ゲイ占い師 豫 空潤です。
前回、同棲する日本人ゲイ男性Tommyが退院したと書きました。
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そのTommyが入院中、手術を待つ間、映画「僕と幽霊が家族になった件」を半分だけ観たと書きました。
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台湾のゲイ映画「僕と幽霊が家族になった件」を視聴。幽霊が出てきますが、ゲイ映画で、コメディ映画でもあります。声を出さないようにして笑って……(隣のベッドに患者さんがいるので)ましたが……。
(中略)
*台湾のゲイ映画「僕と幽霊が家族になった件」については、後半も視聴して、面白ければ、後日、記事に書きます。
Tommyの退院後、2人で最後まで観て、面白かったので、書きます。
「僕と幽霊が家族になった件」(2023年台湾)
監督と脚本:チャン・ウェイハオ
出演:シュー・グァンハン(ウー・ミンハン役) リン・ポーホン(マオマオ役) ワン・ジン(ズーチン役)他
あらすじ(ネタバレします)
舞台は現代の台湾。うだつの上がらない刑事ミンハンは、ゲイ嫌いの男。隣のデスクの太ったゲイ刑事を馬鹿にしつつ、捜査ではこき使っている。
ミンハンはゲイが集まるスポーツジムに行き、筋肉を見せつけ、ゲイっぽい男にウィンクして見せる。ウィンクされたゲイの男は、シャワールームでミンハンを誘う。
すかさず、ゲイの男を取り押さえ、ロッカーキーを奪うミンハン。そして、同行させた太ったゲイ刑事に男のロッカーを捜査させる。「ジムに集まるゲイが薬物を使っている」というタレコミからだ。
しかし、ゲイの男のロッカーからは何も出てこなかった。誤認拘束・違法捜査で警察が抗議されてしまい、ミンハンは上司から叱責を受ける。
何とか名誉挽回しないと……と考えたミンハンは、他の事件現場でゴミ拾いし、証拠を探す。そこで赤い封筒を拾う。
しかし、この赤い封筒はゴミではなかった。台湾の古い風習「冥婚」だったのだ。
「冥婚」とは、若く未婚で亡くなった人を哀れみ、配偶者を見つけ、結婚式を挙げてやるというもの。赤い封筒に故人の情報を入れ、道端に置いておき、拾った人を配偶者にする。(赤は、中華圏では、昔から婚姻の色)
ミンハンが拾った赤い封筒は、交通事故で死んだマオマオというゲイ男性の祖母が置いたものだった。(ご存じのように、台湾では数年前に同性婚が法制化された)
すぐに、ミンハンは、(見張っていた)マオマオの祖母らに囲まれ、「あなたがマオマオと結婚するのよ」と言われる。が、もちろん、ミンハンは冥婚を拒絶する。
「冥婚を受け入れれば、幸せになる。断れば、不幸に襲われる」と、マオマオの祖母らに忠告されるが、ゲイ嫌いのミンハンは拒む。死者との結婚も、ゲイとの結婚も、ミンハンにはあり得ないのだ。
だが、赤い封筒を捨てた直後から、ミンハンを不運と不幸が次々と襲い掛かる。
上司がミンハンの机上に置いた他者へのご祝儀の袋(同じく赤い封筒)を間違えて捨てて弁償せざるをえなかったり、偶然の事故で危うく串刺しになりそうになったり……。
怖くなったミンハンは、形だけ、冥婚を受け入れることにする。
大喜びのマオマオの祖母らに連れられ、結婚式を挙げさせられる。そこに乗り込んでくるマオマオの父親。父親は息子の冥婚に大反対なのだ。
結局、ミンハンは、マオマオのところに「嫁入り」することになり、マオマオがひとり暮らししていた家に住む。だが、ミンハンは、少しの間だけ冥婚の真似事をしたら、また元の生活に戻るつもりだった。
ミンハンが、ゲイとの冥婚への不満を独りで愚痴りながらシャワーを浴びていると、いきなりマオマオの幽霊が現れる。冥婚で夫婦になったミンハンだけに見えるのだ。
マオマオも、ミンハンを「好きなタイプじゃない」と言うが、ある目論見から、ミンハンに対して自分を夫と認めさせようとする。
しかし、ゲイ嫌いなミンハンは、そんな屈辱的なことは受け入れない。怒ったマオマオは、ミンハンを気絶させ、憑依する。そして、シャワールームから全裸のまま外出させ、公園で踊らせる。
(マオマオに憑依されてる)全裸のミンハンは警官に見つかり、追いかけられた時、マオマオはミンハンから離れる。我に返ったミンハンは絶叫して逃げ、その足で冥婚の式を仕切った道士の寺に行き、救いを求める。
道士は「憑依され続けたら、いずれ死んでしまう。それを防ぐにはマオマオを成仏させること。マオマオの心残りを聞き出し、願いをかなえれば、成仏し、お前は解放される」と説明する。
ミンハンは、マオマオの家に戻り、マオマオに従い、協力することを誓う。
マオマオには、2つ、心残りがあった。ひき逃げされて犯人がわからないままだということ、恋人だったゲイ男性ジアハオと突然(死んで)別れてしまったことだった。
マオマオは、刑事であるミンハンに、ひき逃げ犯の逮捕とジアハオの様子を見に行くことを頼む。
ミンハンは、マオマオがひき逃げされた際の監視カメラ映像を手に入れようとする。が、つい先日のことなのに、なぜか削除されていて……見ることができない。目撃者も死んでしまう……。
マオマオの元恋人ジアハオに至っては、すぐに別の男と同棲していた。無理やり、死んだマオマオのことを聞くと、「好きじゃなかった」「話を合わせていただけ」などと、信じられないことを言うジアハオ……。
ゲイ嫌いで、マオマオを迷惑な存在と考えていたミンハンだが、マオマオに同情し、なんとか犯人を見つけ出そうとする……。(ここまでが前半です。後半は書かないでおきます)
Tommy「冥婚って、知らなかった……。台湾で本当にある風習なんだね」
僕「東アジアに見られる風習だって。日本にも、あまり知られてないが、一部地域にはかつてあった……今は、やらないだろうが……」
Tommy「同性婚が法制化された台湾でも、ミンハンやマオマオの父親みたいに、ゲイに差別的な人は、男性を中心に、まだまだいるんだね」
僕「法律が変わっても、人の心はすぐには変わらないよ」
Tommy「でも、無理やりマオマオと冥婚させらたミンハンが、次第にマオマオと心を通わせていく……っていうのがいいね」
僕「それ以上は、後半のネタバレになるので……止めておこうね」
Tommy「この映画は、ゲイ映画でコメディ映画でもあるが、刑事アクション物でもある。幽霊が出てくるので、ファンタジーとして扱っているサイトもある」
僕「後半は、マオマオのひき逃げ犯などの捜査や証拠探しで、刑事ドラマの要素が強い。幽霊のマオマオも活躍するので、ファンタジーとも言える」
Tommy「でも、僕らゲイからすると、ゲイ嫌いの男が、無理やり、死んだゲイ男性と結婚させられ、ゲイの幽霊に協力する羽目になり……同情・共感し、心を通わせていくっていうのは、1番感動するところだね」
僕「そう。この映画から『死んだゲイとの冥婚』を取り除いたら、平凡な刑事物に過ぎない。映画にはならなかったと思う」
Tommy「マオマオが女性で、死んだ女性との冥婚であっても、そこまで面白くならなかった……」
僕「やっぱり、ゲイ嫌いな男が……ゲイと関わる羽目になり……変わっていくっていうのが大事なテーマだね」
Tommy「日本語吹き替えがないのと、『主人公のミンハンがイケメンか?』というのが、残念だったけど……」
僕「え? ミンハンは、正統派の男らしいイケメンでしょ?」
Tommy「マオマオの方がイケメンだよ」
僕「マオマオは中性的で、女性に受けがいいアイドルって感じ……」
Tommy「いや、マオマオの方が……」
僕「それはTommyの見方で……」
*僕たち2人の「好み」は、微妙に異なるのです。たぶん、世の中のゲイも、女性達も「ミンハン派」と「マオマオ派」に分かれることでしょう。
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「火水未済(かすいびせい)」
絵柄は、「鯉の滝登り(中国の故事)」です。
易タロット最後のカードですが、ゴールに達したわけではありません。
あなたは、今は「鯉」ですが、精進の末に「龍」になろうとしています。
未来は明るいのです。新しい「ステージ」が待っているのです。
今の努力を続けましょう。
「これでいい」と満足するには、まだ早すぎます。
↓我が師である霊観占 大幸 峰ゆり子先生




