ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

ヒデヒコさん(仮名・40代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ヒデヒコ「運勢全般を見て欲しいです」

 

僕「教えていただいた生年月日・生誕時刻・生誕地による西洋占星術では、バランスのとれたお人柄です。家庭環境も恵まれていましたが……浮き沈みが多い人生になります」

 

ヒデヒコ「浮き沈み……あり過ぎでした」

 

僕「そうなんですか?」

 

ヒデヒコ「僕が子どもの頃は、両親ともに元気で、両親が経営していた店も順調でした」

 

僕「裕福だったのですね」

 

ヒデヒコ「それが……僕が中学生の頃に、母が病気になり……入退院を繰り返すようになって……幼い弟もいたので……お店の従業員が家に寝泊まりして家事をしてくれたんです」

 

僕「それはそれは……」

 

ヒデヒコ「その従業員って、僕が生まれる前から働いている男性で、僕は可愛がってもらっていて、一時期、僕は父より、そのおじさんを慕っていたんです」

 

僕「自営業だと、そういう家族同然の従業員がいたりして……助かりますね」

 

ヒデヒコ「家事とかもあるし……弟は障害児なので……そのおじさんがいなかったら、あの時期は乗り切れなかったと思うんですが……」

 

僕「何か、あったのですか?」

 

ヒデヒコ「弟を風呂に入れるのは僕の役目だったんですが……。そのおじさんが入れてくれることになり……。僕は、風呂から上がった弟の体を拭いていたんです。そしたら……」

 

僕「何か?」

 

ヒデヒコ「弟が勃起しているんです」

 

僕「おじさんとお風呂に入った後に? 弟さんは当時は……?」

 

ヒデヒコ「弟は小学校入ったばかり……7歳ぐらいでしたが……毎日、そうなんです」

 

僕「弟さん自身は?」

 

ヒデヒコ「弟はケロッとしていて……たぶん、何もわかっていなかったです」

 

僕「まさか……そのおじさんが?」

 

ヒデヒコ「まさか……とは思ったんですが……気になって、まだ風呂に入っているおじさんに声かけてみたら……おじさんに手招きされて……」

 

僕「ヒデヒコさんも一緒に入ったんですか?」

 

ヒデヒコ「弟は何されたんだ? っていうのも知りたかったし……大好きなおじさんが変な事するはずないとも思っていたので……」

 

僕「一緒にお風呂に入って、ヒデヒコさんは、今で言う『性被害』を受けた?」

 

ヒデヒコ「当時、僕はまだ子どもで……知識もなかったし……あんまり覚えてないんですが……おしっこじゃないものが僕の体から出てきたのが衝撃でした」

 

僕「おじさんにされたんですね?」

 

ヒデヒコ「はい。その時が『精通』でした」

 

僕「そのことは、お父さんか誰か大人に言いましたか?」

 

ヒデヒコ「当時、僕が信頼している大人は、母と、そのおじさんで……父には反発していたので……誰にも言いませんでした」

 

僕「性被害を受けても、おじさんを信頼していた?」

 

ヒデヒコ「おじさんは、いつも、笑いながら触ってくるので……男同士の遊びのような感じに受け止めていました」

 

僕「いつも? 性被害が何度も繰り返されたんですね?」

 

ヒデヒコ「数十回はあったと思います」

 

僕「嫌だとか……恥ずかしいとか……思わなかったんですか?」

 

ヒデヒコ「恥ずかしいんですけど……好きなおじさんだったので……まあいいかという気持ちでした。あと……正直に言うと、快感は感じてました」

 

僕「おじさんに『やめて』とは言えなかった?」

 

ヒデヒコ「やめて欲しいという、強い意志はなかったです。ただ、おじさんのモノはグロテスクで……『しごいてくれ』というのは断りました」

 

僕「そこは……断ったんですね」

 

ヒデヒコ「僕は……おじさんのせいでゲイになったんだと思っています」

 

僕「子どもの頃や思春期にそういう体験をしても、異性愛者として成長する人も多いです。ゲイになったのは、生まれ持った素質が大きいと、私は思います」

 

ヒデヒコ「おじさんのせいではないんですね?」

 

僕「ただ……望まない性行為というのは、まぎれもなく『性被害』です」

 

ヒデヒコ「あの頃は、被害者という意識なかったです。今は、おじさんと同じゲイになって……おじさんが中2の僕に性欲をぶつけてきたことが、理解できるような……おぞましいような……複雑な感情です」

 

僕「理解できる点もあるのですか?」

 

ヒデヒコ「おじさんは、父と同じ年なんですが、まるで殿様と家来のように、父に服従してました。ずっと未婚で、普段から店の近所に住んでいて、朝から深夜まで、土日も休みなく働いてました」

 

僕「おじさんには、プライベートな楽しみは、なかったのでしょうか?」

 

ヒデヒコ「おじさんは、休みの日、僕とトランプや花札で遊んでくれました。トランプなどできない弟にも、抱っこしたり、膝に乗せたりして、あやしていました」

 

僕「家族同然だったのですね?」

 

ヒデヒコ「おじさんは、ゲイだったとして……相手を探す時間は無かったろうと思います。身近にいる僕と弟しか(相手は)いなかったんです」

 

僕「そこが、理解出来る反面、おぞましい……と?」

 

ヒデヒコ「同じゲイとしては同情しますが……中学生に手を出すのは……さすがにアウトだと、今は思います」

 

僕「その後、そのおじさんは?」

 

ヒデヒコ「僕が高校生の頃、おじさんは交通事故を起こし、車いすになったんです」

 

僕「それはそれは……」

 

ヒデヒコ「そんな大けがを負って、おじさんは大変だったのに……父は、仕事用の車が廃車になったとか、入院費を肩代わりしたとか……文句ばかり言ってました」

 

僕「……家族同然に尽くしてくれた従業員に……冷たいんですね?」

 

ヒデヒコ「そうなんです。結局、おじさんは退院後、働けなくて……施設に入ったんです」

 

僕「当時のおじさんは40代ぐらい?」

 

ヒデヒコ「50歳過ぎでしたね。誰も面会に行かないので、僕が何度か面会に行きました」

 

僕「どうでしたか?」

 

ヒデヒコ「痩せこけて……髪は真っ白で……老人に見えました」

 

僕「そうなんですね」

 

ヒデヒコ「あんまり不憫なんで……おじさんに『(昔みたいに)一緒に風呂入ろう』って提案したんですが……」

 

僕「おじさんは遠慮した?」

 

ヒデヒコ「施設の風呂は、部外者は入れないし、入浴は2日に1回で、時間も決まっているんで、ダメでした」

 

僕「おじさんと入浴できたとしても……性行為するつもりではなかったですよね?」

 

ヒデヒコ「僕は当時高2で、ゲイだと自覚してました。性行為まではできませんけど……体洗ってあげたら喜ぶかと、思ってました」

 

僕「そのおじさんは……今は?」

 

ヒデヒコ「おじさんは……僕が高3の時に、亡くなりました」

 

僕「ご病気で?」

 

ヒデヒコ「事故です。施設のベランダから転落して……」

 

僕「そうなんですか?」

 

ヒデヒコ「夜中に、1人でべランダに出て、車いすから立ち上がって手すりから身を乗り出して……って説明を受けました」

 

僕「なぜ、夜中にベランダに?」

 

ヒデヒコ「タバコを吸っていたと聞きました。あと、おじさんは星が好きで、僕にも星座とか教えてくれてたから……」

 

僕「眠れなくて、星を見ていた?」

 

ヒデヒコ「僕は、密かに、自殺だったんじゃないかと思ってます」

 

僕「何か(根拠が)あるんですか?」

 

ヒデヒコ「あの頃、ゲイとして生きて、結婚もせず、たぶん、まともな恋愛もできず、ただひたすら父に尽くし……性欲の発散相手は、父の息子、つまり僕だけで……惨めな人生だったですよね?」

 

僕「おじさんは、ヒデヒコさんのお父様のご友人? 恋愛感情を持っていたのでしょうか?」

 

ヒデヒコ「告白してたとしても、父は受け入れないですね。父は同性愛が大嫌いでしたから。そのくせ、父はおじさんをうまく利用していたのかも……」

 

僕「それでも、おじさんはお父様に尽くしていた?」

 

ヒデヒコ「僕や弟に手を出したのは、父へのせめての腹いせだったのでしょうか?」

 

僕「そういう背景があっても、許されることではありません」

 

ヒデヒコ「ですよね? ただ……おじさんは不憫だったなと、年取るにつれ、思います」

 

僕「今は時代が違いますから。片思いのノンケ(異性愛)男性に尽くして、恋もしないなんて……(ないですよ)」

 

ヒデヒコ「父は9年前に亡くなりました。でも……僕の人生は変わりません。おじさんを利用しつくした父の責任をとらされているのでしょうか?」

 

僕「なぜ、そのように考えるのですか?」

 

ヒデヒコ「僕も……一生田舎で……寂しいゲイ人生で終わってしまいそうだからです」

 

僕「親子などの血縁関係は否定しきれませんが、ヒデヒコさんの人生はヒデヒコさんのものです。おじさんもお父様も既に亡くなっているのですから……」

 

ヒデヒコ「そうですね……。自分のことを考えていくしかないですね」

 

(後編に続く)

 

さて、今日のパンセリノス・オラクルカードです。

↑「翡翠のペンギン」

ご存知のように、ペンギンは魚のように俊敏に泳ぎ、水中で逃げる魚を追いかけて捕まえる鳥。

 

しかし、陸上では無力です。飛べず、速く走れず、天敵を追い払う強力な武器もない。

 

そんなペンギンが、陸上で、抱卵・子育てする際に用いるのが「集団の力」。

時に1000羽を超えるコロニーをつくり、「集団の力」でカモメなどの敵をいち早く見つけ、一斉に鳴いて威嚇し、追い払うのです。

 

あなたも、「集団の力」を利用しましょう。得意でないことは、人を頼っていいのです。それは、恥ずかしいことではなく、「お互い様」なのです。

 

↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。 

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)