングがありますから」

 

アツヒデ「ですね。僕と会った時のイクヤスくんは、『同じ人と2回目はない』っていう主義で……今は、パートナーとのラブラブ写真を公開している……」

 

僕「SNSで? イクヤスさんがツーショット画像を公開?」

 

アツヒデ「そうなんです。つい、探してしまったんです」

 

僕「イケメンカップルなんですね?」

 

アツヒデ「それが……相手は、どう見ても50代以降で……イケメンとは言えないんです」

 

僕「そうなんですか?」

 

アツヒデ「イクヤスくん自身も40過ぎてますから……きっと妥協したんだと思います。だったら、僕と妥協して欲しかった……です」

 

僕「やはり、縁というか……タイミングはありますよ」

 

アツヒデ「イクヤスは、年下が好きとか言ってたんです。だから、年上の僕は諦めた……。なのに、イクヤスはひと回りも上のオジサンと一緒になって……」

 

僕「……」

 

アツヒデ「パートナシップ制度って、解消する人もいますよね? もうひと押しして、実際に再会したら、イクヤスの気持ちは変わりませんかね?」

 

僕「易タロットのアドバイスカードを引いてみましょう」

 

↑「地山謙(ちざんけん)」

高い身分の男性が貧しい身なりの人に頭を下げています。

本当に素晴らしい人は謙虚なのです。

謙虚さを忘れない人に運が開けるのです。

 

僕「アツヒデさんの方が、年齢や外見に関して、イクヤスさんのお相手より、一般的には魅力的かもしれません。でも、イクヤスさんの好みや、お付き合いの経緯は、わかりませんよね?」

 

アツヒデ「イクヤスはイケメンで……年上からモテモテでした。でも『本当は年下が好き』って言ってたんです」

 

僕「好みが変わることもあります。年齢や容姿以上に大切なものを相手の中に見つけることもあります」

 

アツヒデ「もしかして……相手は金持ちで……イクヤスは、そこに惹かれたのでしょうか?」

 

僕「だとしても、2人がそれでよければ、第3者が口出すことではありません」

 

アツヒデ「タイミングが悪かったんですね? 数年前にイクヤスに連絡していたら、僕たちはパートナーになっていたかもしれない……」

 

僕「どんなに好き同士でも、縁がなければ、続けるのは難しいです。逆に、ものすごく好きなタイプではなくても、縁があり、運命に後押しされて愛を育み、お互いにかけがえのない相手になるカップルもいます」

 

アツヒデ「僕は、謙虚じゃないんですか?」

 

僕「人によって『ものさし』は異なるのです。イクヤスさんは、イクヤスさんの基準でパートナーを選んだ……それだけです」

 

アツヒデ「イクヤスを諦めたら……誰に望みをかけたらいいのでしょうか?」

 

僕「50代や60代で、新たなパートナーを得た人もいますよ。まだまだ諦める必要はありません」

 

アツヒデ「そうですね。逆に考えてみれば、50代でもイクヤスみたいなイケメンをゲットできるってことですよね? アプリを続けてみます」

 

僕「そうしてください。彼氏候補が決まったら、相性占いしますよ」

 

アツヒデ「わかりました。その際は、お願いします。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のパンセリノスオラクルカードです。

↑「真紅のキツネ」

古来より、キツネは知恵と賢さの象徴。

 

実際のキツネも賢く、環境への順応力が高い。だから、キツネの仲間は世界中に分布している。

 

あなたの知恵や知識も、十分に誇りを持っていいのです。自信を持ちましょう。 

迷ったら、心の声に従いましょう。

 

↓我が師である霊観占 大幸 峰ゆり子先生

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)

 

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