ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

アンナさん(仮名・30代・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

アンナ「私、生まれた時は男性でした」

 

僕「今は、女性に見えます」

 

アンナ「ありがとうございます。しゃべらなければ、女性扱いされます」

 

僕「トランスジェンダー女性(男→女)なんですね?」

 

アンナ「女性ホルモンを毎月打ってます。豊胸手術もしてます。でも、下半身は手術してなく、戸籍も男性のままです」

 

僕「ご家族へのカミングアウトや、お仕事は(どちらの性別で)?」

 

アンナ「親兄弟には、10年ほど対面していません。いずれ打ち明けるつもりですが……」

 

僕「その10年ほどの間に性別移行してきたんですね?」

 

アンナ「(性別移行を)言えば、反対されたり、心配されたりするのはわかっているので、できれば、パートナーを得てから2人で(家族に)会いたいんです」

 

僕「確かに、ご家族は驚くでしょうが、パートナー同伴であれば、『受け入れて応援するしかない』となりますよね」

 

アンナ「仕事は、男性として就職した会社は辞めて、女性としてアルバイトしているんです」

 

僕「履歴書などを出さなければ、女性として働けますよね……」

 

アンナ「私みたいな人(トランスジェンダー女性)って、水商売が多いじゃないですか? でも、私はお酒弱いし、接客も苦手なんです。だから、水商売したことないんです」

 

僕「水商売は、向き不向きがありますよね? 今は昼職に就くトランスジェンダー女性が多いって言いますから」

 

アンナ「ただ、アルバイトだと、どうしても不安定で、収入が少ないので……。私は、できれば主婦になりたいんです」

 

僕「お相手は?」

 

アンナ「トモヒコさん(仮名)という40代男性と、2年ほどお付き合いしています」

 

僕「いいですね」

 

アンナ「でも。ダメなんです」

 

僕「結婚や同棲が期待できない?」

 

アンナ「私、トモヒコさんに話したんです。手術して、戸籍も女性になって……奥さんと呼ばれたいって……」

 

僕「トモヒコさんは、何て?」

 

アンナ「何て言ったと思います? 結婚するなら、子どもが欲しいって……」

 

僕「え?」

 

アンナ「ひどくないですか? 私、お料理だって、他の家事だって、その辺の主婦には負けないっていう自信があります。でも、逆立ちしたって、子どもは産めないじゃないですか?」

 

僕「トモヒコさんは、どういう意図で、そういうことを言うのでしょうか?」

 

アンナ「トモヒコさん、バツ1なんです。で、『再婚願望ないの?』って聞いたんです。もちろん、私との結婚をどう考えているかってことで……」

 

僕「そしたら……子どもが欲しいと?」

 

アンナ「トモヒコさんは『前の結婚は、子どもができる前に別れた。もし、再婚するとしたら、目的は子どもだな』って……」

 

僕「アンナさんと結婚する気はない……ということですね?」

 

アンナ「トモヒコさん、私の下半身の手術に『要らない。そのままでいい』って言うんです」

 

僕「トモヒコさんは、トラニーチェイサー(トランスジェンダー好き)なのでしょうか?」

 

アンナ「そこは、怖くて聞けませんが……。トモヒコさん、街で私に『女性だと思って声かけた』って言うので……トラニーチェイサーではないと思うんです……」

 

僕「……」

 

アンナ「トモヒコさんとは、別れた方がいいのでしょうか?」

 

僕「下半身手術に反対で、結婚する気がないというトモヒコさんは……もう愛せないですか?」

 

アンナ「トモヒコさんのことは、嫌いにはなれません。私を女性として愛してくれた唯一の男性ですから……」

 

僕「タロットカードのアドバイスカードを引いてみませんか?」

 

アンナ「お願いします」

 

僕「ここに、千一夜タロット78枚が裏返しに重ねてます。1枚ずつ裏を見せます。何か感じるカードがあれば、おっしゃってください。アンナさんへのアドバイスカードになります」

 

アンナ「わかりました」

 

僕「では、行きますよ……」

 

アンナ「そのカードで……」

 

僕「これですね? 表にしますよ」

 

↑「聖杯のエース」正位置。

人魚の女王が陸地にやってきます。恋愛が始まったのです。

 

僕「もう1枚、選んでください」

 

アンナ「では……それを……」

 

↑「ワンドの8」正位置。

裸の女性達が、無邪気に、子どものように水遊びしています。

余計なことは考えず、今を楽しみましょう。

その日その日を、素直に思うがままに暮らすことが、幸せなのです。

 

僕「トモヒコさんを好きなら、お付き合いを続けた方がいいです」

 

アンナ「でも、下半身手術に反対するトモヒコさんとだと……戸籍変更できず、結婚もありません」

 

僕「とりあえず、同棲を目指すのはどうでしょうか?」

 

アンナ「今、トモヒコさんのマンションで、週末同棲の状態なんです」

 

僕「もうひと息じゃないですか?」

 

アンナ「トモヒコさんは、完全同棲しようって言ってくれます」

 

僕「アンナさんが、同棲に応じない?」

 

アンナ「今の状態で完全同棲しちゃうと……ずるずるとそのまま行きそうで……」

 

僕「やはり、手術して、戸籍も女性になり、結婚したい?」

 

アンナ「同棲って、いつ終わるか、わからないじゃないですか? 私は添い遂げたいんです」

 

僕「同棲でも、事実婚でも、添い遂げているカップルはいます」

 

アンナ「……そうですが……」

 

僕「トモヒコさんの『結婚するとしたら、目的は子ども』っていう言葉……直接アンナさんに言ったのはどうかと思いますが……。男性の本音としては、よくあることです」

 

アンナ「……」

 

僕「でも、トモヒコさんは『結婚するとしたら』って言ったんですよね? 『そこまで結婚願望はない。アンナさんと同棲したい』ってことではないですか?」

 

アンナ「私……下半身と戸籍は男なんで……」

 

僕「トモヒコさんにとっては、アンナさんは女性。女性として愛してる。それじゃダメですか?」

 

アンナ「ほんとに、トモヒコさんは、私を女性として愛しているのでしょうか? 今はそうでも、後々、本物の女性がいいって言いだすんじゃないでしょうか?」

 

僕「ずっと先のことは誰にもわかりません。が、タロットカードは、トモヒコさんの愛は本物で、信じていいと言っています」

 

アンナ「わかりました。トモヒコさんを信じます。完全同棲することにします。折を見て、『手術しなくていいのね? 下半身と戸籍が男のままでもいいのね?』って確認してみます」

 

僕「トモヒコさんは、そのままのアンナさんを愛しています。『今のままでいい』って答えるはずです」

 

アンナ「わかりました。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました。お幸せに」

 

では、今日の易タロットです。

↑「地沢臨(ちたくりん)」

梅などの花が咲き、鳥が水面を泳いでいます。春が来たのです。

 

前回と同じカード……ということは、運気上昇が続いているということです。

 

春は、何もしなくても訪れます。

しかし、冬のうちに花芽を用意しなければ、春の花は咲きません。

 

あなたが準備したことが花開くのです。

「棚ボタ」ではないことを肝に銘じましょう。

 

↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)